タグ

ブックマーク / derorinman.hatenadiary.org (15)

  • オタクのグルメ - 愚仮面

    「モノをべる時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ 独りで静かで 豊かで…」 (井の頭五郎 久住昌之・谷口ジロー「孤独のグルメ」) 「オタクファッション」というものが語られることは良くありますが、「オタク」というものが語られることは見かけません。 それはオタクべ物の関わりが薄いというイメージによるものだと思いますが、オタクも意外とい物の話にはうるさいと思います。 そして、オタクのことを考える上では、意外にというのは面白いテーマだと思います。 服装ほどにはとやかく言われないオタク生活。 一つには、事の場面が外見と違ってパッと見てもわからん、という理由があるでしょう。その他の特徴に比べてそれほど目につかないので、意識すらできないわけです。 たとえ意識されても「オタク=偏家で生活が超貧弱」というイメージで語られがちです。 例えばウィ

    オタクのグルメ - 愚仮面
    nisoku2
    nisoku2 2007/03/04
    こういう指摘はオタクを幸せにしない。「グルメなオタク」と「食にも気を使わないオタク」という新たなヒエラルキーを発生させるだけ。
  • アンパンマンができるまで その3 - 愚仮面

    余はここに 漫画集出版を 全ビール国民に対して 布告する ビール国王 ボクはあこがれるなあ 王者の風格に 高貴純潔慈愛のまなざし ゆっくりと微笑して 心は四月の太陽のようにあたたかい ああ王さま ボクも あなたの国へ行き あふれる涙は正義のため マンガかくのはお金のためじゃない みんなをニッコリ笑わせる あなたの政策に協力したいのです (やなせたかし 「アンパンマンの遺書」) 1973年。それは、やなせ先生のターニング・ポイントの年でした。 詩集を出したサンリオ社がどんどんと大きくなり、やなせ先生の詩のも順調に売れていました。 そこで社長に詩の雑誌を作ることを持ちかけたやなせ先生。 季刊誌の薄いものでいい、編集費は無料で自分の独力でやるから、と頼み込んだところ、二つ返事で了承されて、「詩とメルヘン」が創刊とあいなりました。 これが良く売れたので、すぐに月刊誌へと移行。「『詩とメルヘン』の

    アンパンマンができるまで その3 - 愚仮面
  • アンパンマンができるまで その2 - 愚仮面

    アンパンマンのテーマソングは「なんのために生まれて、なんのために生きるのか」というのですが、実はぼくはずいぶん長い間、自分がなんのために生まれたのかよくわからなくて、闇夜の迷路をさまよっていました。 (やなせたかし 「やなせたかしの世界」) 同僚の小松記者と思いが通じ合ったやなせ先生。 しかし小松記者は、元上司の社会党代議士の秘書になって欲しいと頼まれ、上京してしまいました。 そして先生自身も、南海大地震の際に地震に気づかず寝てたらスクープを逃した、という事件で、自分はジャーナリストの世界には向いてないと思い、東京に出て新宿三越の宣伝部に入社します。アパート大家の三歳の子供と相部屋ながら、奥様との同棲生活が始まりました。 思えばあの頃はまだ若かった。若さのほかにはなにもなかったけれど。 (やなせたかし 「アンパンマンの遺書」) そこで先生は、三越の包装紙のレタリングなどをしたり、三越劇場の

    アンパンマンができるまで その2 - 愚仮面
  • アンパンマンができるまで その1 - 愚仮面

    なんのために生まれて 何をして生きるのか これはアンパンマンのテーマソングであり、ぼくの人生のテーマソングである。 (やなせたかし 「アンパンマンの遺書」) 意外にやなせたかし先生の黒っぷりを知らない人が多いようなので、先生についての話でも書こうと思います。 やなせ先生の出身地は高知県は香北町の朴ノ木。今の香美市にあります。 先生の家庭環境は中々複雑です。 父は朝日新聞の特派記者で、先生が物心つくかつかぬかという頃に一人中国で客死。 体の弱い弟は親戚の伯父の元に養子として引き取られ、幼い頃は未亡人の母と父方の祖母との三人暮らし。 小さい頃から「弟さんはお母さん似でハンサムで快活なのに、お兄さんはお父さん似でおとなしいけど器量が悪いのね」と何度となく言われ、長じてからも弟はイケメンで柔道二段のスポーツマンで性格も良く、京都帝国大学に進学するほどの出来のよさ。一方自分は不器量で暗くてシャイでコ

