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アンソロジーの検索結果1 - 40 件 / 7042件

  • この本がスゴい!2023

    「あとで読む」と思った本が、後で読まれた試しがない。 今度の週末・連休にと、積まれた本は崩されない。次の盆休み・年末年始に繰り越され、山脈を成し床が消える。 読書を食事になぞらえて、「血肉化」と表現するならば、私がやっていることは、メニューを眺めて片っ端から注文しているくせに、いんすた映えを気にしながら撮るくせに、まともに咀嚼して嚥下して消化してない状態だ。 そのくせ、「積読も読書のうち」と開き直ったり、溜まった本こそ私の証などと屁理屈こね回す。読まない本に「負債」のような後ろめたさを感じつつ、新刊本を探しだす。新しい本はそれだけで価値があると盲信し、かくして積読リストは延びてゆく。 もう一つ、恐ろしい予感がある。感受性の劣化だ。 あれほど楽しみに「取っておいた」本が、まるで面白くなくなっている。いや、その本の「面白さ」が何であるかは理解できる。だが、それを面白いと感じなくなっているのだ。

      この本がスゴい!2023
    • 早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書

      三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 慈欣早川書房Amazon早川書房の1500作品が最大50%割引という大型の電子書籍セールが来たので、僕が読了済みのものからオススメの作品を一部紹介してみよう。早川書房は定期的に電子書籍セールをやるが、前回の大規模なものは確か2020年3月頃の1000点セールだったので、セール対象は増えていることになる。なんと、先日完結したばかりの『三体』も、さすがに完結巻は対象ではないけれども第二部までがセール対象。 amzn.to まずはSFから紹介する。 三体 作者:劉 慈欣早川書房Amazonまずは早川といえばSFということで、SFから紹介してみよう。目を引くのはやっぱり『三体』である。先日三部作全体の紹介を書いたばかりだが、文化大革命からはじまり異種知性とのファースト・コンタクトが描かれる比較的現実路線の一巻。ファースト・コンタクト後、人類最高峰の知性が異種知性に

        早川書房の1500作品が50%割引の大型電子書籍セールがきたのでオススメを紹介する - 基本読書
      • ファンタジーの最高傑作『氷と炎の歌』

        夢中にさせて寝かせてくれず、ドキドキハラハラ手に汗握らせ、呼吸を忘れるほど爆笑させ、ページを繰るのが怖いほど緊張感MAXにさせ、食いしばった歯から血の味がするぐらい怒りを煽り、思い出すたびに胸が詰まり涙を流させ、叫びながらガッツポーズのために立ち上がるほどスカッとさせ、驚きのあまり手から本が転げ落ちるような傑作がこれだ。 この世でいちばん面白い小説は『モンテ・クリスト伯』で確定だが、この世でいちばん面白いファンタジーは『氷と炎の歌』になる。 書いた人は、ジョージ・R・R・マーティン。稀代のSF作家であり、売れっ子のテレビプロデューサー&脚本家であり、名作アンソロジーを編む優れた編集者でもある。 短篇・長編ともに、恐ろしくリーダビリティが高く、主な文学賞だけでも、世界幻想文学大賞(1989)、ヒューゴー賞(1975、1980)、ネビュラ賞(1980、1986)、ローカス賞(1976、1978

          ファンタジーの最高傑作『氷と炎の歌』
        • 人工知能本読みすぎて飽きたけどその中でも記憶に残っている本を紹介する - 基本読書

          この数年人工知能バブルかってぐらい人工知能関連本が出まくっていて、最初の頃は律儀に一冊一冊読んでいたもんだが、だんだん飽きてきた(そりゃ読みまくってるんだからそうだ)。やれ人工知能に仕事が奪われるだとか奪われない仕事はなんだとかの話は定番だが、定番すぎてそうそう新しい解釈が出てくるわけではない。消える仕事は消えるし、残る仕事の分野もだいたい明らかになってきている。 とはいえそれでも読んでいると「おお、これは視点が良いな」と思えるものもあり、そういうのは読んでいて楽しい。その書き手はやっぱり基本的には専門的な知識を持っている人たちだ。認知ロボット工学者であったり、AI研究所に勤めていたり、機械学習の専門家だったりする。最後のはまた特殊事例といえるが、本稿ではそうした人工知能本飽きた僕の中で記憶に残っている本をいくつか紹介してみようと思う。 まずは基本的なところを教えてくれる一冊 シンギュラリ

            人工知能本読みすぎて飽きたけどその中でも記憶に残っている本を紹介する - 基本読書
          • 僕がソフトウェア開発を勉強し始めて3年間でやったこと - うさぎ組

            昨日、@irofさんと飲みながら自分を思い返すと「ちゃんとソフトウェア開発を勉強しはじめてから3年間たった」つまり「@bleisさんを知ってからこの5月でまる3年間たった」 それまでの僕はデザインパターンもオブジェクト指向がなんたるかも、バージョン管理もなにも知らなかった。 毎日言われたことをこなす仕事をして、変えたいけど誰も教えてくれないし、学び方すら教えてくれなかった。 それなりに努力してたけど、よくはわかっていなかった。 そんな状態から抜け出したのが3年前。このブログの先頭でも書いた。当時僕は21歳かな。(ちなみに就職したのは19歳のとき) →【このブログをはじめるきっかけ - うさぎ組】 この3年間でやったことをふりかえってみようと思いました。 ちょっとわかりにくいだろうけど、2009年5月からの12ヶ月周期で書いてみます。 こうやって振り返るのはあくまで僕のためであって、何かを誇

