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祭祀の検索結果1 - 40 件 / 4573件

  • 明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法

    かなり長く(約15000文字)なってしまったので最初にまとめておくと、この記事は『岩見武勇伝』という物語に生じた変化を紹介しながら、『社会の状況が変化すると娯楽物語の内容も変化する』といったことが書かれている。遊廓は登場するが、その実態については触れていない。 岩見重太郎の妹お辻 『岩見武勇伝』は不完全だから語られ続けた お辻が仇討ちの旅に出るまで 侠客の登場 ヒーローになる若松太兵衛、アイドル化するお辻 なぜお辻の扱いに変化が起きたのか 岩見重太郎の妹お辻 今では忘れ去られてしまっているが、かって岩見重太郎と呼ばれるヒーローがいた。 狒狒を殺す岩見重太郎 岩見重太郎・塙団右衛門 玉田玉秀斎 講演 立川文明堂 大正六(一九一七)年 『岩見武勇伝』は主人公の重太郎が父親の仇である広瀬軍蔵を打つため諸国を巡りつつ、狒狒や山賊を退治し、天橋立で百人斬りを達成、ついでに広瀬軍蔵も完璧に殺害、豊臣秀

      明治時代のフィクションで遊廓や遊女がどう美化されたのか紹介する - 山下泰平の趣味の方法
    • 上皇陛下のご近況について(お誕生日に際し)(令和2年) - 宮内庁

      令和2年12月23日:上皇職 上皇陛下は,仙洞仮御所において87歳のお誕生日をお迎えになります。 仙洞仮御所はかつて高松宮邸として使用されていましたが,陛下は,ご疎開先からご帰京になった翌年の昭和21年2月,当時の高松宮邸をご訪問になっています。その頃,仮御所に隣接する高松中学校はまだ建設前で,その場所は宮邸の敷地内でしたが,陛下は,そこにあった大きな池に坂を下りて行かれたことを懐かしく思い出されていました。 仙洞仮御所でのご生活は,新型コロナウイルスの蔓延により,当初の想定から一変しました。陛下は,上皇后さまと共に,新型コロナウイルスの感染が国内外で拡大し,人々の健康と日常生活に大きな影響を及ぼしていることを深く案じられ,この感染症への理解と感染防止のための医学的,社会的な取組みに関心を向けてこられました。侍医や侍従からは日々の感染状況を,永井皇室医務主管からは100年前に流行したスペイ

      • 『国道16号線 「日本」を創った道』 - HONZ

        私が住む東京都町田市の小田急町田駅の東口の広場には「絹の道」という石碑がある。それをゼミ生に見せてからJR横浜線の下り線に乗り、八王子に向かう。その車中で、なぜ八王子と町田を結ぶこの街道が絹の道と呼ばれるか、学生たちに説明する。 このあたりの多摩丘陵の地形地質が桑畑に向いていて、それが地域の養蚕業を盛んにしたこと。そうして絹製品の産業基盤がこのあたりにあったところに、幕末期に盛んになった生糸輸出で、山梨や長野、群馬の生糸がいったん八王子に集まり、そこから輸出港横浜まで運搬されるルートができたこと。その流通加工拠点であった八王子には富が蓄積されたし、横浜までは生糸を馬の背に乗せて運ぶにも一日では歩ききれないので、行商人たちがその中間地点の町田で一泊してお金を落としたこと。横浜で生糸を売り捌いて懐が暖まった行商人たちが、おそらく帰路についた一泊目の町田で羽根を伸ばしたので町田には町の規模の割り

          『国道16号線 「日本」を創った道』 - HONZ
        • 人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭

          本稿は、人が超自然的存在を信じたり、宗教を信仰したりするようになぜ進化したのかを、認知心理学、脳神経科学、遺伝学、進化学などの研究成果をレビューして、独自に考察したものです。 なぜこんなにも多くの人が宗教や超自然的存在を信じているのだろうか 正月、近所の神社に行くと、厄年を迎える人の生まれた年が大きく看板に書かれている。私は、宗教や神の存在は全く信じていないが、看板に書かれた年が自分の生年と一致していると、何の根拠もなく今年は病気に気をつけようとか、お守りぐらい買っておこうか、などと一瞬考えてしまう。これは、人を宗教にひきつける、人間の心理をついた「うまいやり方」である。将来への得体の知れない不安に対して、超自然的なものに頼ろうとする人間のもつ心理的特徴が宗教心を創り出しているのだろうと漠然と考えることができる。 現在、全世界の80%以上の人が宗教あるいは霊的な存在を信じているという(1)

            人はなぜ宗教を信じるように進化したのか|河田 雅圭
          • 日本一ちぎれそうな町、長野県立科町のいちばんちぎれそうな場所に行く

            ちぎれそうな町、いろいろあるけれど、長野県の立科町(たてしなまち)が、日本でいちばんちぎれそうな気がしている。 気になるので、実際に現地まで行ってみた。 ちぎれそうな町とは? 「ちぎれそうってなんだよ」という話だが、ぼくの言う「ちぎれそう」というのは2箇所の領土が、めちゃくちゃ細長い領土でかろうじてつながっているように見える自治体のことだ。 まずは長野県立科町の地図を見てほしい。 黄色いところが長野県立科町 ほら、これ。ちぎれそうだろう。どこかにぶら下げておいたら、下の方が30分ぐらいでボトッと落ちそうな、これが「ちぎれそう」な町だ。 ただたんに、領土が細長いというだけの場所であれば、日本各地にいくつもある。たとえば、静岡県沼津市。 ちぎれそうというか、ちぎれてるとも言える これも、地図でみると今にもちぎれそう……というか折れそうだけれども、実は、沼津市のいちばん狭い場所は、川(狩野川放水

