筆者が所属している日経コミュニケーションは12月15日号で通算500号を迎える。これに合わせて企画されたのが「世界50都市の通信事情」という特集だ。先ごろ,筆者はこの取材のために,ベトナムのホーチミンに出向いた。 とにかく現地に到着して驚いたのは,外国人ビジネスマンや観光客が集まる地域のほとんどのカフェやレストランで無線LANが無償で開放されていることだった。しかも,WEPキーの入力やWeb認証も必要ない。Windows XPの無線LAN接続ツールを使い,一覧から接続したいアクセスポイントを選べばすぐにつながる。 たとえ,カフェやレストランにアクセスポイントが設置されていなくても,近くに設置されているアクセスポイントが利用可能だ。実際,あるレストランで食事をしながらパソコンを開いたところ,店員に「うちの店はアクセスポイントを設置していませんが」と言われたが,近くのアクセスポイントにつないで
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