留守中も含め,常時稼働状態で使用されることが多い洗浄便座から発火というニュースは,業界だけではなく,お茶の間をも騒然とさせた(関連記事)。エンド・ユーザー向けの説明だけではイメージしにくかった具体的な不具合要因と,TOTOがとる当面の対策について,補足説明を求めた。(聞き手:峯 里里=日経エレクトロニクス)
![【続報】便器発火の何故?とその後 ―― TOTOに訊く](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)
NECは,同社製デスクトップ・パソコンの電源ユニットに不具合が見つかったとして,対象製品1万4600台の部品交換を無償で実施すると発表した(発表資料)。 部品交換の対象となるのは,2003年11月から販売している「VALUESTAR H」と「VALUESTAR GタイプH」の全数。VALUESTAR Hは,折りたたみ可能なキーボードを付属して,液晶テレビ機能をウリにした機種で,VALUESTAR GタイプHはVALUESTAR Hと同等性能でNECのWWWサイト直販の機種だ。NECでは,不具合部品の交換が完了するまで,この2機種の販売を見合わせる。 不具合は,電源ユニットに使っている一部コイルが鉄芯部分の材質不良により高温になることがあり,その熱を受けた一部コンデンサが劣化していくというもの。こうした状態で使用を続けるとコンデンサが異常発熱し,発煙・発火に至る可能性があるという。NECでは
先週の12月1日,名古屋市で開催された第39回中部VE大会で「特別講演」をさせていただいた。主催者の方から頂戴したテーマは「日本のものづくりの課題と戦略 ~日本はいかにして,日本らしいものづくりをしていくか~」であった。 遠大で重いテーマである。正直に言うと,これまでの筆者なら,テーマを変えていただくか,丁重にお断りしていたところだ。しかし,今回はこのテーマで話してみようと思った。1年半近く続いているこのコラムを書きながら考え,Tech-On!Annexの会員の皆様と議論させていただいた内容がまさにこのテーマだったからである。ということで本稿では,これまでのコラムの内容と重複する部分があることをお断りした上で,筆者が講演した内容の一部を再現し,さらに話し足りなかったことも若干補足して再構成してみた。 「日本はいかにして,日本らしいものづくりをしていくか」というテーマは,私には荷が重過ぎるテ
先日書いたコラム「半導体技術者にとっての「ものづくり」の喜びとは何か---元技術者N君との対話」の中で,日本人技術者は後工程のことを考えて特に求められなくても余分のマージン「見えないマージン」をとっていた,というN君の体験談を紹介した。それに対して,Tech-On!Annexの会員の方々が,いくつかノート(コメント)を書いてくださった。 中でもTech-On!Annexでノート執筆の常連として精力的に活動いただいている円山貫氏には,示唆に富むご意見をたくさん頂戴した。筆者のコラム記事に対してつけてくださったノート「『見えないマージン』と『能書き』の対称が印象的ですね。そして『ビジョン』」,さらにそのノートに対する筆者のコメント,そのコメントに対する円山氏のご意見…というやりとりの中で,非常に有意義な議論をさせていただいている。そこで筆者も円山氏に触発され,「見えないマージン」についてもう少
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