【北京時事】中国で子どもを中心に肺炎などの呼吸器疾患が増えていることを受け、世界保健機関(WHO)は23日、中国当局から「新たな病原体は確認されていない」と報告を受けたことを明らかにした。求めていたデータも提供されたといい、現時点で渡航制限は不要との判断も示した。 一方、中国の衛生当局は24日、冬から春にかけ「複数の呼吸器疾患の流行に直面する可能性がある」として注意を呼び掛ける通知を出した。通知では、今年10月以降増加しているインフルエンザが冬から春に全国でピークを迎え、マイコプラズマ肺炎も「今後しばらくの間、一部の地域で引き続き多発する」と予測。新型コロナウイルスの状況は安定しているものの、「リバウンドのリスクが存在する」と指摘した。 (C)時事通信社
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