10月12日早朝から、首都圏のJR東日本や私鉄、地下鉄の駅で発生した自動改札機のトラブル原因が分かった(関連記事)。鉄道事業者が利用している複数メーカーのうち、日本信号製の自動改札機が障害を起こしている。対象となった自動改札機はJR東日本で、192駅の1328台。 JR東日本や日本信号の説明を総合すると、各駅に置いた自動改札機と鉄道事業者のセンター・サーバーとの間での通信に問題が発生。自動改札機側が異常と判断して、起動できなくなった。日本信号は「当社の自動改札機の問題であると認識しているが、詳しい原因については究明しているところ」(広報担当)とコメントしている。 各事業者が利用している自動改札機のソフトウエアはセンター側から一斉にダウンロードできるようになっている。JR東日本や日本信号は「調査中」としているが、12日の営業から使うために新機能やバグ修正のソフトウエアを適用。それが問題を引き