ワタミグループの「ワタミの介護」(東京)が運営する介護付き有料老人ホーム「レストヴィラ赤塚」(東京都板橋区)で昨年2月、入居中の女性(74)が入浴の際に死亡していたことが警視庁などへの取材でわかった。高島平署は対応が不十分だった可能性があるとみて、業務上過失致死容疑を視野に捜査を進めている。 遺族らによると、女性は2009年にパーキンソン病と診断され、10年12月にホームに入った。ホーム側が遺族に提供した対応記録書では、女性は昨年2月16日午後2時13分に入浴。同3時38分にスタッフが様子を確認すると、浴槽内でうつぶせの状態で心肺が停止していて、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁からは溺死(できし)との連絡を受けたという。 ワタミ広報グループは取材に「警察の調査に全面的に協力しており、原因や責任について現時点でのコメントは控える。遺族には誠心誠意、対応させていただいている」としてい