「朝、起き抜けの口の中の雑菌の数はうんこ一本分」 という話を聞いて当時大学生だった私は、口腔内の雑菌の多さに驚愕。この事実を広めんとすぐさまサークルのラウンジに向かった。そしてその場にいた同期の男子2人に 「ねえねえ! 朝起きたとき口の中の雑菌の数ってうんこ一本分なんだって!!!」 私としては当然「マジで!?きたねー!」的なリアクションを期待していたのだが返ってきた答えは 「うんこって意外と汚くないんだねー」 !!!!! 逆転の発想!!!!! もう1人も「うんうん」とか言ってるし! 駄洒落かよ!!! …しかし突っ込みも知らない純真な女子大生だった私は「…わ、私が間違ってたのかな…」とその後数週間に渡って悩み続けた。そして思ったのだった。「やっぱうんこは汚い」と。
「遅れてごめんねー」と買い物袋一杯下げて笑顔で駆け寄る妻と娘に 「遅いんだよ!!」と一喝して背中を向けて歩いてく父親を見たんだ すごいよなあ 笑顔ってシュッて縮むんだぜ 満面であればあるほどシュッて縮む シュッてものすごくものすごく悲しい顔に縮んだ後 俯いて父親の後を黙って付いていく娘を見たんだ ホントねえ ただ人と待ち合わせとかしてただけなのに どうして少女の絶望見せられて絶望させられてるの? 全国の父親どもは ホントそーゆーのやめてあげてください 妻と子と あとナトリが被弾して物凄く悲しむから 特にナトリは戦争とかそんなんじゃなくて こういう事で人類に絶望しちゃうタイプだから 気をつけてね
弟なり妹なりが産まれる前後の兄なり姉なりは、どうにも以前ほど自分だけに注目してくれなくなった両親の気を引かずにおれないらしい。しかしその阻害感こそが旅立ちのチャンス。母なる海父なる山を一旦離れて世界の大きさを知れ!そして帰ってきて父母の本当の奥深さと相対して自分を大きくしろ!というようなわけで、今日住宅地ですれ違った親子連れの子どもがふにゃふにゃしていて興味深かった。買いものかなにかで出かけている途中であろうか。 「おとうさんバイバイ」 「おかあさんバイバイ」 「おかあさんのおなかのあかちゃんバイバイ」 そうだよなー家族と決別するときは律儀に全員ぶんバイバイしないとね。あかちゃんにもね。とか思ったけど、その五秒後くらいには少年はかあちゃんに抱きついていた。短い旅だったな。まだ本当の旅立ちの時期ではないよな。
7月の終わり。降り続いた雨がようやく止み、雲間から太陽が見え始めていた日、足早に橋の上を通り過ぎようとしていた俺は火野正平とすれ違った。 彼に妙な違和感を感じて振り返りまじまじとその姿を凝視すると、彼は水を吸ってぶくぶくと膨れ上がっており、インクが染み込んだような紫色の肌をしていた。俺がすれ違ったのは火野正平の水死体であったのだ。 それから林真理子の水死体、観月ありさの水死体、田村正和の水死体が俺の横をてくてくと通り過ぎたあたりで、俺はようやく知らぬ間に世界が水没してしまったことに気づき「やばいな」と呟いた。呟いたときに漏れたゴボッという音と空へ上っていく気泡に恐慌状態をひきおこした俺は、呆然と気泡を目で追い続けて危うく太陽に目を焼かれるところだった。 急ぎ足で家に戻ると、案の定、室内は天井まで水につかっており、ありとあらゆるものが台無しになっていた。もちろんPCもだ。これがしばらく日記を
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