このところ、日本は「マスク」に一喜一憂している。マスクと言っても、感染予防ではない。アメリカの著名実業家、イーロン・マスク氏のことだ。 電気自動車メーカー「テスラ」のCEO(最高経営責任者)として知られるが、今年(2022年)に入って、アメリカ・ツイッターへの資本参加を加速。その後、二転三転したものの、10月に完全買収のうえCEOに就任し、非上場のオーナー企業となった。 大量解雇(レイオフ)が行われたのを発端に、今月から日本国内でもツイッターの先行きに注目が集まるように。もはや「イーロン・マスク劇場」と言える事態になっている。 では、どうしてここまで、動向が話題になるのか。さまざまなことがあった、ここ1カ月の「マスク改革」を報道ベースで振り返りつつ、約10年にわたってネットメディア編集者として、ツイッターに触れ続けてきた筆者として「注目される理由」を考えたい。 マスク氏のツイッター改革、こ