    アンパンマンができるまで その1 - 愚仮面
  • アニメ会ライブの外野話と思い出ぼろぼろ - 愚仮面

    さて、ようやっとライブのレポも書き終わりました。 書きあがりが遅くなってしまい申し訳ない。誰に申し訳ないのかようわかりませんが。心の中の何かに対してです。 今日はアニメ会ライブに行くまでの話でも。 実は今回、アニメ会のお手伝いさんという方にわざわざお招きいただきまして。 正直、それまでは「今回は行けるかなあ」という感じだったのですが、メールもらってウヒョー誘ってもらっちゃったーいと浮かれ、折角招いてもらったんだし行くしかねえ!と思い直しました。 しかし行くと返事をした後で、「他人がなんもなしに自分みたいなのを招いてくれるはずがない」つうようなネガティブで人間不信な思考にとらわれてしまいました。うん、疲れてたんです。 「もしかしてこれは俺をおびき出す作戦で、普段からレポ書いてるのを、ネタバレやめろとか言われてシメられるんじゃなかろうか。芸能界はおっかねえ」 とか、普通に考えてそんな手の込んだ

    アニメ会ライブの外野話と思い出ぼろぼろ - 愚仮面
  • アニメ会・カミングアウトトークライブ『桜蘭高校アニメ部』レポ〜その2:赤松健と熟女とか編 - 愚仮面

    前回までのあらすじ・いよいよ赤松健がアニメ会のライブにでてくるよ 国井「それでは赤松健先生ですどうぞ!」 会場『ネ・ギ・ま!ネ・ギ・ま!ネ・ギ・ま!ネ・ギ・ま!ネ・ギ・ま!ネ・ギ・ま!』 ネギまコールに少々気圧されながら赤松健御大の御登場。 三平「でもアニメ会はご存知無いですよね」 赤松「いえ、ちゃんと予習してきましたよ。ウェブラジオもちゃんと聞きましたよ」 アニメ会『えー!』 赤松「で、あーなるほどと。(三平さんを見て)あの、プロフィール見たら大川興行の方なんですよね?大川興行好きなんですよ」 三平「俺初めて大川興行入って得したと思った」 タツオ「何年入ってんの!?」 国井「僕らは予習も復習も無く赤松先生の作品にいつもお世話になってますからね」 タツオ「娘さんを僕にください!パクティオーを!」 赤松「一応まだみんな中学生ですから」 タツオ「そうですね、後3*1年ですね。法的には」 赤松「

    アニメ会・カミングアウトトークライブ『桜蘭高校アニメ部』レポ〜その2:赤松健と熟女とか編 - 愚仮面
  • デトロイト・オサレ・シティ - 愚仮面

    一応前回と前々回からの続きの最後のやつを書いているのですが、それより気になった記事があったのです。 漫画テレビアニメ「NANA」の喫煙描写に対する抗議文と要請 これはどうやらDQN御用達のオサレアニメ「NANA」の作品内での喫煙描写に対する抗議文なのですが、要約しますと 「ファッキン!!インポ野郎!なんなんだよこのアニメはワァッツ!?オサレなセックルand妊娠もマンネリ、喫煙描写も中途半端!あんなんじゃ濡れねえんだよ!」 ということなのです。詳しくはURL先を参照してください。 僕も確かにNANAは面白いと思うのですが、あれを見て良いのは、「うえのはるきのほめぱげ」と同じようなものとして楽しめるくらいの精神的に落ち着いた人だと思うのです。 東京を良く知らん中学生とかがNANAとかを見て「カッコイイー、私も背伸びしてタバコ吸っちゃおうかしら」などという安直なレディコミ脳に犯されるのは見るに

    デトロイト・オサレ・シティ - 愚仮面
  • がんばって萌えまっしょい!レポ - 愚仮面

    今回もまたアニメ会のイベントに行ってきました。いい加減遅いとは思うのですが一応レポ。 最初はまあメカビやにじいきの紹介から、最近の近況報告に入って、比嘉さんがHDDレコーダーを四社めのカードで買い、タツオさんの母親がゲームのしすぎでテレビが火を吹いて燃えたから見れない!という話に。 タツオ「テレビって燃えるんだよ」 比嘉「ちなみにどっちの『もえ』ですか?」 三平「草冠だったらこれ幸いだよ!」 タツオ「母親に萌えるって『恋風』以上じゃねーか!何風だよ!」 それでまたUHF局を見れる人・見れない人という話から、テレ東の「いぬかみっ!」骨送りつけ事件に発展し、国井さんが犯人ではないかという容疑が起こったという話題に。 タツオ「実際にこの会場の中で骨送ったって人います?」 国井「ホントにいたらどうすんだよ!」 三平「じゃあちょっと目つぶってもらいましょう」 タツオ「先生誰にも言わないぞ!」 三平「

