[ヘルシンキ 29日 ロイター] - フィンランド政府は29日、ロシア人旅行者の入国を深夜から原則として拒否すると発表した。ウクライナでの戦争への徴兵を避けようとする何千ものロシア人にとって欧州連合(EU)加盟国への最後の直接の陸路が閉鎖されることになる。 週末には約1万7000人のロシア人がフィンランドに入国し、1週間前に比べて80%増えていた。フィンランド政府は今回の措置で入国者数は大幅に減少すると指摘した。
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フィンランドのニーニスト大統領=5月19日、米ワシントン/Al Drago/Bloomberg/Getty Images (CNN) フィンランドのニーニスト大統領は27日までに、ロシアによるウクライナ侵攻が危険な状況を迎えていると警告した。ロシアのプーチン大統領はウクライナ侵攻に高い信頼性を与えていたものの、自分に不利な状況になってきているとの見方を示した。 ニーニスト氏はCNNの取材に対し、プーチン氏がウクライナ侵攻に全てをつぎ込んでいると語った。 ニーニスト氏はプーチン氏について、「戦士」だと形容。そのため、プーチン氏がいかなる種類の敗北についても受け入れるのを目撃することは非常に困難であり、そのことが状況を危機的なものにしていることは間違いないと指摘した。 フィンランドの国境警備当局によれば、24日に陸路でフィンランドに入国したロシア人の数は8500人を超えた。 国境警備当局の幹部
5月18日、フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟という歴史的決断に踏み切る意向を表明した際、NATO側はロシアからの強烈な反発は予想したが、加盟国から異論が出てくる事態は想定外だった。写真はトルコ、スウェーデン、フィンランドの国旗とNATOの旗。同日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic) [イスタンブール/ワシントン/ブリュッセル 18日 ロイター] - フィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟という歴史的決断に踏み切る意向を表明した際、NATO側はロシアからの強烈な反発は予想したが、加盟国から異論が出てくる事態は想定外だった。 だが、14日にベルリンで開かれたNATO外相会合では、フィンランドとスウェーデンの外相を招いて欧州の安全保障に関する歴史が数十年ぶりに良い方向に書き換わるのを歓迎しようとするムードに、トルコが冷や水を浴びせた
要するにバイデン氏は、プーチン氏の軍隊との直接衝突からは距離を置き、核戦争に発展しかねないエスカレーションを招く行為を全面的に回避しようとしている。仮にウクライナがNATOに加盟すれば、かつてソ連の一員であったこの国が西側と共謀してロシアを滅ぼそうとしているという考えにプーチン氏はますます凝り固まるはずで、そうなれば直接の衝突は時間の問題となり、あらゆる危険が生じるおそれがある。 「深呼吸して落ち着くべきだ」 今問われているのは、NATOの拡大が新たな冷戦、さらにはそれ以上に深刻な事態につながるのか、という問題だ。同様の議論は、クリントン政権時代にNATO拡大の危険性が懸念されたときにも持ち上がっている。第2次世界大戦後にソ連を孤立させる「封じ込め」戦略の立役者となったジョージ・F・ケナン氏は、NATOの拡大を「ポスト冷戦時代全体におけるアメリカの政策で最も致命的な過ち」と呼んだ。 シンク
Published 2022/05/16 10:26 (JST) Updated 2022/05/16 13:55 (JST) 【ベルリン共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は15日、ベルリンでのNATO非公式外相理事会閉幕後、スウェーデンとフィンランドの北欧2カ国による加盟手続きについて「前例のない速さで進む」との見解を示した。通常は1年程度かかるとされる。 「加盟申請から正式加盟までの暫定期間をできるだけ早めるよう努める。2カ国が申請すれば加盟30カ国の議会が迅速に批准手続きを進める」と強調。「その期間に2カ国周辺にNATO部隊を派遣することも含め、2カ国の安全を確保する方法を検討している」と述べた。
ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、NATO=北大西洋条約機構への加盟申請を検討しているスウェーデンとフィンランドに対し、イギリスは、有事の際、軍事支援することを決め、両国への軍事的な行動に出る可能性も指摘されるロシアをけん制するねらいがあるとみられます。 イギリスのジョンソン首相は11日、北欧のスウェーデンとフィンランドを相次いで訪問し、両国が攻撃の脅威にさらされるなど有事の際には、軍事面での支援を行うことで合意しました。 この中では機密情報の共有や共同軍事訓練の強化などのほか、サイバー攻撃などに対する支援も行うとしています。 さらに両国との防衛協力として、イギリスの陸海空軍を配置する方針も示しました。 スウェーデンとフィンランドは、これまで、軍事的に中立の立場を続けてきましたが、ロシアのウクライナ侵攻でヨーロッパの安全保障の環境が大きく変わったとして、軍事同盟であるNATO=北大西洋条
<ロシアのウクライナ侵攻を受けて、NATO加盟に前進するフィンランドとスウェーデン。両国の危機感と安全保障を、その歴史から紐解く> [ロンドン発]「いつまでに決断するかというタイムテーブルは示さない。しかし、かなり早く決定される。数カ月ではなく、数週間以内に」──フィンランドのサンナ・マリン首相(36)は13日、ストックホルムで行われたスウェーデンのマグダレナ・アンデション首相(55)との共同記者会見で毅然とした表情を見せ、こう語った。 ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、軍事的中立を掲げてきた北欧2カ国の女性首相は北大西洋条約機構(NATO)加盟にそろって意欲を見せた。両国は今年6月にもマドリードで開催されるNATO首脳会議までに加盟申請するとの観測が強まる。中でもロシアと1300キロメートルの国境を接するフィンランドの危機感は国境を接しないスウェーデンより強い。 独裁者ウラジーミル・プーチ
4月13日、 ロシアのウクライナ侵攻により、フィンランドとスウェーデン両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請がいよいよ現実味を増してきた。写真は同日、ストックホルムで首脳会談に臨むスウェーデンのアンデション首相(左)とフィンランドのマリン首相。TT News Agency提供(2022年 ロイター) [ストックホルム 13日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻により、フィンランドとスウェーデン両国の北大西洋条約機構(NATO)加盟申請がいよいよ現実味を増してきた。所属する陣営を公然と選択しないことが平和を維持する最善の方法であるという、数十年にわたって掲げてきた信条を、共に放棄する構えだ。 1300キロに渡ってロシアと国境を接するフィンランドとスウェーデンの両国がNATOに加盟する可能性は、非常に高まったとみられている。ロシアはこれについて「深刻な軍事的・政治的結果を招く」と警告し
NATOに加盟申請するかどうか早急に決めると言ったフィンランドのサンナ・マリン首相 Ludovic Marin/ REUTERS <ウクライナを取りに行ったせいでフィンランドがNATOに加盟するのは完全な誤算、プーチンの立場も危うくなるが、米ロ対立の新たな火種にもなりかねない> ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナ東部への大攻勢を準備するなか、西側の戦略家は一貫して、停戦交渉の落としどころはウクライナの「フィンランド化」、言い換えれば「強いられた中立化」になる可能性があると見てきた。 ところが、そのフィンランドが中立の立場を捨てて、西側の軍事同盟に加わる動きを見せ、プーチン大統領に手痛い失点をくらわそうとしている。 フィンランドのサンナ・マリン首相は4月13日、スウェーデンのマグダレナ・アンデション首相との共同記者会見で、冷戦終結後一貫して維持してきた中立政策を転換し、NATO
(CNN) フィンランドの国鉄「VRグループ」は27日までに、ロシアへ直接つながっている鉄道路線の運行を28日から停止すると発表した。ウクライナへ軍事侵攻したロシアに科す制裁策の一環。 フィンランド、ロシア間の鉄道は欧州連合(EU)加盟国内でロシアとの間を結ぶ最後の旅客輸送路線となっていた。同路線の再開時期などについては後日発表するとした。 VRグループは声明で、フィンランド・ヘルシンキ、ロシア・サンクトペテルブルク間を走る「アレグロ号」は27日朝のヘルシンキ発の列車は出発するが、午後の便は取り消されると説明。 サンクトペテルブルク発の同日の両便は運行されるとした。 VRグループの乗客サービス担当幹部は、関係当局の指示に従いフィンランド国民の安全な移動を確保するため運行をこれまで続けて来たと説明。ここ数週間、ロシアからの出国を望む人々はそうするための時間を十分得てきたとし、制裁に基づいて今
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