日本とフランスの家族観 作者: 日仏法学会出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2003/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (1件) を見る フランス家族法との比較で、日本の家族法が、「まったく介入しない」特質を持っていることが論じられています。これまで疑問でしょうがなかったことが、法学系の本で確認できました。 今回はじめて知ったジャン・カルボニエ(Jean Carbonnier)の、「非法(non-droit)」という概念に光が当てられています。 「非法」とは、条文化はされていないが、私たちの関係や社会生活を色濃く規制してしまう、そういうもののようです*1。 Le dilemme n’est donc pas entre la loi et d’autres formes du droit : il est entre le droit et le