              日本一ちぎれそうな町、長野県立科町のいちばんちぎれそうな場所に行く
            • 銅鐸の使い方を知っていた最後の人

              銅鐸という古代の祭祀具がある。日本史の弥生時代のとこで習ったアレだ。 卑弥呼の時代の直前くらいに銅鐸は使われなくなる。 私たちはいまだに神社では鏡や剣を神器として尊ぶのに、銅鐸は使わない。 研究者の見解では多分こういう風に使うのだろう、ってのはある。 が、正確なところはわからない(特に大型化した以降)。 ただ一つだけ言えることは、絶対に一人、最後に銅鐸の使い方を知っていた人がいる。 銅鐸をどうするのか? どう祭祀で使うのか。 知っていた人が、必ずいる。 複数人の集団を想定してもいい。その集団の最も長生きした人を想像するのも良い。 彼、彼女の人生について、よく寝る前とかに想いを馳せる。 先祖から受け継いでいた銅鐸の使い方を、歴史のうねりの中で失う。 おそらく、使い方を知っているが、もう使うことがなくなった(鏡や剣を祀るスタイルが一般化した)というのが想定される一つの可能性だ。 そのうち、なん

                銅鐸の使い方を知っていた最後の人
              • 「泥のように眠る」の「泥」は生物のことなのか?

                まず、土と水の混合物という意味での「泥」(以下「ドロ」と書く)ではない、生きものとしての「泥」(以下「デイ」と書く)については、中国の沈如筠が書いた『異物志』という書物で紹介されているという。 泥为虫名。无骨,在水则活,失水则醉,如一堆泥。 泥は虫の名である。骨がなく、水に在ればすなわち活き、水を失えばすなわち酔う、一堆の泥のごとし。 『能改斎漫録』『夜航船』などにも同様の記述がある。なぜ「水を失えば酔う」のかといえば、言い伝えによると「デイ」は身体から酒を分泌しているので、周囲に水が無くなると自分の酒で酔って、ドロのようになって死んでしまうかららしい(が、この言い伝えのソースも不明なので信用できるかどうか)。おそらくナマコかクラゲのようなものを指しているのではないかと思われる。 「酔如泥(泥の如く酔う)」という表現の初出は『後漢書』の周沢伝だ……という説が一般的なのだが、現在の『後漢書』

                  「泥のように眠る」の「泥」は生物のことなのか?
                • ゲーム研究を極める30冊〈1〉/吉田寛|東京大学出版会

                  (1)日本語で読める遊び・ゲーム論の古典(5冊)「ゲーム研究(Game Studies)」は21世紀に誕生した新しい学問分野だが、遊びやゲームについての研究は古くから哲学や心理学、人類学、教育学といった分野でなされてきた。ここに紹介するのは、欧米で刊行されてきた遊び・ゲーム論の古典のうち、現在われわれが日本語で読めるものである。翻訳者に感謝しなくてはならない。 (1-1)ヨハン・ホイジンガ『ホモ・ルーデンス:文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』(1938年、里見元一郎訳、講談社学術文庫、2018年) 原著はオランダ語で1938年に刊行された。「文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み」という長い副題をもつ。いわずと知れた遊び・ゲーム論の古典中の古典であり、「生物学的適合性」に資するものとして遊び・ゲーム(オランダ語で「spel」)を「合理的に説明」しようとしてきた、そ

                    ゲーム研究を極める30冊〈1〉/吉田寛|東京大学出版会
                  • 2020年秋開始の新作アニメ一覧

                    年4回ある番組改編期がやってきました。ネット配信を中心とする作品は改編期に縛られることなく自由な時期に配信を始めることができますが、まだまだ多数の作品がテレビ放送を軸としているため、改編期に番組の開始・終了が集中しています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大によって多数の作品が制作スケジュールに大きな影響を受けて、秋開始予定だった作品から2021年冬以降へ延期になったものが複数ある一方、2020年春・夏開始予定だった作品がいよいよ放送・配信されるというケースもあり、2020年秋(9月末~10月)に始まる作品の数は50超となりました。 以下、リストは放送・配信時期が訪れたもの・訪れが近いものから順に並んでいます。なお、一時中断からの再開作品である「アイドリッシュセブン Second BEAT!」「ギャルと恐竜」はリストから省いています。 ◆仮面ライダーセイバー ・放送情報 テレビ朝日系:9/

                      2020年秋開始の新作アニメ一覧
                    • 岐阜県限界集落㊙裏話|アクルト

                      さて、先日のニュースを見て、気になってここにアクセスしている人も多いだろう。先週岐阜県で何が起こったのか、不思議に思っているはずだ。だからできるだけ正直に、俺たちがやってしまったこと、昨日までに起こったことを書く。 事の発端は、ちょうど一週間前。 俺の人生はチンカスだ。25歳になっても岐阜県を、この村を出られないでいた。東濃の山間。長野との県境に位置するここの村は、はっきり言って限界集落だ。人口減少がヤバく、潰れかけている。東濃に村はないとされているが、そんなの大嘘だ。だが、この村の存在は田舎すぎて認知されていない。国土交通省も把握してない。こんな場所で働くなんて馬鹿げてる。だから俺は隣町のパン工場に就職した。 俺は村長の長男なので移動できるのは隣町までという取り決めがある。だから必然的にこの歳まで彼女なんて出来なかった。田舎に女はいない。 驚くべきことにインターネットはある。だからTin

                        岐阜県限界集落㊙裏話|アクルト
                      • 内田樹「あらゆるところで株式会社化が進んだために、現代人は長期的な視野を持てなくなっている」|賢人論。|みんなの介護

                        思想家としての深い洞察力と、仏文学者としての洒脱なエスプリと、武道家として一本筋の通った豪腕ぶり…。読者に熱烈なファンが多いことで知られる内田樹氏を、ようやく本欄でお迎えすることができた。文武両道を体現する今回の賢人は、日本の社会保障制度について何を語るのか。鋭い舌鋒をできるだけやわらかく受け止めながら、インタビューはそろそろと始まる。 文責/みんなの介護 制度設計のプロであるはずの官僚が、なぜ長期的な視点で物事を捉えられないのか みんなの介護 総務省が発表した人口推計によると、2018年10月1日時点の日本の総人口は1億2,644万人と、8年連続で減少しているそうです。いよいよ深刻になる人口減少に高齢化が重なり、社会保障制度をどう維持していくかが喫緊の課題となっています。 内田 僕の記憶では、「人口問題」と言えば、少し前までは「人口爆発」のことでした。このまま世界の人口が増え続けていけば

