兵庫県南あわじ市は7日、同市の会社員女性(当時50歳)が3月、市内のマンションから転落死した事故の際、女性の知人で一緒にいた清掃・衛生センター所長(58)を停職6か月の懲戒処分にした。 市などによると、3月9日夜、当時農業振興部長だった所長は、知人女性と一緒に、同市内のマンション3階のベランダから、約4メートル下の2階ベランダに転落。女性は頭を強く打って死亡し、所長は腰や太ももを骨折する重傷を負った。市は「私的なこととはいえ、道義的責任は大きく、信用失墜行為に当たる」と判断した。所長は「女性に対して申し訳ないことをした」と話しているという。 中田勝久市長は「誠に遺憾。より一層の綱紀粛正と公私にわたる倫理教育の徹底を図りたい」とのコメントを出した。