              僕がソフトウェア開発を勉強し始めて3年間でやったこと - うさぎ組
            • この本がスゴい!2019

              人生は短く、読む本は多い。 毎年この時期、自分のリストを振り返るのだが、読みたい本が尽きることはない。読むほどに、知るほどに、知識と理解と表現の不足を痛感する。 それでも読むし、ここに書く。読むことで豊かになり、書くことで確かになるというのは本当で、読んでいるときに何を知りどう考えていたかは、書くことでハッキリする。 つまり、自分で分かるために書いているのだ。フランシス・ベーコンは、話すことで機敏になるとも言ったが、わたしの場合、話すことで世界が変わった。[スゴ本オフ]や読書会、[冬木さんとのSF対談]や、読書猿さんとの知をめぐる対談[1][2][3]で、世界の見え方が変わった。 読書会や対談は今後もしていくが、そこで紹介された本や、2019年に出会った本の中から、わたしにとってのベストを選んだ。これが、あなたにとってのスゴ本となれば嬉しい。そして、このリストを目にしたあなたが、「それがス

                この本がスゴい!2019
              • SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書

                なめらかな世界と、その敵 作者: 伴名練,赤坂アカ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/08/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの『なめらかな世界と、その敵』を端的に紹介すれば、SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集である。とはいえ著者伴名練の名は、SFファン以外は聞いたことはないだろう。既刊行作は『少女禁区』という約10年前に刊行された中短篇集一冊のみで、その後も企画物のアンソロジーに散発的に短篇を発表しるのみだったから、普通は知る機会は多くはない。 だが、SFファンの間では、本書の刊行前から伴名練の名は異常なほどの熱気でもって知られていた。というのも、商業発表作こそ少ないものの、同人誌に毎年のように新作短篇を発表しており、その作品の出来がまた凄まじかったからだ。それまでのSFの先行作を緻密かつ複雑に折り込み、舞

                  SFマニアからビギナーまであらゆる層を満足させる、オールタイム・ベスト級の傑作SF短篇集──『なめらかな世界と、その敵』 - 基本読書
                • 2013年、漫画ベスト30 - From The Inside

                  今年も素晴らしい漫画がたくさん出ましたね。10作品に収まらなくて、最終的に30作品を並べることにしました。楽しい。2013年1月1日から2013年12月28日までに出版された単行本から選出しています。では30位から。 30位 ▽ 武富健治『惨殺半島赤目村』(1) 『鈴木先生』の武富健治さんによる新作は、趣味全開っぽい「閉鎖的な村でのサスペンスもの」。都会からやってきた医師・三沢が、かつての観光開発の失敗を聞かされたり(朽ち果てた観覧車!)、村社会の困難に直面したり(住人が集まる居酒屋で「どうも」で挨拶を済ませたら「礼儀を知らん男やのう……」とか詰め寄られちゃう)、謎の事件に巻き込まれたり(子どもが崖に突き落とされたり行方不明になったり)、村の暗部っぽい風習を見つけちゃったり(隔絶された集落と、村営の娼婦小屋)しつつ、自らのサイコメトリー能力で真実に辿り着こうとするが……という正直なところ設

                    2013年、漫画ベスト30 - From The Inside
                  • 『けもフレ』騒動を、元アニメ版権営業が丁寧に解説する(1)

                    10/02追記:この記事は、元々は怒りを原動力として書いたものなので、 こういう書き方になってしまったのですが、 そんな表現では正しく伝わらないよ、という指摘を数多くの方から頂きました。 不快にさせてしまった方々、申し訳ありませんでした。今後同じ間違いをしないようにします。 ↓に、表現を修正したものをアップします。 https://anond.hatelabo.jp/20171002002200 これをそのまま修正するのはずるいので、この元記事は残しておきます。申し訳ありませんでした。 -- 長いので2本立てです。(1)は基本知識編、 (2)では業界文化に触れながらの経緯の「想像」を書いてますが、 趣旨は「KADOKAWAを現状出ている情報だけで叩くのはやめよう」です。 (2)→https://anond.hatelabo.jp/20170930051452 -- けもフレ炎上に関して、

                      『けもフレ』騒動を、元アニメ版権営業が丁寧に解説する(1)
                    • 2020年上半期に読んで面白かった漫画 34選 - #AQM

                      同じ☆数同士の順番は単純に読んで記事にした順なので他意はないです。 ★★★    面白かった ★★★★   すごい好き ★★★★★  愛してる ★★★★★★ 人生のお供 基本的に単行本単位(たまにまとめ読み)なので同じ作品が複数回登場することがあります。 読んで面白くなかったら、わざわざDISるのもなんなので記事にしてないです。 前回はこちら。 aqm.hatenablog.jp じゃあ、そういう感じで。 ★★★★★★ aqm.hatenablog.jp 単行本の帯のアオリは「美女!!トルネード!!巨大サメ!!爆散する恋心!!」。 ロックすぎんだろ。すごい頭わるそう。何かと話題の林士平ブランド。 痛快に頭の悪い主人公・テンポよく汚い言葉の応酬・ファンキーな能力バトルバイオレンスのドB級ノリの殺し合いの行間に、使命と貞操と下心と恋心の狭間で密かに揺れる男女の機微を忍ばせて、切なく美しいエンデ