                          内田樹「あらゆるところで株式会社化が進んだために、現代人は長期的な視野を持てなくなっている」|賢人論。|みんなの介護
                        • アイヌの祭祀「キタキツネのイオマンテ」が現代人に突きつける答えなき問い | 映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』北村皆雄監督に聞く

                          ──なぜアイヌのイオマンテを撮ろうと思われたのでしょう? 映像を撮ったのは、じつは1986年で、いまから35年前のことです。それまで僕は沖縄の久高島や西表島の神事にまつわる映像を撮っていて、アイヌのほうには目が行っていなかった。 でもどういうわけか、和人ながらアイヌ名を持つ堤大司郞という写真家から、北海道の屈斜路湖畔でキタキツネの霊送りを75年ぶりにやるから撮影しないかという話が来ました。 それがきっかけで、初めてアイヌのことを少し勉強して、撮影させてもらいました。いずれ本格的な映画を作ろうと思いつつ、結局35年も放っていたんですが……。 いまになって映画にした理由は、ふたつあります。ひとつは、民俗資料としても貴重なこの映像記録をなんとしても世に出さねばと思ったからです。 イオマンテを執り行ったのが、当時75歳だった日川善次郎エカシです。この儀礼は当時ですらできる人がほとんどいなかった。そ

                            アイヌの祭祀「キタキツネのイオマンテ」が現代人に突きつける答えなき問い | 映画『チロンヌプカムイ イオマンテ』北村皆雄監督に聞く
                          • イースター島のモアイ像が大量につくられた謎の科学的根拠が発表される - ナゾロジー

                            ラパ・ヌイのラノ・ララク採石場では島のモアイ像の9割近くが造られていたこの採石場の土壌を調べたところ、非常に栄養素が高く、農作地としても利用されていたことがわかったモアイ像の採石は、その行為自体が土壌に栄養素を送り込む役割があり、これがモアイ信仰に結びついた イースター島は南米チリの西に浮かぶ太平洋上の火山島です。現地の言葉でラパ・ヌイと呼ばれるこの島には、なんとも奇妙なことに、石のモノリス「モアイ像」が大量に建てられています。 大量のモアイ像は多くの人々を魅了し、島の名物となっていますが、かつての島の住人たちがなぜここまで狂ったようにモアイ像を造りまくったのかは謎に包まれていました。 モアイ像の造られた理由には、「祭祀目的」「墓碑」「島の支配者たちの権威を示す」など様々な説が唱えられていますが、明確な理由はわかっていません。 しかし、新たな研究は、モアイ像が大量に生産された理由に科学的な

                              イースター島のモアイ像が大量につくられた謎の科学的根拠が発表される - ナゾロジー
                            • 『性差(ジェンダー)の日本史』展は私たちの”常識”に挑戦し、不快にさせる|結城東輝(とんふぃ)

                              国立歴史民俗博物館で企画展示として開催されている『性差(ジェンダー)の日本史』展に行ってきました。結論、久々に感動を覚えるほど常識を揺るがされ、良質な不快感を生み出し、自らの不知を恥じ、また一歩、過去の囚われから解放される契機となったため、ぜひ多くの方に足を運んでいただきたいと思い、扉までの案内人を務めたいと思います。 遠さの絶望は、心地よい違和感と向き合う時間に大変失礼ながら、私は電車の中吊り広告でこの企画展を知った10月初旬、こんな罰当たりなツイートをしていました。 『性差(ジェンダー)の日本史』という物凄い惹かれるテーマ展示の中吊り広告を見つけて、絶対行こうと思ったら、なんとこの国立歴史民俗博物館、都内の最寄駅(代々木)から約2時間…。流石にこれは足が重くなる…。Web展示とかVR展示してくれませんか(号泣) pic.twitter.com/V5CqNP2QuV — とんふぃ@スマニ

                                『性差(ジェンダー)の日本史』展は私たちの”常識”に挑戦し、不快にさせる|結城東輝(とんふぃ)
                              • 「ローマ教皇やダライ・ラマも男性」と国連で反論 葛城奈海氏、日本の皇位継承への批判に

                                国連の女性差別撤廃委員会で日本の女性政策を対面で審査する会合がスイス・ジュネーブで8年ぶりに開催され、男系男子による皇位継承のあり方も論点の一つになった。NGOとして参加した「皇統を守る国民連合の会」会長の葛城奈海氏は「女性差別」と批判されるものではないと訴え、日本政府の代表団も皇室のあり方を同委で取り上げることは不適切と反論した。 同委は近く、改善勧告を含む報告書をまとめる。 天皇は祭祀王2016年の同委の会合では日本に関する見解の最終案に、男系男子の継承を女性差別だとして皇室典範の見直しを求める記述を盛り込み、日本側の抗議で削除された経緯がある。 葛城氏は今月14日の5カ国のNGO関係者が出席する会合でスピーチし、「天皇は祭祀(さいし)王だ。ローマ教皇やイスラムの聖職者、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ法王はみな男性なのに、国連はこれを女性差別だとはいわない。なぜ日本にだけそのよう

                                  「ローマ教皇やダライ・ラマも男性」と国連で反論 葛城奈海氏、日本の皇位継承への批判に
                                • 「オレたち何を見せられてるんだ!?」が氷解する頃には、きっと『古代戦士ハニワット』にハマっているに違いなく… | マンバ通信

