印刷 立命館大特別招聘准教授に就任する彬子さま=京都市北区、高橋一徳撮影 寛仁親王家長女の彬子さま(30)が4月から、立命館大学衣笠総合研究機構(京都市)の特別招聘(しょうへい)准教授に就任する。同時に京都市の慈照寺(銀閣寺)研修道場に常駐する美術研究員となり、東山文化の研究に携わることも決まった。宮内庁が1日付で発表した。 彬子さまは日本美術史を専攻し、女性皇族としては初めて英オックスフォード大で博士号を取得。2009年秋から立命館大でポストドクトラルフェローとして勤め、文化財のデジタル記録を残す研究プロジェクトに参加していた。今年3月末でプロジェクトの任期が切れるのに合わせ、大学側から特別招聘准教授のポストを提示されたという。 慈照寺は11年春から会員向けに写経や座禅、和歌、生け花などの講座を開く「研修道場」を開講。彬子さまは、京都の伝統文化を研究する中で研修道場の活動にかかわり