                        2020年上半期に読んで面白かった漫画 34選 - #AQM
                      • 【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編

                        選抜条件自然科学、技術に対する信頼がある。宇宙の広大さ・希薄さに気が遠くなる。宇宙と比べた自分の一生や人類の歴史の短さに唖然となる。人類が地質学的時間の果てにヒトならざるものに進化・退化してしまう。何らかの形でエイリアン・地球外生命体と敵対する。政治的でない。あるいは、政治は扱われるがプロットの邪魔をしない、それどころか面白くしている。または、作者の主張が強くて作者の顔がはっきりと見えることがない。 上記の条件のうち、いくつかを満たしているものを作家ごとに紹介する。 作品のオチには触れないつもりだが、途中に何が出てくるかとかそういったレベルでは作品の内容に触れる。 記憶を頼りに書いているので誤っているかも。 グレッグ・イーガン思い入れが多い。ただ、近年のイーガンの長編は自然科学の素養が無いと何を言っているかまったくわからない作品が多いので(高校どころかひどいのになると大学院レベル)、短篇集

                          【22時追記あり】「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・前編
                        • 小島秀夫監督が「若者たちに観てほしい」日本映画の名作9選を発表

                          小島秀夫監督は、映画への愛を公言してきた人物である。「METAL GEAR SOLID」や『DEATH STRANDING』などのクリエイターとして知られる彼は、ゲーム開発者になる前は映画制作を志しており、自身のゲームでもたびたびお気に入りの映画にオマージュを捧げてきた。「メタルギア」シリーズの主人公スネークも、『ニューヨーク1997』の主人公であるスネーク・プリスケンにちなんで命名された。小島が自身の作品に映画的な感性を込めてきたことは周知の事実で、著名な俳優を好んでゲームの声優に起用している。監督は、ただ映画が大好きなのだ。 映画ソフトの企画・制作で有名なクライテリオン社が、自社のYouTubeチャンネルで展開する「Closet Picks」シリーズに小島を招待した。この動画シリーズはクリエイティブ業界の著名人にスポットライトを当て、選ばれた人物が、クライテリオン・コレクションのディス

                            小島秀夫監督が「若者たちに観てほしい」日本映画の名作9選を発表
                          • 吾妻ひでお先生について : たなまログ

                            始めるに当たって断り書きですが、前回のかがみさんの時もそうですが、話は盛っていません。だから事実だけであまり面白くないかも知れません。ただその時感じた自分の印象はそのまま書いていきます。 ・吾妻ひでお先生のアシスタントになるまで まず、当時のマイナー業界でロリコンブームがあって、吾妻先生はそのレジェンドであり、急先鋒でもありました。自分は当時でいうロリコンカテゴリ系の人間では無かったということは十分承知していて、美少女は描いても性的対象としては描かなかったことで排除された気分になっていました。性的傾向を漫画に持ち込む素養がもともと無かったといった方が正しいかもしれません。逆にそのことでおたくの仲間に入れないことで悩みさえしました。なにせロリコン系作家であった方がマイナー業界では仕事があった時代でしたから。 今じゃ考えられませんよね。 話は前後しますが1983年(昭和58年)に遡ります。電研

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                            • カラスの巣 ニコ動に投稿している本当のプロによる犯行をまとめてみた

                              *この記事は更新停止しました。 ニコニコ動画のタグ先生何やってんすかシリーズなどから、漫画家・ラノベ作家などによる本当のプロによる犯行をまとめてみました。 色んな注意(ぶっちゃけ、蛇足) プロの定義はあいまいですが、ここでは同人ではなく商業で活動したことがある方としています。 また、推測ではなく本人の投稿が確認されているものに限って取り上げています。 動画を見るためにはニコニコ動画のアカウントが必要となりますのでご注意ください。 (追記) ※←こちらのマークがついているものは、コメント欄にて情報をいただいたものです。 みなさん、補足ありがとうございます。 ~描いてみた系~ ■コゲどんぼ先生のマイリスト まずは、有名なコゲどんぼ先生から。 デ・ジ・キャラットの生みの親で、ぴたテン・かみちゃまかりんなどを描いている人。 マイリストを見る限りでは、11月くらいから投稿を始めつい最近(3月16日)

                              • 404 Blog Not Found:2008年のお年玉で買うべき本10冊

                                2008年01月01日04:30 カテゴリ書評/画評/品評 2008年のお年玉で買うべき本10冊 あけまして、おめでとうございます。 お正月といえば、お年玉。 貰う立場の人も、あげる立場の人も、そのお年玉で何を買ったらいいのかというのをずうずうしくも提案するという企画のEntryです。 ここでは、一度買ったら一生ものとして読める本を慎重に選んでいます。ですから、「404 Blog Not Found:2008年の仕事始めまでに読んでおきたいビジネス書x10」のように、読む順番にこだわる必要はありません。何なら積読だって構いません。ただし、一度手に入れたら、引っ越しても手放さないでくださいね。何度も何度も読み返すことに、意味がある本なのですから。 あと、「お年玉」ということで、値段にもある程度気を遣いました。一口に「一冊」といっても「書評 - オックスフォード・サイエンス・ガイド」だったら一

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                                • 遅刻する食パン少女まとめ

