タグ

2022年2月18日のブックマーク (6件)

  • 傷の自己治癒を促進する、自律発電型のナノ発電パッチ

    物質・材料研究機構(NIMS)は2022年1月31日、圧電または摩擦帯電材料を用いた自律発電型の創傷被膜用ナノ発電素子の開発研究に関する、国立精華大学(台湾)のレビュー論文について発表した。この論文は、NIMSなどが出版、編集を支援する国際科学雑誌「Science and Technology of Advanced Materials(STAM)」に掲載されている。 ナノ発電素子は、創傷部位に電気刺激を与えることで、傷の治癒や組織の再生を促す創傷被膜剤(パッチ)として研究、開発が進んでいる。今回の論文では、圧電または摩擦帯電材料を用いた自律発電型パッチに用いる、ナノ発電素子に注目した。 圧電材料は、加えられた力に応じて電気を発生する誘電材料だ。これまでさまざまな研究が実施されており、生体適合性のある酸化亜鉛(ZnO)をパッチに使用して傷の治癒促進に成功した例、圧電特性、化学安定性、生体適

    傷の自己治癒を促進する、自律発電型のナノ発電パッチ
  • 男子モーグル「銅」の堀島選手支えた国産ブーツ “平昌の悲劇”から4年、逆襲の開発劇

    短期連載「沸騰!北京五輪」 コロナ禍での開催となった北京五輪。北京は2008年にも夏季五輪を開催しており、夏冬の五輪を開催した史上初の都市となる。前回の北京五輪から約14年が経過し、各企業を取り巻く環境も大きく変化している。冬のビッグイベントに出場選手や企業、政府などはどう関わっているのか。動向を追う。 電子部品メーカーが手掛ける国産スキーブーツ 「予選での苦戦を見て4年前の悪夢が脳裏をよぎったが、最後は『行真頑張れ!」の一心だった」――こう振り返るのはレクザム(大阪市)の渡辺剛一さん。堀島選手が五輪番で使用したスキーブーツの開発を手掛けた。 今シーズンのW杯で3勝を挙げ、男子モーグルのエースとして金メダルが確実視される中で臨んだ北京五輪では、予選1回目で決勝進出を決めることができなかった。苦戦する中でも銅メダルを獲得したことについて渡辺さんは「流石の実力だ」と賞賛した。 レクザムは19

    男子モーグル「銅」の堀島選手支えた国産ブーツ “平昌の悲劇”から4年、逆襲の開発劇
  • ウクライナの危機は中東の食料危機?(髙岡豊) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    ウクライナを舞台とする軍事・外交危機は、その帰趨によっては邦も含む世界的なエネルギー供給の面で重大な影響が生じると考えられている。中東諸国もその影響から無縁ではいられないが、エネルギーだけでなく料の需給という面からも甚大な影響を受けそうだ。2022年2月14日付のレバノンのナハール紙(キリスト教徒資)によると、ウクライナは中東諸国にとって最重要の穀物輸入元である。この報道では、中東諸国が輸入する小麦やトウモロコシの4割がウクライナからの輸入である。世界的にみると、ウクライナの市場占有率はトウモロコシの16%、大麦の18%、ヒマワリの種の50%などの高率を占めている。 中東諸国もウクライナからの小麦輸入に頼る国が多く、国内需要に占めるウクライナ小麦への依存度はリビアが43%、イエメンが22%、エジプトが14%、そしてレバノンが50%となっている。なお、レバノンのその他の小麦の輸入元は、

    ウクライナの危機は中東の食料危機?(髙岡豊) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 中国車載電池CATLが「遡上戦略」を加速する背景

    リチウムイオン電池の原材料コストが上昇するなか、中国の車載電池最大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が、サプライチェーンの上流に進出する「遡上戦略」を加速している。同社はこのほど、他社との合弁で炭酸リチウムの生産会社を立て続けに2社設立した。 1社目は1月27日、ステンレス鋼材大手の永興特種材料科技(ヨンシン・マテリアルズ)と共同で25億元(約454億円)を出資し、合弁会社を立ち上げたと発表。年間5万トンの生産能力を持つ炭酸リチウム工場を建設し、全量をCATLに優先供給する計画だ。 2社目は翌28日、クリーンルーム向けの静電気対策機器や機能性材料を手がける天華超浄科技(CANMAX)が、CATLとの合弁会社の設立を発表した。10億元(約181億円)の資金のうち9割をCATLが出資して経営権を握り、年間10万トンの炭酸リチウムを生産。同じく全量をCATLに優先供給するとしている。 炭酸リチ

    中国車載電池CATLが「遡上戦略」を加速する背景
  • どうなる2022年の中国経済──多重ジレンマの中での安定模索

    中国は改革開放が始まった1978年から、30年に渡って年平均9.9%の高度経済成長を続けた。世界第2位の経済大国にまで発展したが、ここにきて景気の失速が鮮明になってきた。日をはじめ、世界に大きな影響を与える中国経済はこの先、どうなるのか。 高い成長率の21年GDP 2021年の中国の実質国内総生産(GDP)成長率は前年比8.1%と、他の多くの主要国・地域と比べ高い成長を遂げた。それ自体得難い成果であることは論を待たない。 ただし、21年の高成長は、大規模なロックダウンや移動制限などにより20年に成長率が2.2%に落ちた反動によるところも大きい。また、20~21年の年平均実質GDP成長率は5.1%と、約20年来の最低値であった19年の6.0%と比べて低めであった。 加えて、年末が近づくにつれ成長率が鈍化し、景気の下支えの必要が強く意識されるようにもなっていった。四半期ごとに前年同期比ベース

    どうなる2022年の中国経済──多重ジレンマの中での安定模索
  • 【ニュースリリース】独立制御可能な「第6の指」を身体化することに成功│電気通信大学

    2022年02月15日 ポイント *人間の手に装着し、他の身体部位と独立に動かせる人工指- sixth finger -を初めて開発 *使用に短時間慣れることで、自身の身体の一部と感じる(身体化する)ことが可能 *人間の身体拡張の可能性を実験的に実証 概要 大学院情報理工学研究科の梅沢昂平氏(当時大学院生)、鈴木悠汰氏(当時大学院生)、宮脇陽一教授(機械知能システム学専攻)らは、フランス国立科学研究センター(CNRS)のGowrishankar Ganesh主任研究員と共同で、他の身体の部分と独立して動かすことができる人工身体部位である"sixth finger"を開発し、自らの身体の一部として取り込む(身体化する)実験に成功しました。 私たちの脳は、身体の変化にとても柔軟に対応できることが知られています。では、私たちが生得的に持たない身体部位が人工的に与えられたときでも、それを自らの身体