ウツに住んでいたヨブには、妻と息子7人と娘3人、使用人、財産があった。 彼は、町の門に座す者で、老人や君たちから尊敬されていた。彼は神の目から見ても義人であった。 しかし、神の賞賛を聞いた御使いたちのうち、サタンはヨブの忠誠に対して、利益を期待しての信仰だろうと疑いを投げかける。サタンは神の許しをえてヨブを試すことにし、彼のすべての財産と家族を失わせる。 それでもヨブは「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ」。といって揺るぎない信仰を示す。 サタンは今度は、ヨブにひどい皮膚病をかける。妻には神を呪って死んだ方がましだとさえ言われるが、ヨブは忠誠を保ち続けた。 遠方からヨブの3人の友が駆けつけるが、ヨブの変わり果てた姿に悲嘆し、7日の間、一言も慰めの言葉をかける事もできなかった。ついに3人の友はヨブに語りかけるが、「神は罪を犯した者に対し