                                  「オレたち何を見せられてるんだ!?」が氷解する頃には、きっと『古代戦士ハニワット』にハマっているに違いなく… 先日、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』監督の庵野秀明が『プロフェッショナル仕事の流儀』でこう言っていた。 「謎に包まれたものを喜ぶ人が少なくなってきている」 「謎に包まれた作品=面白い」とは限らないとしても、早い段階で「これは確実に面白さのある作品ですよ」とわかりやすく提示されないと、ついていくことをあきらめる人が増えている……というのは体感的にも納得できる。 その流れでいうと、『古代戦士ハニワット』は時代に逆行したマンガなのかもしれない。なにせ第1話を読んだ時点では「でっかいクエスチョンマーク」が浮かぶだけなのだから。 このタイトルと表紙を見た人はまず、「埴輪をモチーフにしたヒーロー物なんだな」と予想するだろう。その予想は間違いではない。しかし。 『ハニワット』は、土偶のような物

                                    「オレたち何を見せられてるんだ!?」が氷解する頃には、きっと『古代戦士ハニワット』にハマっているに違いなく… | マンバ通信
                                  • 科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ – 國學院大學

                                    科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ ヒトと自然、これまでとこれから(笹生衛 教授 前編) 神道文化学部全ての方向け Tweet 旱魃(かんばつ)、大雨、洪水。そして都市部への人口集中による感染症の大流行。古代の人々の姿と、現代に生きる私たちの姿はほとんど変わらないことが、古代の遺跡調査と文献史料、そして最先端の科学データを突き合わせたときに見えてくるという。 笹生衛・神道文化学部教授(國學院大學博物館館長)への前後編インタビューで伝わってくるのは、古代の話でありながらどこまでもクリアで、そしてリアルな歴史の肌触りだ。 10世紀に、何かが起きたのではないか――。これは私が20代の頃、古代の集落の発掘調査現場に身を置くようになって抱きはじめた疑問でした。古墳時代からの伝統的な集落のかたちが8・9世紀までは残っていたのに、9世紀の末期から10世紀にかけて、その集落が消滅・分散

                                      科学データが見せる10世紀に社会が 大きく変化したわけ – 國學院大學
                                    • 上皇さま88歳 米寿に 健やかで穏やかな日々 | NHKニュース

                                      上皇さまは、23日、88歳・米寿の誕生日を迎えられました。 宮内庁によりますと、上皇さまは、新型コロナウイルスの感染拡大によって、この1年、魚類の研究などで皇居を訪れる以外は外出を控え、東京・港区の仮住まい先で上皇后さまと静かに過ごされました。 体調に大きな問題はなく、毎日定時に起床・就寝して朝夕には庭を散策するなど、健やかで穏やかな日々を送られています。 側近からは国内外の感染状況や自然災害について説明を聴き、社会と人々に思いをはせながら、日々の出来事について話をされているということです。 上皇さまは、即位の前とあとにそれぞれ各都道府県を2巡し、外国訪問は合わせて42回、延べ115か国にのぼったほか、即位後、被災地を58回訪れ、55の離島を訪ねられました。 上皇后さまと当時のことや人々との出会いを思い起こし、今日に至る長い道のりを振り返られているということです。 同時に、今も変わりなく苦

                                        上皇さま88歳 米寿に 健やかで穏やかな日々 | NHKニュース
                                      • 上野千鶴子「介護保険制度のスタート時に介護ワーカーの待遇が低く設定されたことが今日まで影響を与えている」|賢人論。|みんなの介護

                                        2007年刊行の『おひとりさまの老後』(法研、のち文春文庫)は75万部を超えるベストセラーとなり、日本社会に“おひとりさまブーム”を巻き起こした上野千鶴子氏は、自身も生涯にわたっておひとりさま道を貫く、超硬派フェミニスト。2019年4月の東京大学入学式では、「メタ知識」をテーマに圧巻の祝辞を述べ、各方面から「名スピーチ」と絶賛されたことは記憶に新しい。そんな上野氏の専門分野はジェンダー研究。「介護」はジェンダーと深く関係するテーマでもある。記念すべき第100回目でもある今回は、「賢人論。というタイトルをなんとかして」とお叱りを受けながら、介護現場の抱える問題点についてお話を伺った。 文責/みんなの介護 「家事援助」の安すぎる公定価格はいったい誰が決めたのか? みんなの介護 介護の現場が疲弊しています。慢性的な人手不足で、介護ワーカー一人ひとりの負担が重く、それがさらに介護ワーカーの離職率を

                                          上野千鶴子「介護保険制度のスタート時に介護ワーカーの待遇が低く設定されたことが今日まで影響を与えている」|賢人論。|みんなの介護
                                        • 多くの日本人は「みんなが休む時」にしか有休を取らない? 他国と比べて「連続休暇」が短い、日本の休み方の現状

                                          働き方改革に関連する取り組みは世の中に浸透しつつありますが、一方で「働く」と表裏一体である「休む」という観点については、あまり議論されていないのが現状です。そこで国際女性教育会館(NWEC)が「日本人って休み下手!? ~フランスから学ぶ休み方改革~」と題してイベントを開催。本記事では、日本の休暇制度の概要について解説しています。 日本の休暇制度の「超概要」 小林あきら氏(以下、小林):まずは日本の休暇制度について、「超概要」ということで、簡単にご紹介させていただければと思います。 「日本の休業・休暇制度」は、大きく3つに分けられることがわかっております。1つ目は、法律で定められた「休業」です。労働者側もそうですが、使用者側、企業側のやむを得ない事由によって業務をできない場合に、どうすればいいのかを定めた法律です。 真ん中にありますのが、今日一番の話題になる、法律で定められた「休暇」です。み

                                            多くの日本人は「みんなが休む時」にしか有休を取らない? 他国と比べて「連続休暇」が短い、日本の休み方の現状
                                          • 一人暮らしの元大学教授が自宅で倒れて病院で亡くなった→近所に親族がいるのに無縁仏扱いになり共同墓地に放り込まれた現代のホラー