                                  トップページへ戻る 信長の野望 ■信玄の野望 999日で天下統一 ■謙信の野望 3年1ヶ月で天下統一 ■信長の野望【革新】天下統一日記 ■信長の野望「天下創世」プレイ記 ■信長の野望「嵐世紀」プレイ記 三国志 ■三国志IX統一日誌 実況パワフルプロ野球 ■架空戦記BB2004:4・5・6・7・8・9 ■2003架空戦記だいちゃんす ■2003架空戦記ファイティー総合成績 ■1998年〜2001年のパワプロ日記 いろいろテキスト ■「遅刻する食パン少女」まとめ ■闘士ゴーディアン研究 ■燃える漢字ドリル ■子どもとセックスと法 ■過去の備忘録 ■はてなアンテナ兼リンク 「遅刻する食パン少女」記事まとめ ■キレンジャーの錯誤について−原典なしにパロディだけが流通する 「遅刻しそうな女の子が食パンを咥え、走って登校している途中で曲がり角で男の子とぶつ

                                  • 100年前の産業革命で肉体労働が機械に奪われたように、そろそろ頭脳労働が機械に奪われる日が来た。じゃあ、その先は? - orangestarの雑記

                                    www3.nhk.or.jp 技術的な精度を上げたりと問題はいろいろあるのだろうけれども、多分、あと10年~20年くらいで、医療は機械が診断、治療して、人間はその補助をする、くらいの時代になるだろう。(法律と運用の問題で50年くらいかかるかもしれない) 先進国は利権とかしがらみがあるので進まないだろうけれども、後進国、医者が足りなくて困っている地域、国で試験的に導入されて、そのアドバンテージで逆輸入、みたいになるだろう。 医者のような、“膨大な知識と反例を記憶してそのデータベースを即時取り出せるようにしながら目の前の事態に対応する”という仕事は、それを人間が得るために物凄い時間と労力がかかる。しかも専門分野以外のことにはわからないこともおおいし(身体の調子が悪いので10件あちこちの医者にかかった末にわかった結果、原因は歯が悪いということだった、というようなこともよくある)医者による能力のば

                                      100年前の産業革命で肉体労働が機械に奪われたように、そろそろ頭脳労働が機械に奪われる日が来た。じゃあ、その先は? - orangestarの雑記
                                    • 「この品切れ重版未定本を重版してくれ、全部買い取ってウチで売り切るから」 書泉グランデが強気すぎる重版実施→すぐに完売して話題に

                                      東京都千代田区神保町の書店「書泉グランデ」が、復刻を望まれていた品切重版未定本を力技で再重版に持ち込み、さらには完売させてしまった、という出来事が話題となっています。 タワーのように積み重なった『中世への旅 騎士と城』 書泉グランデは、株式会社書泉が神保町に構える大型書店。同社が重版にこぎつけたのは、長らく品切重版未定となっていた『中世への旅 騎士と城(H.プレティヒャ・著/平尾浩三・訳/白水社)』という書籍です。元はドイツで書かれた本で、内容は「中世ヨーロッパの世界観の解説」という専門書。これを日本語訳したものが前述の『中世への旅 騎士と城』で、1982年に発売されました。 重版までの経緯をツイートした作家のSOW(@sow_LIBRA11)さんによれば「この書籍に書かれた情報を基礎として、数多くの日本産RPGやファンタジー作品が創られた。影響を受けていない作品はほぼないと言い切れる、い

                                        「この品切れ重版未定本を重版してくれ、全部買い取ってウチで売り切るから」 書泉グランデが強気すぎる重版実施→すぐに完売して話題に
                                      • イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書

                                        シオンズ・フィクション イスラエルSF傑作選 (竹書房文庫) 発売日: 2020/09/30メディア: 文庫この『シオンズ・フィクション』は、イスラエルSFの傑作16篇を集めたアンソロジーである。訳者の一人である山岸真さんが本の雑誌などで凄い凄いと書いていたので期待していたのだけれども、読み始めてみれば、たしかに恐ろしく質が高い作品が揃っている。それも、イスラエルの文化や歴史を反映させた、あまり味わったことのない発想や表現が出てくるので、4篇ほど読んだところでイスラエルにこんなスゲーSFの書き手が存在していたとは……と幽遊白書の魔界トーナメントの気分を味わった。 しかし、それも不思議なことではないのかもしれない。編者二人による巻末に置かれた「イスラエルSFの歴史」は、『イスラエルという国家は、本質的にサイエンス・フィクション(SF)の国とみなしてもかまわない──地球上でただひとつ、一冊では

                                          イスラエルのSFを集めた、恐ろしく質の高い傑作アンソロジー──『シオンズ・フィクション』 - 基本読書
                                        • アニメNEXT 100 日本のアニメーション研究 1:日本のアニメ大全 国産商業アニメーション映画第一号に関する調査レポート 2017/01/01 中間報告

                                          Qzil.la、世界的NFTプロジェクトAzukiのアニメアンソロジーシリーズ『Enter The Garden』を制作 エピソード1『The Waiting Man – 待つ男 -』のPVを本日公開 2024-04-12 リリース提供:Qzil.la株式会社 『神統記(テオゴニア)』TVアニメ化決定!!ノベル1~3巻・コミックス1~10巻好評発売中&最新11巻は4/5(金)発売 2024-04-10 リリース提供:株式会社主婦と生活社 色彩検定はイケボで勉強!? 受検生を全面サポート。声優・緒方恵美、オラオラ系でミステリアスな講師役に!イケボ講師による色のユニバーサルデザイン解説動画。斉藤壮馬、木村良平、杉田智和演じる先生との掛け合いも 2024-04-10 リリース提供:公益社団法人 色彩検定協会

                                          • はてなー!!自分の好みのタイプの漫画全部書くからお薦めしてくれ!!

