福島原発から200キロ―岩手、千葉でもセシウムによる住居内汚染、「深刻」/ACRO&ヌーベル・オプセルヴァトゥール(12月15日) 放射性セシウムは福島原発の周辺にとどまらず、日本の広い地域で食品や住居内を汚染している。チェルノブイリ原発事故の後にフランスで設立された市民による独立研究機関の一つ「西部地域・放射能検査室」(ACRO)は、福島原発から200キロ圏内に住む住民13世帯宅で使用されている掃除機の中袋に付着したホコリを調査、その結果を公表した。 <参考>ACROによる公表データ(日本語)はこちら http://www.acro.eu.org/OCJ_jp#23 これによれば、全ての世帯について掃除機の中袋から放射性セシウム134と137が検出された。当然ながら、福島原発に一番近い地域は放射能による最も深刻な汚染の被害を受けており、原発から50キロの地点にある福島市渡利(わたり)では