失敗しながらも「現実」をゼロから発想するのが面白い 磯 これから作っていくものを考えると、やっぱり「面白い」を目標にしつづけたいというところが大きいですよね。SFというジャンル自体「未来予測を入れるのがSFの目的だ」と考える時期があったのではないかと思うんです。 私個人はSFを「サイエンスフェチ」ではないかと思っているんですが(笑)、SF的要素が分からない人が見ても面白いかどうかを考えつづけていました。 エンターテインメントというジャンルである限り「面白い」ものを求めること、それはソフトウェアだろうがアニメだろうが小説だろうが同じですよね。それをつねに感じ取れる状態でありたいと思っています。 井 いいですね! やっぱりいい……。ぼくは、たとえば時代から逆算して、電脳コイルの時代に「電脳メガネ」が実現していればいいと思うんです。コアなところはやっぱり「世界がこんな風に見えているといいな」に純