北海道新幹線のトンネル工事で、熊谷組などのJVがコンクリートの品質試験について虚偽報告していたことが分かった。単位水量試験とスランプ試験を所定の頻度で実施したかのように装っていた。発注者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と熊谷組が、それぞれ2023年5月2日に発表した。
地下40m以深の大深度地下工事は本当に安全なのか? 「リニア中央新幹線」では50km以上が適用区間、調布陥没事故2年で考える 東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事による影響で発生した、東京都調布市の陥没事故から、10月18日で2年が過ぎた。事業を行う東日本高速道路(東京都千代田区)は2023年春以降、緩んだ地盤の補修工事を行う。 ただ、東名~関越間で2022年2月25日から本線トンネルのシールドマシンが掘進を再開したものの、掘削機のカッターが損傷し、工事は停止。11月に入って再開されている。そして、12月からは関越自動車道と交わる大泉ジャンクション付近の工事現場でも、2基の掘削機のうち停止中の1基の掘削が再開される予定だ。 さて、陥没事故の記憶が風化し始めているため、話を改めて整理してから進めていこう。事故は2020年10月18日に調布市東つつじヶ丘2丁目で発生した。この地域では同年9
大林組は、同社が開発した「長尺スラックシートシステム」を、国土交通省発注の「河津下田道路河津トンネル逆川地区工事」と西日本高速道路発注の「松山自動車道 明神山トンネル工事」に続き、茨城県発注の「(仮称)上曽トンネル本体工事(石岡工区)」に適用した。 大林組は、東宏や国際紙パルプ商事とともに、山岳トンネルの防水シート張り付け作業の効率化に向けて開発した「長尺スラックシートシステム」を、茨城県石岡市で施工を進める「(仮称)上曽トンネル本体工事(石岡工区)」に適用したことを2022年3月29日に発表した。 防水シートを別張りにし防水シートの展張と固定がより容易に 建設業界では、将来に発生すると予測される人口減少や少子高齢化に伴って熟練技能者の不足が懸念されており、一層の生産性向上を実現するために自動化技術の開発と普及が求められている。 そこで、大林組は、山岳トンネル建設の生産性を飛躍的に向上させ
リニア中央新幹線静岡工区有識者会議は12月19日、大井川水系を巡る水資源問題についての中間報告をまとめた。 静岡工区については、大井川上流直下を掘削する南アルプストンネル内で湧水が発生した場合、標高が低い山梨、静岡側へ流出し、それにより大井川水系中下流域への水が減少することが懸念されることから、静岡県は湧水の「全量戻し」ができない限り、着工を認めない方針を崩していない。 南アルプストンネルの計画概要。JR東海は、標高が高い静岡工区では下り勾配に沿って掘削を進めるとしていたが、湧水が長野、山梨へ流出することが見込まれる。それをどのように大井川水系の中下流域へ戻すのかが大きな焦点となっている。これに対して建設主体のJR東海は上流域の椹島(さわらじま)から「導水路トンネル」と呼ばれるトンネルを掘り、湧水を大井川中下流域へ誘導して戻す方法を提案しているが、静岡県は流水量が減少することなどを懸念して
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く