    がんばって萌えまっしょい!レポ - 愚仮面
    nisoku2
    nisoku2 2006/06/08
    アニメ会の妄想芸。
  • 誰に言ったの「オタク is Dead」 - 愚仮面

    大月  「おたくって結局、高度経済成長の「豊かさ」がなきゃ成り立たなかった意識のありようだと思うんですよ。岡田(斗司夫)とか唐沢俊一なんかはある意味典型です。親は大金持ちだし、子供部屋が何十畳っていう、こんなの普通ねえだろうっていう環境で、親がカネとヒマとを惜しみなく投入したからああいうヘンなもんが出てきた。だからといって、あれを目指しちゃいけない。たまたまああなってるわけなんだから。ただ、彼らは間違いなくある種のカルチャーエリートではあったわけですよ。”おたく”ってのはだからプライドもあったし、エリート同士の付き合い方もあったんだけど、それが今は商品化されて薄く広がっちゃったでしょ。つまり、大衆化したおたくにかつてのカルチャーエリートとしてのおたくが呑み込まれつつあるんですよ。」 (大月隆寛  「教えてください富野です」) 先週同人誌ナイトのイベントの帰り、ロフトプラスワンの人たちがその

    誰に言ったの「オタク is Dead」 - 愚仮面
  • 20世紀末のオタクたちは何を理想していたか - 愚仮面

    こないだ新宿よったときに紀伊国屋で「TALKING LOFT3世〈VOL.2〉」というを買ったんですよ。これはロフトプラスワンでのイベントの内容を書籍化したものなのですが、時代が99年頃と微妙な古さです。20世紀ですよ。 内容も「ねこぢる追悼」とか「だめ連vs宮台真司」とかで「あー、ホント微妙に懐かしいなあ」という気持ちにさせられます。 で、これの中で「コミックマーケットから見えた現在」と題して、東浩紀先生や伊藤剛さんがコミケ準備会の人と色々コミケやそれにとりまくオタク関連の状況について語っておりまして、飛び入りで竹熊健太郎先生も発言してたりして、中々豪華な面子となってます。 内容としてざーっと見ると「オタクは自立すべきだ」「オタクは積極的に情報を発信していくべきだ」「21世紀は間違いなくオタクの世紀になる」とか愉快なことが書いてあるんですが、8年前と現在で語られていることの違いみたいな

    20世紀末のオタクたちは何を理想していたか - 愚仮面
    nisoku2
    nisoku2 2006/05/27
    準備会とのトラブルに関してはこの辺で→オタクから遠く離れてリターンズ (対談:東浩紀×伊藤剛)http://www.t3.rim.or.jp/~goito/otato-R0.html
  • モテモテばいきんまん - 愚仮面

    それいけ!アンパンマン くろゆき姫とモテモテばいきんまん [DVD] 出版社/メーカー: バップ発売日: 2005/12/07メディア: DVD クリック: 138回この商品を含むブログ (4件) を見る いつもドキンちゃんに振り回されているばいきんまんの前に、黒い服を身につけたかわいい女の子が現われた。彼女は雲の中のくろゆき城に住むくろゆき姫。"黒"が大好きで、ばいきんまんの事も好きになってしまう。 (http://www.walkerplus.com/tokyo/latestmovie/mo3558.htmlより) ……('A`) 「ばいきんまん」と「モテモテ」は字義的に矛盾しているというか、「殺し屋1」と「癒し系」くらい似合わない言葉だと思います。ばいきんまんと言えば、幼児達が最も慣れ親しんでいるであろうキ喪メンです。人々から常にキモがられ、心を寄せるツンデレ少女のドキンちゃんはイケ

