日本語の文字についての用語について(7) — Adobe-Japan1の用語 Adobe-Japan1では、CIDは、文字形状の種別に対して付けられている、と説明されています。しかし、実際には、そうではなく、次のようにまったく同じ字形の文字に対して、別のCIDが割り当てられています。 これは、歴史的な要因、およびJIS90規格との互換性を維持するためと説明されています。 また、Adobe-Japan1では、他にも微妙な字形差のグリフが別のCIDで登録されているケースがあります。 例えば、安岡孝一氏が作成した「Adobe-Japan1の漢字(部首画数順)」を見ますと、次の図のようにまったく同じグリフと思われるものが別のCIDになっているものが頻繁に見つかります。 ※上図は「Adobe-Japan1の漢字(部首画数順)」より加工 http://coe21.zinbun.kyoto-u.ac.j