今月8~12日に予定されていた超党派の日朝国交正常化推進議員連盟メンバーの北朝鮮訪問が「延期」された。訪朝計画はどのように持ち上がり、今後、いかに北にアプローチしていくのかー。同議連会長の衛藤征士郎衆院副議長=自民党出身=が筆者のインタビューに応じ、日朝国交正常化や拉致問題解決に向けての決意などを示した。衛藤氏の発言要旨は以下の通り。まずサッカー外交推進議連での訪朝浮上 なぜ、この時期に私たちの議連が動いたのか。11月15日にサッカーワールドカップ(W杯)3次予選の日朝戦が平壌で行われた。当初、私が会長を務める超党派のサッカー外交推進議連メンバーで、日本側のサポーターとして平壌を訪れようと北朝鮮側と調整していたが、結局とりやめた。 9月のW杯3次予選の対日本戦で北朝鮮から19人の選手、6人の役員らが来日した際に日本政府は非常に厳しい監視態勢を敷き、過剰に対応した。北朝鮮の選手たちは宿舎から