                                            Shin Hori @ShinHori1 ホームレスではなく元大学教授だった人が自宅で倒れて救急車を呼んで搬送され病院で亡くなったら、無縁仏扱いになって共同墓地に放り込まれて親族もわからなくなった…という現代のホラー 「誰が火葬のOK出したんや」兄はどこへ消えたのか? | www3.nhk.or.jp/news/html/2024… Shin Hori @ShinHori1 ⇨ これが重大な影響を与えている。 「そもそも近代日本の法制度では、祖先祭祀をベースとして死者は家族や遺族が引き取るべきであり、行政が対処するというのはあくまで“例外的”であるというのが前提でした。しかし、現代ではその“例外“が多数を占めつつあります」

                                              一人暮らしの元大学教授が自宅で倒れて病院で亡くなった→近所に親族がいるのに無縁仏扱いになり共同墓地に放り込まれた現代のホラー
                                            • 弥生集落の遺構見つかる 宇治の任天堂資料館用地:朝日新聞デジタル

                                              任天堂の資料館建設に先立ち発掘調査があった京都府宇治市小倉町神楽田(かぐらでん)の工場敷地内で、弥生時代後期(3世紀前半)の集落の遺構が見つかった。同市教委が5日、発表した。 現地は同社宇治小倉工場で、近鉄京都線小倉駅の東側。一帯は昭和の干拓で農地になる前の巨椋(おぐら)池の東岸にある「神楽田遺跡」。市教委が2月から、敷地内の2カ所で、深さ約1メートル、計308平方メートルを調べた。 遺構には、状態の良い弥生土器のかめ(高さ22センチ、幅19センチ)がまとまって埋まっていた。煮炊きに使ったとみられ、下の方にすすが残っていた。大きな破片の上に小さな破片を重ねた状況で、「乱雑に捨てたのではなく、何らかの祭祀(さいし)的な意図」が考えられるという。 さらに時期不明の竪穴建物と土師器(はじき)の皿(直径10・5センチ、平安末期~鎌倉時代初め)も見つかった。市歴史まちづくり推進課の浅田洋輔さんは「弥

                                                弥生集落の遺構見つかる 宇治の任天堂資料館用地:朝日新聞デジタル
                                              • 【デマ】夫婦別姓はソ連で大失敗したという話は出典を改ざんしてる - 電脳塵芥

                                                っていうのがあって、これだけではちょっと読みづらいので以下は貼られた文章の引用。 『ロシアにおける家族廃止の試み』 ニコラス・S・ティマシエフ(Timasheff) 1917年ロシアの共産革命によって政権を掌握した共産党・革命政府の施策は多くの抵抗に遭遇した。ソ連政府はその原因を家族にあると考え、革命を成功させる為、『家族の絆を弱める』こととした。 これにより、『夫婦別姓』が容認され、家族の結びつきは1930年頃には革命前よりは著しく弱まった。 しかし、彼らが予想もしなかった有害現象が同時に進行していた。 1934年頃になると、それが社会の安定と国家の防衛を脅かすものと認識され始めた。 ①堕胎と離婚の濫用(1934年の離婚率は37%)の結果、“出生率が急減”した。それは共産主義国家にとって労働力と兵力の確保を脅かすものとなった。 ②家族、親子関係が弱まった結果、“少年非行が急増”した。19

                                                  【デマ】夫婦別姓はソ連で大失敗したという話は出典を改ざんしてる - 電脳塵芥
                                                • 『土偶を読む』を読んだけど(1)|縄文ZINE_note

                                                  『土偶を読む』という本が話題だ。発売前からNHKに取り上げられ、SNSではここ数日、「土偶の謎がわかった!」、「土偶って植物だったんだ」、「すごい」という声が溢れている。アマゾンの本のランキングでも今見たら品切れ状態で5位。坂道シリーズの写真集くらい売れている。そんな本を今から「くさす」のはなかなか勇気がいることだ、しかし、売れてなかったらわざわざ触れたりしなかっただろう。 当初は期待していた。人類学者が考古学の知見を得て「土偶」を読み解くのは「新しい角度」だ。こういうのは大好きだし、縄文時代は従来の考古学とは違う視点を持った様々なジャンルから読み解くべきだと、以前からずっと思っている。 さらに、この本が出る1,2年ほど前に、著者の竹倉さんの熱烈なサポーターのような方から、竹倉さんの講演を聴きに来ませんかと連絡が来たこともあり(日程の都合で行けなかった)、その熱量がすごくて、そこまで言うな

                                                    『土偶を読む』を読んだけど(1)|縄文ZINE_note
                                                  • 3000年前の黄金仮面、中国南西部の遺跡から出土

                                                    中国南西部で発見された複数の祭祀(さいし)坑から出土した数百点の遺物の中から、3000年以上前の黄金の仮面が見つかったことがわかった。中国・四川省文物局が明らかにした。 これらの遺物は、成都郊外にある面積約12平方キロメートルの三星堆(さんせいたい)遺跡で発掘された。1920年代に地元の農民が偶然この遺跡を発見して以来、これまでに何千点もの遺物が出土している。 黄金の仮面は今年6月に発見され、9月に入って初公開された。国営新華社通信によると、仮面の重さは約100グラムで、単体ではなく青銅人頭像の一部であったとみられるという。この仮面は、紀元前1046年まで続いた殷(いん)王朝後期のものと考えられている。 中国の国営メディアによると、仮面はここ数カ月の間に祭祀坑から出土した約500点の遺物の一つで、このほかにも象牙、翡翠(ひすい)のナイフ、「尊」として知られる儀式用の器、青銅の置物などが見つ

                                                      3000年前の黄金仮面、中国南西部の遺跡から出土 
                                                    • 新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)

