燃料代高騰に歯止めのつもりが 日本と同じくドイツでも、ガソリンとディーゼル燃料が高騰している。今年の最初、1リットル1.6ユーロ(208円・1ユーロ=130円で換算)だったのがジリジリ上がり始め、3月半ばには2.3ユーロ(299円)を超えた。 その後は少し下がり、2ユーロ(260円)あたりで高止まりしていたが、政府は、夏のバカンスシーズンを間近に控え、どうにかしなければならないと思ったのだろう、6月1日から3ヶ月間、ガソリンとディーゼルに掛かっている税金を軽減することを発表した。 ガソリンには、石油税0.65ユーロ(85円)/Literのほか、炭素賦課金0.07ユーロ(9円)/Liter、石油備蓄付加金0.003ユーロ(0.4円)/Literなどがかかっており、最終の価格に、さらに19%の消費税(付加価値税)が乗る。 こうしてみると、正味の“ガソリン代”はおそらく価格の2割ほどだ。予定され
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