イタリアにあるステランティスのセベル工場。イタリア政府とステランティスは、年70万台レベルまで低下した国内での自動車生産台数を100万台まで引き上げることで合意していたが……(写真:ロイター/アフロ) (土田 陽介:三菱UFJリサーチ&コンサルティング・副主任研究員) 2023年12月、中国が推進してきた「一帯一路」構想からイタリアが離脱したことは、日本でも大いに話題になった。当初イタリアは、一帯一路に参加することで中国からの投融資が増加することを見込んでいたが、結局は当てが外れた。メリットがないなら参加し続けても意味がないという判断から、イタリアはこの構想から離脱した。 【関連記事】 ◎一帯一路からの離脱を検討し始めたイタリア、その離脱をどう読み解くべきか?(JBpress) そのイタリアが、中国企業の誘致に躍起となっているというパズルがある。具体的には、イタリア政府は世界最大の電気自動
![「一帯一路」から離脱したはずのイタリアが中国企業の誘致に積極的な理由、EUにもはびこる「上有政策、下有対策」 | JBpress (ジェイビープレス)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e5bcad56894abf24b15bed3c61595a9d8daf73c3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjbpress.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2Fc%2F1200mw%2Fimg_0c93538663845097244d7f0a2a78b2304982401.jpg)