米アップルは2008年4月2日(米国時間)、同社の音楽/動画再生ソフト「QuickTime」の新版「QuickTime 7.4.5」を公開した。新版では、悪質な動画や画像を開くだけで被害に遭う恐れがある脆弱(ぜいじゃく)性が多数修正された。 新版で修正された脆弱性は11件。Mac OS X版とWindows版の両方が影響を受ける。そのうち6件については、動画ファイルの処理に関する脆弱性。細工が施された動画ファイルを開くだけで、悪質なプログラム(ウイルスなど)を実行される恐れがある。 また、3件は画像ファイル(PICTファイル)の処理に関するもの。細工が施されたPICTファイルを開くと、悪質なプログラムを実行される危険性がある。 残りの2件は、情報漏えいに関する脆弱性。細工が施されたファイルを読み込むと、パソコンに保存された個人情報などを攻撃者に盗まれる可能性がある。 新版では、危険な脆弱性
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