秘密会議翌日の3月9日、発信された電子メール。秘密会議で高速増殖原型炉「もんじゅ」の研究開発中止を意味する「シナリオ3」を外すことを決めたため、残ったシナリオ1、2、4の文字の背景を黄色で強調し、記載内容を確認するよう求めている 内閣府原子力委員会が原発推進側だけで「勉強会」と称する「秘密会議」を開いていた問題で、内閣府の検証チームが「(表(おもて)の)小委員会の議論に影響を与えた」と指摘する調査結果をまとめることが分かった。3日、細野豪志・原発事故担当相に提出する。電気事業者側が秘密会議で核燃サイクル維持に有利な政策になるよう求めていたことも認定し「(国と事業者との)政策調整の場だった」と結論づける。原子力委は議論への影響を否定し続けてきたが、それを覆す内容となる。 原子力委は原発事故後の核燃サイクル政策を見直すため昨年9月、有識者による小委員会を設置。小委員会の議論を基に6月、「30年