    モテモテばいきんまん - 愚仮面
  • 腐女子思想大系の著者を擁護する - 愚仮面

    私は、オタク女子研究の内容や、ネットの様々な書評などなどから、作者の杉浦由美子氏は擁護されるべきであると判断した。 なぜそのような結論にたどり着いたのか。 まず、私はこのを読んでいる最中、数多い突っ込みどころのなか、次のような文章に出くわした。 男性向けの官能小説は、「教師」「人」「女医」といった現実の街の中にいくらでもいる職業の女性をテーマにしています。それは「自分でも体験できそうなセックス」「身近な題材でリアリティのあるエロス」が求められているから。 (「オタク女子研究 腐女子思想大系」 杉浦由美子 原書房) 志村ーっ!ゲドマガゲドマガーっ!! リアルかーっ!ゲドマガがリアルかーっ! ※参考リンク http://www.microgroup.co.jp/novel/2d/ そう心の中で叫んだ瞬間、脳内なるほどくんが「発想を逆転させるんだ」と言ってきた。 そうだ、おれはリスペクト精神

    腐女子思想大系の著者を擁護する - 愚仮面
    nisoku2
    nisoku2 2006/04/09
    オタ的にはふたなりは女性ベースにブツが付随したものなので、ふたなりかつ腐女子というの可能だと思う。
  • オタク女子研究の感想と、これ以降の腐女子本の傾向と対策 - 愚仮面

    感想 ということでようやっと読みましたよ腐女子オタク女子研究 腐女子思想大系 作者: 杉浦由美子出版社/メーカー: 原書房発売日: 2006/03/16メディア: 単行購入: 11人 クリック: 945回この商品を含むブログ (171件) を見るなんというか、分かりにくいだった…というか未だによく分からんだなあと。 平易な言葉で書いてあるですし、内容自体に高度なものがあるわけでもないなんですわ。でも構成が悪いのかなんなのか、読み終わった後で、作者が一番言いたかった事がなんなのか、よくわからないですね。いや、僕の読解力が悪いせいかも知れませんが。('A`) 非モテ的性質を持つ人間がやおい好きの腐女子になって、やおいには鬼畜成分を昇華するという機能がありますよってあたりが主張の骨子ってことでいいのかな?それでも電波男の焼き直しにしかみえませんが… ううん、なんだかなあ。 まあ、

    オタク女子研究の感想と、これ以降の腐女子本の傾向と対策 - 愚仮面
  • 「失恋論」イベントレポ 〜副題:乙女少年祭り1.5〜(1) - 愚仮面

    ということで昨日は失恋論のイベントいってきましたよ。 しかし「恋愛は論理的に不可能」という話をした次の日に失恋の話を聞きにいくというのも、なんだかなあ。 切通理作さんのはあんまり読んだことがなかったのですが…今回見る限りでは、なんか、乙女回路内臓の喪男…なのか鯛男なのか…まあ愉快な人でしたよ。当日の物販で買ったんで、まだは読んでませんが。 ただ、田さんはゲストの筈なのに、また司会役というかツッコミ役を担っておりました。同人誌ナイトの時とおんなじやんと。 やっぱり田さんは、結構他人の話に対する反射神経が良いというか、あまり話しの間を作らないように出来るので、アニメ会みたいなトークのプロの人とでも一緒じゃない限り、司会役のが向いてるんですかね。 もう一人の映画監督のゲストについては…なんか僕の中学時代の教師に似ててなんだかなあという気分になりました。どうでもいい話でスイマセン。(;´Д

    「失恋論」イベントレポ 〜副題:乙女少年祭り1.5〜(1) - 愚仮面
  • 富野御大のコーヒーブレイク - 愚仮面

    さて書くもん書いたらアクセス数がガクっとさがったわけですが('A`) いやまあいつものことっちゃいつものことなわけですが、文章アップしてから1時間くらいで一気に人がいなくなりました(;´Д`) 内容がキモかったのか、長文がウザかったのか、はたまたどっちもだったのか…(;´Д`)トホホ いや、いいんだ、オラ自分に正直に書いただ。書いてるうちに頭混乱した部分はあるけど。('A`) それはそうと、Zがいよいよ完結したっつうことで久々に富野監督の文章とかを見回ってたのですが、サワダスペシャルさんとこの禿様特集でも結構リンク切れちゃってるのがあってもったいないなーと。特に「富野由悠季のコーヒーブレイク」というのが…*1web archiveなら見られるのかな? なんか見れたり見れなかったりなようなので、人がいない今のうちに保存もかねてちょいと転載。チキンなんでクレームついたらすぐ消します。 今回は「

    富野御大のコーヒーブレイク - 愚仮面
    nisoku2
    nisoku2 2006/03/19
    富野監督の恋愛観。
  • 1