                                                      新海誠監督の最新作『君の名は。』(2016)、『天気の子』(2019)に続く、新海誠の監督映画『すずめの戸締まり』(以下映画『すずめ』)は、前2作に続き、災害によって切断された日常を補綴する若年の男女の物語を描いた、観客の期待の地平をいっさい裏切らないエンタメ大作である。 九州・宮崎在住の高校生・岩戸鈴芽が登校中に出会った東京の大学生・宗像草太は、代々「閉じ師」と呼ばれる職能を司る家の末裔であった。閉じ師は、全国の廃墟に存する「後ろ戸」と呼ばれる扉を、儀礼を用いて閉じるという「家業」を受け継ぐ。後ろ戸は「すべての時間が同時にある場所」にして「死者の赴く場所」である「常世」と繋がっており、開くと中から「善くないもの」が出てきてしまうという。その後ろ戸を偶然開いてしまった鈴芽は、そこに配置されていた「要石」を引き抜いてしまい、大地震を引き起こす「みみず」と呼ばれる存在をこの世に出してしまう。草

                                                        新海誠監督『すずめの戸締まり』レビュー:「平成流」を戯画化する、あるいは〈怪異〉と犠牲のナショナリズム(評:茂木謙之介)
                                                      • 2000年前の戦国時代の楚王の墓を発見 中国安徽省

                                                        【4月17日 CGTN Japanese】中国国家文物局は16日、中国中部・安徽省にある武王墩墓の遺跡で重要な考古学的進展があったと発表しました。現段階では、武王墩墓は今から2000年以上前の戦国末期に楚の国が寿春城に遷都した後の楚の「王級墓葬」と推定されています。 武王墩墓は安徽省淮南市に位置し、主墓(1号墓)、墓園、車馬坑、副葬墓、祭祀坑など重要な遺跡が現存しています。 現在、主墓(1号墓)の発掘が行われており、これは考古学的に発掘された楚の国で最もレベルの高いクラスの墓でもあり、暫定的に、戦国時代(紀元前475-221年)末期の楚国が寿春城に遷都した後の王クラスの墓である可能性が推定されており、既に青銅製の礼器、生活用器、木製の人形、楽器などが出土しています。 武王墩1号墓、つまり現在発掘中の主墓を中心として、周囲には副葬墓、副葬坑、祭祀坑などの重要な遺跡が分布しており、主墓に近い西

                                                          2000年前の戦国時代の楚王の墓を発見 中国安徽省
                                                        • 11月25日(木)に Hatena Engineer Seminar #17 はてラボの裏側編 をオンラインで開催します - Hatena Developer Blog

                                                          こんにちは. はてなWebアプリケーションエンジニアの id:papix です. このたび, 今年4月に開催して以来となるエンジニアセミナー, Hatena Engineer Seminar #17 はてラボの裏側編を,11月25日(木曜日)に開催することが決定いたしました! 昨今の事情を鑑み, 今回もオンラインでの開催となりますが, アンテナや匿名ダイアリーなど, ラボサービスの裏側について聞くことができる貴重な内容となっています. 加えて, 今回は発表終了後に登壇者と歓談できる時間もご用意しております(詳しくはconnpassのイベントページをご確認ください). さて, ラボサービスを開発するというと, 日々コードを書いているエンジニアの専売特許... という印象があるかもしれません. しかしながら, 今回のエンジニアセミナーで紹介する「てがきはてなブログ」は, ディレクターである i

                                                            11月25日(木)に Hatena Engineer Seminar #17 はてラボの裏側編 をオンラインで開催します - Hatena Developer Blog
                                                          • 東海道線から見える"気になる岩”を見にいった

                                                            東海道線から見える岩がある。静岡県の浜名湖を越えて愛知県に入った頃に、右手の景色を眺めていると、白い岩がひょっこり顔をのぞかせる。 木々が茂る丘の上に岩が突き出る姿はとても印象的で、通りかかるたびに「あれはなんだろう」と気になっていた。せっかくなので見にいってみよう、できれば頂上まで登ってみたい。 1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。(動画インタビュー) 前の記事:約100年前の「クジラ噴水」が味わい深い~後藤鍬五郎の作品巡り > 個人サイト 閑古鳥旅行社 Twitter 浜松~豊橋間の車窓に見える巨岩 突然だが、私は春・夏・冬の各シーズンに「

                                                              東海道線から見える"気になる岩”を見にいった
                                                            • 蘇民祭の中止についてガチ勢と語り合ったが「コロナ禍で『続いてきた伝統的な祭祀は中止できる』が示されてしまった事が弾みになった」という結論に達した

                                                              すぽんちゅ@仏教は最高の教え @Iwatekko6969 事実上のマタギアカウント。地元岩手や東北のどうでもいい話を管巻きます。 マタギ/民俗学/オカルト/歴史/岩手/東北/天安門事件/宗教/遠野物語/渓流釣り/アウトドア/パワースポット すぽんちゅ@仏教は最高の教え @Iwatekko6969 かつてゴリゴリの蘇民祭ガチ勢だったパパと黒石寺蘇民祭の中止について今語り合ったのですが、 「コロナ渦で『続いてきた伝統的な祭司は中止できる』という事が示されてしまったことが弾みになった」 という結論に達した。 疫病避けの蘇民将来を祀る蘇民祭に引導を渡したのは、コロナ渦だったのだ。 すぽんちゅ@仏教は最高の教え @Iwatekko6969 このアカウントをフォローしてくださってる方には常識だが、蘇民将来とは疫病避けの神様であるが、コロナ渦により中止、というのが蘇民祭に最終的に引導を渡したのだと思う。

                                                                蘇民祭の中止についてガチ勢と語り合ったが「コロナ禍で『続いてきた伝統的な祭祀は中止できる』が示されてしまった事が弾みになった」という結論に達した
                                                              • ベトナム歴史秘話:なぜ民族の英雄は、巨乳として歴史書に記録されたのか?|Kentaro Ishiguro

