ウクライナ・チェルノブイリ原発の原子炉建屋を覆うために建設が進められている新シェルター。(2015年5月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANATOLII STEPANOV 【10月11日 AFP】チェルノブイリ(Chernobyl)原発事故から30年近くが過ぎたウクライナの立ち入り禁止区域内では、シカ、イノシシ、オオカミなどの動物が多数生息しているとの調査結果が、5日付の米科学誌カレント・バイオロジー(Current Biology)に掲載された。 調査によると、1986年4月に事故が起きた原発の周辺4200平方キロの区域内には、付近の汚染されていない自然保護区と比べて、少なくとも同数のこれらの動物が生息していた。過去の調査では動物の個体数が急減するなど、事故で放出された放射線が及ぼした多大な影響が明らかになっていた。 調査チームはヘリコプターで空から区域内を観察。付近の自然保護区の7
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