8月の中途採用求人数が最高を記録したと日本経済新聞が報じた。パーソルキャリアの発表によれば、求人数は2カ月振りに過去最高を更新したという。昨今の人手不足を考えれば、別に驚くべき話ではない。しかし、私は続く内容を見て驚いた。リクルートキャリアの発表によれば、新たなビジネスに調達先を開拓する必要性が高まっており、「資材調達・物流・貿易」職の求人が、前年同月比対比で4割も増加しているというのだ。 私はこの記事を、大きな喜びと一抹の不安をもって読んだ。筆者は調達・購買やサプライチェーンをテーマにして、記事を執筆したりコンサルティングや研修・セミナーを行ったりしている。そんなビジネスを通じて出会う人たちが、より良い企業・職場で活躍できるチャンスが増えれば、何よりも喜ばしい。しかし、同時に不安を覚えたのも事実である。果たして、新たなビジネスに必要なサプライヤーを開拓できるバイヤーがいるのだろうか。そん
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