【ワシントン=黒瀬悦成】米海兵隊は11日、アフガニスタンに駐留する海兵隊員が、旧支配勢力タリバンの兵士の死体に小便をかけている様子を撮影したとされる映像が動画投稿サイトのユーチューブに掲載されていたとして、調査を始めたことを明らかにした。 事実とすれば、イスラム世界で反米感情が再燃する恐れもある。 問題の映像は、海兵隊の戦闘服を着た4人が、地面に横たわる血まみれの3死体に並んで小便をかけ、「黄金のシャワーだ」などと叫んだり、はしゃぎ声を上げたりしている。 米国のイスラム系市民団体は、「国際法規にも抵触する非道徳的行為だ」として非難する声明をパネッタ国防長官に送付。海兵隊は声明で「映像の行為は、海兵隊の価値観とは一致しない」と強調した。