日本語学校などに通う海外からの留学生は、日中関係を巡る緊張を背景に、かつて大半を占めていた中国からの留学生が大幅に減った一方で、日本企業の進出が相次ぐベトナムからの留学生が去年の5倍に増えたことが分かりました。 日本語教育振興協会によりますと、全国に400余りある日本語学校などに通う海外からの留学生は、東日本大震災の後の2年間で1万3000人余り減りましたが、ことし7月には4万2600人余りと震災前とほぼ同じ水準に戻ったということです。 このうち、かつては7割近くを占めていた中国からの留学生は震災前より9000人少ないおよそ2万100人にとどまり、全体の半分以下になりました。 一方で、ベトナムからの留学生は、去年の5倍となる1万人を上回り、留学生のほぼ4人に1人がベトナム人となりました。 日系企業のベトナムへの進出が相次いでいることなどを受けて、日本語を身につけて日系企業への就職を目指す留