UNS2006(ユビキタスネットワークシンポジウム2006ショーケース)のブースには、ブログを読んだり、書いたり、ペットの写真を貼り付けたりするのが大好きなロボットがいる。彼は、自分のブログにコメントが付かないと何もしない。しかしコメントを見ると即座に更新しはじめる、筋金入り……もとい金属製のブロガーだ。 彼の名前は「ApriAlpha」(アプリアルファ)。東芝が2003年に発表したネット家電ロボットだが、今回はブログサーバを介してロボットをリモートコントロールするソフトウェア「ブログアルファ」の端末して利用されている。 ブログアルファの仕組みはこうだ。「家族だけがアクセスできるブログを開設し、コメントの形でロボットに対する要求を書き込む。ブログアルファは常にブログを監視していて、タスクが発生すると無線LANを介してロボットに指示を出す。その経緯や結果もブログに反映させる」。 たとえば「ポ
ロボットクリエイターの高橋智隆さん(31)は、滋賀県にある実家の2階で1人、ロボットを手作りする。アイデアを練り、スケッチを描き、不確定なまま作り出す。「あとは試行錯誤。ギリギリ入らないからもうちょっと削ろう、とか。職人ですね」 設計図はない。「設計図が必要なのは、開発メンバーと情報を共有したり、部品を外注に出して作ってもらう時。1人でやるときは不要」。商品化が決まると、現物で納め、そこから設計図を起こす。 材料は、ホームセンターと通販でそろう。機材は掃除機とカセットコンロ。誰でも手に入れられるものから、彼にしか作れないロボットが生まれる。 削った木材に瞬間接着剤をかけて木型を作り、カセットコンロで熱したプラスチックを押し付け、裏から掃除機で空気を抜いて成型する。掃除機は、切りくずの掃除にも使えて一石二鳥だ。 コンロの熱で部屋は暑い。窓を開け放して換気しながら、1日中作業する。温度が上がり
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