『New スーパーマリオブラザーズ Wii』や『ファイナルファンタジー13』の大ヒットでにわかに活気づく国内ゲーム市場。ゲーム不況が叫ばれる中、このニュースはゲームがまだまだ元気だという印象を世に与えた。 しかし実際のところ、ゲーム業界は笑ってはいられない状況だという。売り場の実情を知る某量販店Aの関係者X氏は、「ブランド力があり、大量に広告を打てる一部のメーカーのタイトル以外は壊滅的な売り上げです」と語る。近年、売れるタイトルと売れないタイトルの二極分化が、以前にもまして進行しているというのだ。 「大ヒットと言えない中小規模のゲームも、店頭に出せばちゃんと売れていきます。ただ量販店という性格上、ある程度まとまった数を見込めるタイトルでない限り、どうしても入荷本数は絞らざるを得ません」という小売店の事情もあり、メジャー・タイトル以外はそもそも市場に並ぶ機会すら与えられない、というのが現実の