このビデオカメラを発売したエグゼモード(東京都千代田区)の藤岡淳一社長は、「数千台も売れば利益が出る商品が、1年で計6万5000台も売れた」と話す。通販だけでなく景品としても人気で、一時は生産が追いつかないほどの売れ行きだったという。 同社は今年4月、4980円の激安ビデオカメラも発売した。さらに画質は劣るものの、その価格ゆえ、幼い子供に持たせて自由に撮影させる用途で購入する消費者も少なくない。 ハイビジョンでも1万円台 ここまで低価格な製品が出回るようになったのは、基幹部品である撮像素子やメモリーの安価な汎用品が流通するようになったうえ、台湾や中国のEMS(電子機器の受託製造サービス)メーカーでも容易に作れるようになったからだ。今やDVD画質なら1万円以下、ハイビジョン画質でも1万円台後半の製品が、ディスカウントストアや通販で出回るようになった。 ビデオカメラといえば大手電機メーカーの高
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