                                            https://anond.hatelabo.jp/20220630040756 ブコメ返信書きました!沢山おすすめしていただいてありがとうございます! 知らないのも多くて嬉しい 好きな漫画探しても既読か知ってるか読んでも微妙以外が3%しかない!助けて!! 自分の好みど真ん中のやつ ・アタゴオルシリーズ ・テガミバチ ・図書館の大魔術師 ・107号室通信 ・香魚子さんの短編集 ・週刊少年ガール キーワードにするとすこしふしぎ、日常物、児童書っぽさなどが好き 漫画以外の好きな物 ・BUMP OF CHICKEN ・sasakure.UK ・モモ ・黒ねこサンゴロウ ・ななつのこ(加納朋子) ・ゆめうつつ草紙(原田 宗典) ・白乙一 他の既読漫画好みタイプ漫画 ダンジョン飯 九井諒子短編集全部 乙嫁語り 吾峠呼世晴短編集 この世界の片隅に 夕凪の街 桜の国 こっこさん 長い道 よつばと! 賢い

                                              はてなー!!自分の好みのタイプの漫画全部書くからお薦めしてくれ!!
                                            • Value Objectについて整理しよう - Software Transactional Memo

                                              Value Objectとは何であるか? マーチン・ファウラーのPatterns of Enterprise Application Architecture(PofEAA)やエヴァンス・エリックのDomain Driven Design: Tackling Complexity in the Heart of Software(DDD)が原典であるが、PofEAAではこう切り出している。 When programming, I often find it's useful to represent things as a compound. プログラミング時は物をcompound(合成物)として表現すると便利なことがしばしばある。 例えば2次元空間上での座標のように複数のメンバ(属性)を持つ物は便利である、と。しかしそれらを比較する方法は一意ではない、そこで Objects that a

                                                Value Objectについて整理しよう - Software Transactional Memo
                                              • 『三体』の劉慈欣が「近未来SF小説の頂点」とまで言った、ページをめくる手が止まらない圧巻の中国SF──『荒潮』 - 基本読書

                                                荒潮 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:陳 楸帆発売日: 2020/01/23メディア: 新書この『荒潮』は中国のSF作家を代表する一人と言われる陳楸帆による初の(そして今のところ唯一の)長篇SF小説である。陳楸帆の小説は、日本でも刊行された現代中国SFアンソロジーである『折りたたみ北京』にも短篇「鼠年」が載っている。 この「鼠年」は、中国で遺伝子改造されたラットの逃亡と、その駆除隊に入った底辺層の駆除隊の青年を通して中国社会の苦境と世界を支配するゲーム・ルールを描き出していく、ローカル性とグローバル性が適度にブレンドされ、そこからさらにSFならではの情景に繋がっていく圧巻の短篇で、アンソロジー全体の中でも群を抜いておもしろかった。また、この『荒潮』は英語や、原語で読んだ人の評判もずば抜けて高く、最初から期待していたのだが──、実際読んでみたらこれがもうめちゃくちゃおもしろい! 久し

                                                  『三体』の劉慈欣が「近未来SF小説の頂点」とまで言った、ページをめくる手が止まらない圧巻の中国SF──『荒潮』 - 基本読書
                                                • 作家・山本弘氏ご逝去|

                                                  2024年3月29日(金)、作家・ゲームデザイナーの山本弘氏が誤嚥性肺炎により68歳でご逝去されました。葬儀は近親者で営みました。 代表作に、第28回吉川英治文学新人賞ならびに第27回日本SF大賞候補となった『アイの物語』のほか、『神は沈黙せず』、〈MM9〉〈BISビブリオバトル部〉シリーズなどがあります。また、「と学会」初代会長をつとめ、〈トンデモ本〉ブームの先駆者としても知られています。 山本氏は1956年、京都府生まれ。京都市立洛陽工業高等学校卒業。78年、「スタンピード!」で第1回奇想天外SF新人賞佳作を受賞。88年『ラプラスの魔』で本格的に小説家デビューを果たします。その前年に設立されたクリエーター集団「グループSNE」の一員として、テーブルトークRPG〈ソード・ワールド〉の立ち上げに参画、〈サーラの冒険〉シリーズをはじめとする〈ソード・ワールド〉に基づく小説の執筆、テーブルトー

                                                  • ブロガー山月記(C90新刊『ここは悪いインターネットですね』収録) - orangestarの雑記

                                                    ブロガーの山月記です こちら、ブロガー山月記ほかを収録した、 「ここは悪いインターネットですね。」 は、あさって12日金曜日のコミックマーケットで頒布いたします。 追記;kindleでも販売を開始しました。 ここは悪いインターネットですね。 作者: 小島アジコ発売日: 2016/12/31メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る コミケのお知らせ:C90参加します:金曜日1日目 東2-Z25 夏コミケ参加します。 今のところ、予定しているのは、 “猫を殺す仕事”の第2巻的な本「怪物は夢を見ない」 “インターネット小話”“ブロガー山月記”などのインターネット愉快漫画。「ここは悪いインターネットですね。」 アリスインデッドリースクールのアンソロジー「ALICE IN DEADLY SCHOOL CAN'T STOP RAMPANT」 801ちゃんの育児の本(完成すれば)

