デジマの「コミック・ガンボ」(2)〜「ガンボ」は“ごった煮”の“腕白者” (聞き手:小林 佳代) ■「コミック・ガンボ」はどんなコンセプトでつくり上げたのですか。 甲斐 絶対条件として「エロがない」ことを掲げています。街中で、無料で配るものですから、誰の手元に届くか分かりません。言ってみれば、テレビと同じですので、ここは非常に気を使っています。 デジマの甲斐 昭彦社長 コンセプトには「興奮」「発見」「納得」の3つを挙げています。ドキドキ、ワクワクするもの。読むうちに新しい知識が得られるもの。そして筋が通っている作品を集めています。大人が読むマンガなので、内容が支離滅裂では読んでもらえない。 販売する漫画誌だったら、ターゲットの読者層に向けてジャンルを絞った方が読まれるかもしれません。しかし、いろいろな人に読んでもらう無料誌なので、あえて漫画のジャンルはばらすようにしています。