データ復旧国内大手のワイ・イー・データが、ハードディスクなどを修理する「ラボ」を新設した。埼玉県入間市の本社のワンフロアをラボとして全面改良。面積を954平方メートルと従来の2.5倍とした。データ復旧の年間処理件数はおおよそ5000件。年率20%で案件は増えているという。現在、データ復旧を実際に行う技術者は12人。 ワイ・イー・データに舞い込んでくるハードディスク(HDD)故障の案件は、そのほとんどが物理障害。その中では、経年劣化や温度によるドライブ、ドライブ内部の記録メディアのひずみが一番多く、4割を占める。ほかには、流体軸受けのシャフトと軸受けがくっついてしまったり、衝撃による破壊、ヘッドの経年劣化などがある。ワイ・イー・データでは案件全体の約8割でデータの吸い出しに成功しているという。案件1件の平均単価は22万円で、一般ユーザーよりも企業からの依頼が圧倒的に多い。また、最近ではHDD
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