                                                      ブロガー山月記(C90新刊『ここは悪いインターネットですね』収録) - orangestarの雑記
                                                    • 2022年に読んで面白かった漫画 53選 - #AQM

                                                      我ながらコンサバなのにミーハーな並びだな。 ★★★    面白かった ★★★★   すごい好き ★★★★★  愛してる ★★★★★★ 人生のお供 この記事では★5以上を並べます。 同じ★数同士の順番は、単純に読んで記事にした日付の順なので他意はないです。 読んで面白くなかった漫画は、わざわざDISるのもなんなので記事にしてないです。 その他、世の中には自分が読んでない漫画の方が圧倒的に多いです。 前回はこちら。 aqm.hatenablog.jp 前は半年ごとにやってたんですけど前回から1年分まとめて、寸評も巻ごとじゃなくて作品ごとに。 諸々コミでこんぐらい。長くてすいません。 あとで読んでください。 じゃあ、そういう感じで。 1本目 11本目 21本目 31本目 41本目 51本目 その他 1本目 ★★★★★ aqm.hatenablog.jp aqm.hatenablog.jp aqm

                                                        2022年に読んで面白かった漫画 53選 - #AQM
                                                      • ソフトウェアテストを勉強しはじめて10ヵ月でやったこと - うさぎ組

                                                        WACATE 2011 夏に誘われたのがキッカケでソフトウェアテストを勉強しはじめて10ヵ月くらいがたちました。 先日、わんくま名古屋でソフトウェアテストの勉強法についてLTしたのですが、みなさんにいろいろ聞かれたのでここにまとめておこうと思います。 本当は1年の区切りで書こうと思ったけど、まぁいいでしょう。 追記ここから わんくまで発表したLT資料はこちらです うさみみのソフトウェアテスト勉強法 View more presentations from Kyon Mm 追記ここまで こういうのを書くときに時系列で書くべきか、コツを書くべきか悩みますね。 でも、みんなが知りたいのは僕の歴史じゃなくってコツだと思うので後者で書きます。前者はTwitterとか勉強会とかお食事とかお茶でもしているときに聞いてみてください。 以下では多くの書籍を紹介していますが、僕がこの10ヵ月で読んだ本。ってい

                                                          ソフトウェアテストを勉強しはじめて10ヵ月でやったこと - うさぎ組
                                                        • 五分でわかる日本SF作家クラブと大森望の20年間

                                                          トラバで指摘を受けたので一部修正&追加 大森望氏が日本SF作家クラブに入会を拒否られ、それを契機に一部の作家がクラブを退会していることが話題になっている。 日本SF作家クラブが大森望氏の入会を拒否→そのことに不満を持った作家が一斉に退会を表明 http://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52095403.html 大森望氏といえば、文学賞メッタ斬り!であれやこれや言って文壇からの顰蹙を買ったり、清涼院流水デビュー時に本の帯に「新本格最凶のカードがミステリの幸福な時代に幕を引く」と書いて真面目なミステリファンの不興を買ったり、このミスの匿名座談会で作家たちから反感を買ったりと、あまり買うべきじゃないものばかりたくさん買い集めているが、しかしそれでも彼がSFにもたらしてきたものは大きい。 人気作品の翻訳、創元SF短編賞の審査員、描き下ろしSFアンソロジーN

                                                            五分でわかる日本SF作家クラブと大森望の20年間
                                                          • 鳥山明作品の美しい画像スレ あんか~びっぷ

                                                            2024 . 03 « 123456789101112131415161718192021222324252627282930»2024 . 05 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/03/01(日) 09:27:54.29 ID:whP7D1Gz0綺麗な一枚絵欲しいのでもしよろしければよこしやがってください 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/03/01(日) 09:38:56.52 ID:whP7D1Gz0 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/03/01(日) 09:42:07.05 ID:whP7D1Gz0 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2009/03/01(日) 09:43:31.22 ID:8L2eqnjf0この頃の鳥山明は神 10 :以下、名無しにかわりま

                                                            • この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書

                                                              サハリン島 作者:エドゥアルド・ヴェルキン発売日: 2020/12/22メディア: 単行本このエドゥアルド・ヴェルキン『サハリン島』は、ロシアのメディアで、この10年で最高のロシアSFと評されているSF長篇である。「この10年で最高」というのは、気軽に使うにはリスキィな褒め言葉だ。何しろ、これでつまらなかったら他のこの期間に発表されたロシアSFはいったいなんなんだ、という話になってしまう。 なので、話半分というか……、勢い余って言い過ぎちゃった人がどっかのメディアにいたのかな? ぐらいの心持ちで読み始めてみたのだけれども、いやはや……。これはたしかに、この10年で最高のロシアSFかどうかはわからないがめちゃくちゃおもしろい! 表面的な題材だけ抜き出してみれば、ゾンビ的な感染症に第三次世界大戦による終末世界化、変容してしまった世界を二人の男女が旅をするという、ありきたりなポストアポカリプス物