                                                                近世ベトナムの公式歴史書において中国と戦った民族の英雄ながら唯一、その胸の巨大さについても言及されている女性がいます。19世紀、ベトナム皇帝でさえもその理由が分からずに困惑したという歴史書の記述です。 なぜ彼女の胸の大きさは公式の歴史書に記述されたのか、そこにはどんな理由があったと考えられるのか。ベトナムの歴史書、中国の歴史書の原文における記述を探し出し、古代・中世・近世とその記述の変遷を調べることで、中越関係における英雄の実像と真相について探ってみました。 1. 三国志にも出てくるベトナムでの反乱以前の記事で取り上げた様に古代ベトナムでは、最初の女性英雄、徴姉妹(ハイ・バ・チュン)が反乱を起こしたものの、馬援によって平定されてしまい、再び中国漢王朝(後漢)の支配下となります。 そして後漢末、交州と呼ばれたベトナム北部は、士燮(ししょう)と呼ばれる人物が漢王朝の交阯太守として統治しており、

                                                                  ベトナム歴史秘話:なぜ民族の英雄は、巨乳として歴史書に記録されたのか?|Kentaro Ishiguro
                                                                • ずっと神様の正体がわからない神社があったが、氏子さんが祭祀している所に遭遇したので尋ねてみたら『何祀ってるかよくわからない』と言われた

                                                                  九十九屋さんた(さかなや) @tikutaku こちら日常垢。ツイート多め。現在おでかけ中(サンリオ的な意味) 妖怪とか伝承関係は 一日一妖  @3tabu ポートレートは@99ya3ta ログ twilog.org/tikutaku note.com/tikutaku 九十九屋さんた(さかなや) @tikutaku ずっと神様の正体のわからない神社があって。はじめて、氏子さんが祭祀しているところに通りかかった。儀式終わるまで待ってて、尋ねてみてわかったこと。 『なに祀ってるか、よくわからないんだけど』 まさかこんな民俗学の本でたまにみるのを近所できこうとは 2022-03-03 10:16:05 リンク kameyama-books.booth.pm 新刊:ましらだま殿 - kameyama-books - BOOTH 新刊同人誌『ましらだま 殿』です。 92ページに15名の執筆者が広義

                                                                    ずっと神様の正体がわからない神社があったが、氏子さんが祭祀している所に遭遇したので尋ねてみたら『何祀ってるかよくわからない』と言われた
                                                                  • 即身仏:厳しい修行の果てに涅槃(ねはん)を目指したミイラ仏

                                                                    これらの即身仏を護持しているのは、いずれも江戸時代に湯殿山信仰の拠点となった寺院である。湯殿山の御宝前(ごほうぜん、明治以降は御神体)は山そのものでなく、温泉の湧き出る巨岩。温泉に含まれる鉱物が固まった「温泉ドーム」と呼ばれるもので、湯殿山は古来より出羽三山の奥の院として崇められてきた。 1641年に羽黒山が天台宗に統一されて以降、出羽三山では天台宗と真言宗の対立が深まった。徳川幕府の公認を得て巨大な勢力となった天台宗に対して、真言宗側は寺社奉行に訴訟を起こして、「三山のうち、羽黒山・月山は天台の山、湯殿山は真言の山」という裁定を得た。 即身仏となったのは一代限りの修行者を意味する一世行人(いっせいぎょうにん)で、門前集落の出身ではなく、外部から来た下層の宗教者である。真言宗側は、湯殿山で一世行人を修行させることで宗教的能力を体得させ、布教の前線で活動させて天台宗に対抗した。江戸時代に庄内

                                                                      即身仏:厳しい修行の果てに涅槃(ねはん)を目指したミイラ仏
                                                                    • ”仁徳天皇の墓”とされる『大山古墳』...しかし出土品や没年などから「仁徳天皇の墓ではない」と専門家の間で論争が 一体誰の墓なのか? | 特集 | MBSニュース

                                                                      "仁徳天皇の墓"とされる『大山古墳』...しかし出土品や没年などから「仁徳天皇の墓ではない」と専門家の間で論争が 一体誰の墓なのか? 世界遺産にも登録された大阪府堺市にある「大山古墳」は、『仁徳天皇陵』として仁徳天皇の墓だと学校でも教えられています。しかし、専門家の間では「仁徳天皇の墓ではないのではないか」と論争が起きています。では一体誰があの巨大な前方後円墳に眠っているのでしょうか。 “仁徳天皇の墓”とされる日本最大の前方後円墳『大山古墳』 去年11月、普段は立ち入り禁止の場所にカメラが入りました。日本最大の前方後円墳である大阪府堺市の「大山古墳(仁徳天皇陵)」です。 天皇の墓として管理する宮内庁が「古墳の保全工事に向けて堤の遺物を調べるため」として堺市と発掘調査を行ったのです。 その結果、前方後円墳を囲む堤の内側から今回、初めて「円筒埴輪列」が見つかりました。築造時は堤の両側に埴輪列が

                                                                        ”仁徳天皇の墓”とされる『大山古墳』...しかし出土品や没年などから「仁徳天皇の墓ではない」と専門家の間で論争が 一体誰の墓なのか? | 特集 | MBSニュース
                                                                      • nix in desertis:2020受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(上智大・慶應大)

                                                                        今年も無事に公開に至ることができた。協力してくれる方々に感謝を申し上げたい。今年は通常の校正者以外の手も借りないといけなくなるような問題もなく,比較的スムーズに進行した。 <収録の基準と分類> 基準は例年とほぼ同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せず,作題者の心情を読み取らせるものは,世界史の問題ではない上に現代文の試験としても悪問である。 奇問:出題の意図が見えない,ないし意図は見えるが空回りしている問題。主に,歴史的知識及び一般常識から解答が導き出せないもの。 難問:一応歴史の問題ではあるが,受験世界史の範囲を大きく逸脱し,一般の受験生には根拠ある解答がまったく不可能な問題。本記事で言及する「

