『警察白書』によると、2005年(平成17年)中のカード犯罪の認知件数は7333件で、前年比6%増。検挙件数は4449件で、前年比5%弱と増加している。 カード犯罪の認知・検挙状況の推移(1996~2005年):『平成18年版警察白書』より 注 カード犯罪とは、クレジットカード、キャッシュカード、プリペイドカードおよび消費者金融カードを悪用した犯罪のこと。 ただし、グラフ中、1996年から2000年までの数値は、プリペイドカードを悪用した犯罪を除いた数値 なかでも窃取・拾得したキャッシュカードでATMから預貯金を引き出す窃盗事件、および窃取・拾得または偽造したクレジットカードを用いて商品を不正に購入する詐欺事件が続発している。 キャッシュカードを偽造する動きも出てきた。金融庁が今年3月に発表した「偽造キャッシュカード等による被害発生等の状況について」によれば、偽造キャッシュカ