垂直軸型の浮体式洋上風車の開発に取り組むアルバトロス・テクノロジーが、独立系ベンチャーキャピタルから1億円の資金調達を発表。低コストで運用が可能という、開発中の浮体式洋上風車の実証実験に向けた準備を開始した。 ベンチャー企業のアルバトロス・テクノロジー(中央区日本橋)は2022年9月14日、ジェネシア・ベンチャーズから総額1億円の資金調達を行い、開発中の浮体式洋上風車の小型海上実験の準備を開始したと発表した。 アルバトロス・テクノロジーは2012年創業のベンチャー企業で、浮体式の垂直軸型風車の開発に取り組んでいる。同社が新たに開発する浮遊軸型風車(Floating Axis Wind Turbine: FAWT、ファウト)は、浮遊軸型風車(FAWT:Floating Axis Wind Turbine)は、円筒の浮体そのものが回転しつつ垂直軸型風車を支え、海水を風車の軸受とする構造が特徴。
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