2月1日に三重大学で開かれた農業・環境分野のセンサ・ネットワークに関するセミナー「グレーター・ナゴヤ・イニシアティブ・ユビキタスセミナー in 津 2008」を聴講しました。基調講演では,農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター フィールドモニタリング研究チーム チーム長の平藤雅之氏が,ネットワーク・カメラや各種センサを使って遠隔地から農場などを監視する「フィールドサーバ」の取り組みについて紹介しました。 フィールドサーバは不法投棄の監視から地球環境の計測まで幅広い用途で使われていますが,同氏はその用途の一つとして「農業テロ対策」を挙げました。「農作物や食品に意図的に毒物を混入させることで利益を得る人はたくさんいる。反政府的なテロリストに加え,食品会社の株価が下がることを利用し,株の空売りで儲ける人もいるだろう。今回の中国製冷凍ギョーザの中毒事件は違うようだが,こうした危険