                                                                        • タイの王政と軍政 - やしお

                                                                          最近タイのBLドラマが流行っていて、少し見たりするうちにタイに興味が湧いてきた。「タイの普通の生活」の(詳細かつコンパクトな)本を探したものの手ごろなものが無かったので、歴史と現在の政治状況を書いた新書を2冊読んだら面白かったので忘れないように自分なりに整理しておこうと思った。 仏教の国で王室への尊敬がすごくて時々クーデターが起こる、という漠然としたイメージしかなかった。つい最近、ハム太郎の替え歌で反政府デモが起こっているとかでも話題になったりした。流れを確認するとどうしてクーデターが起こるのか、どうして今反政府デモが起きているのか、といった文脈が見えてくる。 柿崎一郎『物語 タイの歴史』(2007年)はタイの通史を概観するもので、王朝以前の時代から2006年のクーデターでタクシン政権が崩壊するところまでを描いている。岩佐淳士『王室と不敬罪』(2018年)はタクシン政権崩壊に至る過程と、そ

                                                                            タイの王政と軍政 - やしお
                                                                          • 竹倉史人「土偶を読む」について|白鳥兄弟

                                                                            本記事は、NHKのニュースで取り上げられるなど、大々的にプロモーションを展開して話題となった竹倉史人氏の著書『土偶を読む』(晶文社)について、筆者(白鳥兄弟=高橋健)の意見を述べるものである。 本記事の公開に至る経緯 竹倉史人氏の著書『土偶を読む』について、5月下旬に日本経済新聞社にコメントを求められ、取材に対応した。筆者は土偶の研究者ではないが、考古学を専門とする学芸員として博物館に勤務しており、「土偶マイム」のパフォーマンスを行っていることもあって、取材の依頼があったものだと思われる。取材を受けるにあたってまとめたメモが、本記事の原型である。 取材は1時間半以上にわたったが、紙面に掲載された筆者のコメントは百文字足らずであり、また記事全体の論調については筆者の関知するところではない。もちろんこうした新聞記事でのコメントの使われ方については承知しているので、この点についての不満は特にない

                                                                              竹倉史人「土偶を読む」について|白鳥兄弟
                                                                            • 【ウルトラ弩級の宗教系大古典の全訳、ついに刊行!】『原典完訳 アヴェスタ』(野田恵剛訳)を刊行します|国書刊行会

                                                                              国書刊行会編集部の(卵)です。 国書刊行会がまたまたやりました! 人類史に屹立する超弩級の大古典の全訳『原典完訳 アヴェスタ』(野田恵剛訳)の刊行を成し遂げたのです。 原文からの全訳は、日本出版史上初という前人未到の快挙。 さて、本書『原典完訳 アヴェスタ』とは、一言でいえば、『アヴェスタ』を原文(アヴェスタ語)からすべて日本語に訳出した本です。 では、『アヴェスタ』とはいったいなんでしょうか? 一言でいえば、ゾロアスター教の聖典です。 それでは、ゾロアスター教とはいったいなんでしょうか? 1.ゾロアスター教とは ここで、まずはゾロアスター教について簡単に説明いたしましょう。 人類がこの地球に現れてから、世界には幾多の宗教が興亡してきましたが、それらのうち、ある教祖(開祖)が神的な啓示を受けて創始した宗教を「創唱宗教」と呼びます。 たとえば、イエス・キリストの伝道にはじまるキリスト教や、悟

                                                                                【ウルトラ弩級の宗教系大古典の全訳、ついに刊行!】『原典完訳 アヴェスタ』(野田恵剛訳)を刊行します|国書刊行会
                                                                              • 3世紀初めの木製仮面、大阪の遺跡から出土 ヤマト王権に関わりか:朝日新聞デジタル

                                                                                3世紀初めごろのものとみられる木製仮面が、大阪府東大阪市にある集落跡「西岩田遺跡」から出土した。府文化財センターが24日、発表した。この時代の木製仮面は全国で3例目といい、専門家は「地域の有力者による大規模な農耕祭祀(さいし)に使われたのではないか」とみている。 センターによると、木製仮面の素材はスギで、長さ約30センチ、幅約18センチ、厚さ最大2センチ。三つの穴が両目と口を、中心付近の隆起が鼻を表しているとみられる。奈良県の同時代の遺跡「纒向(まきむく)遺跡」から出土した木製仮面と目の仕上げ方などに共通点もあるという。端には直径7ミリほどの穴があり、何かにくくりつけるためのひもを通した可能性もあるという。 昨年6月、大阪モノレール延伸事業に伴う発掘調査で、遺跡内の洪水堆積(たいせき)層の地下2・9メートル地点から見つかった。同じ場所で、農耕祭祀との関係をうかがわせる、水をためる槽の一部と

                                                                                  3世紀初めの木製仮面、大阪の遺跡から出土 ヤマト王権に関わりか:朝日新聞デジタル
                                                                                • 「安倍暗殺と統一教会」で露わになった「日本人の特殊な宗教理解」とは【中田考】 |BEST TiMES(ベストタイムズ)

                                                                                  「安倍暗殺と統一教会」で露わになった「日本人の特殊な宗教理解」とは【中田考】 ハサン中田考が語る「安倍暗殺と統一教会」《特別寄稿:前編》 安倍元総理暗殺事件から49日が経つ。銃撃した容疑者は宗教団体である統一教会(世界平和家庭連合)に恨みを持ち続けていたという。その広告塔として影響力のあった安倍元総理をはじめ、自民党議員の多くが統一教会やその関連団体となんらかの関係があることが次々暴かれ、テレビも新聞も「政治と宗教」の話題で持ち切りである。日本人にとって宗教とは何か? この一連の騒動で「日本人の宗教理解の特性」が露わになったと語るのは、イスラーム法学者・中田考氏だ。新刊『中田考の宗教地政学から読み解く世界情勢(仮)』(イースト・プレス)の発売(10月7日)も待たれる中田氏が「安倍暗殺と統一教会」についてはじめて語る。<特別寄稿:前編> 参院選の街頭演説中に銃撃され、67歳で死去した安倍晋三