                                                                この10年で最高のロシアSFと言われる傑作終末SF──『サハリン島』 - 基本読書
                                                              • 語り手が異常な小説が読みたい - 千年先の我が庭を見よ

                                                                「信頼できない語り手」という小説ジャンルがある。 信頼できない語り手(しんらいできないかたりて、英語: Unreliable narrator)は、小説や映画などで物語を進める手法の一つ(叙述トリックの一種)で、語り手(ナレーター、語り部)の信頼性を著しく低いものにすることにより、読者や観客を惑わせたりミスリードしたりするものである 信頼できない語り手 - Wikipedia 好きだな~そういう胡乱さ…。 でも私はもっともっと希薄なトラストを求めていて、語っている奴が人間なのか存在するのかどうかすら怪しく、言うなれば信憑性に欠ける信頼できない語り手の小説が読みたい。なんなら語っている内容の虚偽というよりは、存在の胡乱さの方を求めている。しかし読みた~い!と言ったところでインターネッチョの海で親切なウミガメが運んできてくれるはずもなく、自ら竿を持ち餌を撒かないかぎり得られないのである。 仕方

                                                                  語り手が異常な小説が読みたい - 千年先の我が庭を見よ
                                                                • なぜオッサンはかわいいに憧れるのか 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(前編)

                                                                  PANORAでもインタビューした「キズナアイ」をはじめ、このところ3DCGがまるで生きているように動くバーチャルキャラ界隈がアツい。アニメやゲームの作品中に登場するのではなく、人格を持った一人としてYouTubeなどに動画や生放送を公開し、視聴者とともに身近な話題を楽しむというのが今風だ。 そんな界隈で先週、怒涛の勢いで知名度を上げたのが「ねこます」氏、通称「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」になる。にゃるら氏のブログ「根室記念館」の記事をきっかけに火がついて、わずか数日でYouTubeの登録者数が300から9000に急増するほど注目を集めている。なぜそんなに受けているのか。まずは動画を見てほしい。 そう、見た目はかわいい狐娘なのに、声が明らかに男性なのだ。それもボイスチェンジャーのような生ぬるい妥協は一切入れないという、まごうことなきストロングスタイルだ。語尾に「のじゃ」

                                                                    なぜオッサンはかわいいに憧れるのか 「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」独占インタビュー(前編)
                                                                  • ブラジル帰りの鬼才「Mika Pikazo」インタビュー 極彩色に血を通わす極意

                                                                    POPなポイントを3行で イラストレーター「Mika Pikazo」超ロングインタビュー ブラジル帰りという異色の経歴を持つ彼女の来歴や哲学に迫る 現在、「Mika Pikazo展 2020」も開催中 人気バーチャルYouTuber・輝夜月さんやピンキーポップヘップバーンさんのキャラクターデザイン、『Fate/Grand Order』清少納言サーヴァントのデザイン、「マジカルミライ2018」のメインビジュアルをてがける新進気鋭のイラストレーター・Mika Pikazoさんによる初の全国展覧会「Mika Pikazo展 2020」がスタートしている(関連記事)。 イラストレーターとしての活動もさることながら、輝夜月さんのアパレルブランド「Beyond The Moon」でのアパレルやグッズデザイン、ライブステージ演出を手がけているのに加え、原作・原案をてがけるプロジェクト「RE:BEL RO

                                                                      ブラジル帰りの鬼才「Mika Pikazo」インタビュー 極彩色に血を通わす極意
                                                                    • 反知性主義3 Part 1: 内田編『日本の反知性主義』は編者のオレ様節が痛々しく浮いた、よじれた本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

                                                                      しばらく間が空いた。で、反知性主義についての簡単なお勉強を経て、ぼくが手に取ったのは『日本の反知性主義』だった。 この本の題名は、明らかに『アメリカの反知性主義』を意識しているようだ。その一方で、この面子を見ると、ぼくが冒頭に挙げた『現代思想』の執筆者と重なるようであり、「反知性主義」を「バーカ」の意味で使う連中の集団のようにも思える。で、どうなのよ? それがぼくの興味だった。が、その前に…… 「反知性主義」をちがう意味で使ってはいけないの? まず、そもそも「反知性主義」を「バーカ」の意味で使ってはいかんのか? ぼくはそうは思っていない。ぜんぜん構わないと思う。ただ、その場合にはホフスタッターとかを引き合いに出してはいけない。まるで意味がちがうからだ。 なぜか? ホフスタッターの本は、名著とはいえ決してだれでも知っているメジャーな本ではない。ぼくはたまたま、漠然とホフスタッター的な意味合い

                                                                        反知性主義3 Part 1: 内田編『日本の反知性主義』は編者のオレ様節が痛々しく浮いた、よじれた本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
                                                                      • SF界の文化戦争「パピーゲート事件」について - 100光年ダイアリー

                                                                        はじめに ヒューゴー賞についての基本 2013年――始まり 2014年――サッド・パピーズ2 2014年――ゲーマーゲートと「SJW」 2014年――「悪の同盟」とジョン・C・ライト 2015年――サッド・パピーズ3とラビッド・パピーズの登場 ヴォックス・デイについて 2013年――SFWA性差別論争とデイの除名 2015年――ヒューゴー賞最終候補への影響 2015年――「該当作なし」が続出した授賞式 2015年――アルフィー賞、木星賞、不時着賞 あるパピーの視点から 事件に対する評など その後のヒューゴー賞 ドラゴン賞 コミックスゲートとデイ キャンベル新人賞の改名 おわりに――SFF読者と作家の男女比など 謝辞 注釈に載せた以外の参照先 追記1 追記2 はじめに ケン・バーンサイド(Ken Burnside)によるエッセイ The Hot Equations: Thermodynami

