2019年1月、農林水産省が小売業界に対し、需要に見合う数を販売するよう通知を出した、恵方巻き。はたして2月3日夜、店舗が閉店する前にどのような状態になっているのか、首都圏の百貨店・スーパー・コンビニエンスストアを、19:30〜22:30にかけて合計35店舗を調査した。調査は、筆者と、学生食品ロス削減プロジェクトの大学生メンバー6名(記事末尾に詳細)で手分けして行った。 百貨店1店舗 閉店5分前で272本以上が残っていた百貨店(デパ地下)は、寿司専門店、鮮魚売り場、弁当売り場、特設カウンター3箇所の、合計6箇所で販売されていた。売価は925円、980円、1,200円、1,380円、1,980円など(全て税抜き価格)、比較的高額なものが多かった。閉店30分前から閉店までの間に、50円引き、30%引き、半額など、売り場によって、見切りの金額が違っていた。全ての売り場で残っていたのは272本以上