2006年はノートPC用バッテリの大規模リコール問題に悩まされたDellだが、今度は集団訴訟に直面している。同社製のノートPCのうち一部のモデルについて、問題があることを認識した後も販売を続けたとして、あるユーザーがカナダで訴訟を起こしたのだ。 オンタリオ州上級裁判所に持ち込まれたこの集団訴訟の原告代表は、オンタリオ州在住のThad Griffin氏で、Dell製のノートPC「Inspiron」シリーズのユーザーを代表して訴訟を起こした。訴状によると、Inspironシリーズの一部モデルはデザインの欠陥により過熱しやすくなっており、この過熱がマザーボードの消耗を招き、結果的に早期の故障につながるという。 Inspironシリーズの過熱に関する問題はよく知られている。バッテリの過熱や発火の報告があったことから、Dellは2006年8月、410万個ものノートPC用バッテリをリコールしている。
カリフォルニア州当局の発表によると、携帯電話がポケットの中で発火し、カリフォルニア在住の男性が体の半分におよぶ深刻なやけどを負うという事件が米国時間1月13日に発生したという。 北カリフォルニアのバレーオにある消防署で捜査主任および広報担当を務めるWilliam Tweedy氏によると、Luis Picasoさん(59歳)は、ポケットの中で携帯電話が発火し、それが着用していたポリエステル混紡のズボンやナイロン製のシャツ、ウインドブレーカーに火が移り、2度〜3度の重症度のやけどを負ったのだと説明する。Picasoさんはカリフォルニア大学デービスメディカルセンターに搬送され、現在の容体は安定しているという。 自動消火装置が作動したことで出動した消防隊は、13日の日付が代わるちょっと前にバレーオにあるアパートTravelers Hotelに到着した。出火現場に到着した消防隊員らは、Picasoさ
ウォールストリート・ジャーナル(以下WSJ)の昨年3月の報道を皮切りに米企業 200社近くに捜査の手が及んだストックオプションのバックデーティング事件。台風の目は秋からアップルCEOスティーブ・ジョブズ氏の頭上に止まったきりピタリと動かなくなった。関与が浮上しなおかつクビになっていない人は彼1人なのだ。 バックデーティングとは? 「バックデーティング(backdating)」とは、ボーナス代わりに社員に支給するストックオプション(株式購入権)の日付け(デーティング)を過去に遡って(バック)書き換える帳簿操作のこと。実際の付与日より株価のうんと安い日を付与日と偽って行使価格を安値に設定し、譲渡益を水増しする行為を指す。付与日の株価が低ければ低いほど差益は大きくなる、というわけ。 有利な日付けにオプションを交付する行為そのものは違法にならない。なにも疑惑を回避するため株価の高い日をわざわざ選ん
昨年12月26日に台湾の南西沖海底で発生した地震によって,国内通信事業者のアジア地域向けのサービスが一部利用できないなどの問題が生じた(関連記事)。この問題に関していろいろと報道されているなかで,「香港在住の邦人が紅白歌合戦など年末年始の番組が楽しめないため悲鳴を上げている」という記事が目に留まった。 通信用ケーブルが損傷したため,電話やインターネットなどが使えないだけでなく,“テレビが見られない”という。迂回路を使ってインターネット自体はつながっているものの,込み合ってスムーズに見られない。香港には,約3万人の邦人が暮らしており,日本のテレビ番組を見られないことが大きな問題になっているというのだ。 時期が時期だけに「これはテレビ放送のIP再送信と違うの?」という疑問が沸いてきた。昨年から,地上デジタル放送コンテンツをインターネットなどを使って送信する「IP再送信」を認めるかどうかが議論さ
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