                                                                          SF界の文化戦争「パピーゲート事件」について - 100光年ダイアリー
                                                                        • 2018年にブックマークしたURLでよかったもの集めた - Really Saying Something

                                                                          2013年から毎年、「年ごとにブックマークしたURLでよかったもの集めた」と題して、1年分の「自分がブックマークしたURL」を振り返り、まとめています。2017年分は以下です。 2017年にブックマークしたURLでよかったもの集めた - Really Saying Something 毎年我ながら酔狂なことをやっているなぁとは思うのですが、さすがに4回も続けていると、「自分はこの時こういうことに興味を持っていたんだなー」というのがわかってきて結構便利です。2018年の私の流行は「サマータイム」「マネジメント(エンジニアリング含む)」「写真」あたりでした。2017年のブックマーク総数は約8,000、2018年は約5,500。要因としては体調を崩していた時期が多かったのと、「体調が悪い時はそもそもスマホを見ることをあきらめる」を覚えたこと、2018年後半は眼に疲れが出たので通勤時にあまりブック

                                                                            2018年にブックマークしたURLでよかったもの集めた - Really Saying Something
                                                                          • 食漫画飽食の時代 ー最近の食漫画を集めてみたー - 最終防衛ライン3

                                                                            最近、食べ物や食べることに焦点を当てた「食漫画」が増えてきたなと感じたので、2015年くらいからの作品を中心に集めてみました。2014年に連載が終了した作品も幾つか含んでいます。また、古い漫画もありますが、現在も連載中のみの作品を集めており、2014年までに連載が終了した作品は含めていません。 Twitterでのリプライを中心にまとめましたが、約200作品と想像していた以上に集まりました。想定していたよりも、5倍くらい多い気がします。また、およそ140もの作品が連載中です。 余談ですが、最近はほとんどの出版社が一話を無料公開していおり、中身の確認ができて助かりますね。 最近の食漫画 - Togetterまとめ 作るから食べるへ 庖丁人味平やシェフなどは、ストーリーの解決方法として「食」をテーマにした作品です。ミスター味っ子なども既存の対決というフォーマットに料理を落とし込んだ作品と言えるで

                                                                              食漫画飽食の時代 ー最近の食漫画を集めてみたー - 最終防衛ライン3
                                                                            • 私は役員になれない - β2

                                                                              私は役員にはなれないのだろうなと思う。ばらばらな知識しかなくて、持論の体系を持っていないからだ。 いろいろな会社の役員の方と関わる機会がよくある。全員がそうだとはいわないけど、彼らは驚くほど似通っている。彼らはなんらかの「持論」を持っている。時間をかけて練りあげられた持論は聞いているだけで面白くて、それをアンソロジーにしたらベストセラーが生まれると思う。この持論は体系立っていて、かつ主観的だというのがポイントだ。その人が世界を見る角度がはっきりと出ている。どの持論も違っていて、偏っていて、面白い。 持論は偏見から生まれる。客観的な持論などというものは存在しない。客観性を目指すと学説になる。そしてビジネスにおいてそれをやろうとすると、情報不足で人生がタイムアップになる。 原発の検証番組では、前の首相は様々な場面において「十分な情報が回って来なかった」ことを強調していた。情報が不十分であった結

                                                                                私は役員になれない - β2
                                                                              • 「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)

                                                                                8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。(編集部) ※本原稿は書籍ではなく、SFマガジン10月号(8/24発売)に掲載されます。 伴名練『なめらかな世界と、その敵』 装画:赤坂アカ ーーーーーーーーーー あとがきにかえて 運が良かったのだと思う。 1988年生まれである私の小学生時代は、1994年の4月から2000年の3月だった。この時期、子ども向けのSF叢書が新刊で刊行されることはなかった。 なぜそんなことが分かるかと言うと、ネット上に、「少年少女SF小説全集の興亡」という題名の、国際子ども図書館資料情報課長(平成25年度当時)の

                                                                                  「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)
                                                                                • ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】

                                                                                  最近ドクターストーンというアニメの録画を見て年甲斐も無く「滅茶苦茶面白いなこれ!」って思って感動した。 人生って嫌な事も多くて、正直先も真っ暗で最終的に悲惨な結末を迎えるかもしれないな…って暗い想像をする事もよくあるんだけど そういう時ベタだけど「うわめっちゃおもしれえなこれ!」ってコンテンツに出会えたらそれが一瞬でも生き甲斐になれる事がある気がする なのでここ10年という最近に「これに触れる事が俺の生き甲斐なんだ!」ってくらいハマった物を少しずつ思い出して一度書き出してみたくなった 思い出せない物も沢山あるだろうけど、それでもその時その一瞬でも楽しめたのならきっと幸せな事だったんだと思う。ハマった年も覚えているなら書く事にする。 クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(2014年)生まれて初めて最後まで追った深夜アニメ。このアニメを録画するためにブルーレイレコーダーを購入した。 機動戦士ガンダム

                                                                                    ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】