リニア中央新幹線静岡工区有識者会議は12月19日、大井川水系を巡る水資源問題についての中間報告をまとめた。 静岡工区については、大井川上流直下を掘削する南アルプストンネル内で湧水が発生した場合、標高が低い山梨、静岡側へ流出し、それにより大井川水系中下流域への水が減少することが懸念されることから、静岡県は湧水の「全量戻し」ができない限り、着工を認めない方針を崩していない。 南アルプストンネルの計画概要。JR東海は、標高が高い静岡工区では下り勾配に沿って掘削を進めるとしていたが、湧水が長野、山梨へ流出することが見込まれる。それをどのように大井川水系の中下流域へ戻すのかが大きな焦点となっている。これに対して建設主体のJR東海は上流域の椹島(さわらじま)から「導水路トンネル」と呼ばれるトンネルを掘り、湧水を大井川中下流域へ誘導して戻す方法を提案しているが、静岡県は流水量が減少することなどを懸念して
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く