中国の一番長い夏、「北戴河会議」 習近平主席以下、中国共産党最高指導部を構成する政治局常務委員の7名が揃って公の場で顔を見せたのは7月31日、翌日の解放軍建軍95年周年を記念するために北京で開かれた記念行事の場である。 それ以来8月15日までの15日間、彼らはいっせいに雲隠れして表に姿を現してはいない。その間、習主席に関しても外国の首脳に災害お見舞いの電文を送ったり国内の人に手紙を送ったりするような形で動静を数回伝えられているが、本人が姿を見せたわけではない。 このような現象から、8月1日から15日までの15日間、習主席を含めた中央最高指導部のメンバーたちは全員、河北省秦皇島市の北戴河にある共産党中央専用の避暑地に集まり、例の非公式会議の「北戴河会議」に出席した、ということがほぼ断定できる。 そして8月16日、政治局常務委員で首相の李克強氏が深圳市で重要会議を開いた、とのニュースが入った。