過激な性表現を含む漫画やアニメの販売を規制する「東京都青少年健全育成条例」をめぐる論議は、2011年4月10日に投開票が行われる東京都知事選の行方にも影響を与える可能性がある。2月18日までに出馬を表明している候補予定者からも都条例に関する発言が出ているが、その姿勢は対照的だ。前参議院議員の小池晃氏が「廃止する」とツイッターで発言した一方、ワタミ前会長の渡邉美樹氏は条例に賛成の立場を明確にした。 共産党政策委員長を務める小池氏は2月9日、東京都知事選への出馬を正式に表明した。日本共産党と「革新都政をつくる会」の推薦を受け、無所属で立候補する。小池氏の都知事選出馬表明をうけ、ツイッターではユーザーから小池氏へ質問が寄せられた。 「質問ですが、オタク、セクシャルマイノリティを否定する様な青少年育成条例も都知事が変われば変わったりするのですか」 この質問に対し、小池氏は「廃止します」と明言。同条