男樹語彙の基礎知識 もとはといえば、銀輪さんがお寄せ下さった「ちんちん焼き」なる商品の写真が始まりだった。 「そういえば、何故にアレのことを『ちんちん』と呼ぶのだろう?」 ふと疑問に思った私は早速、愛用の「日本国語大辞典」(小学館)に当たってみた。これは現職時代に買った物で、語源や派生について詳しく述べられており、用例なども豊富。何故か引退してからの方が役に立っている、なかなか「使える」ブツである。 結果、その語源についてはなんら触れられていなかったが、その言葉が様々な意味を示し、なおかつ膨大な派生語を産んでいることに腰を抜かした。なもんで、一人の胸に秘めておくのはいかにも勿体ないのでここに(あくまで学術風味で)整理してみる次第である。 【注】:方言の場合は()内に地域を記した。 <>内は用例及びその出典。”#”以下の青字は個人的ツッコミ。 動物 ・小鳥の総称(静岡県) →「ちんちんめ」(