第1回は天体望遠鏡の基礎知識と、初めての一本に最適な天体望遠鏡について、天体望遠鏡専門店・協栄産業の木村和男氏に話を聞いた。第2回の今回は、手軽に星空を眺められる双眼鏡、手頃な価格の望遠鏡を紹介してもらった。 天体観測は、双眼鏡でも気軽に楽しむことができます。双眼鏡では、肉眼でははっきり見えない天体や、7~8等級(※)の暗い星を見ることができます。ただし、光害の多い都心では見づらいこともあります。望遠鏡は高い倍率で天体を観察できるぶん視野が狭くなるのですが、双眼鏡ではより広い範囲を観察できますので、天の川や流星、比較的大きな銀河、星雲・星団を見る場合には双眼鏡がお薦めです。両眼で見るため、長時間の観測にも目が疲れにくいのです。望遠鏡のように片眼で長時間見ていると、結構目が結構疲れるものなんですよね。双眼鏡では、望遠鏡のような上下左右逆さまの像ではなく、正立像で眺めることができるので、星座を