February 09, 2007 ドイツにおける言語の統一と近代国家の形成 序論 今回、ドイツにおいての言語の統一と近代国家形成の関係を歴史的観点から調べていきたい。ドイツに研究の対象を絞った理由として、近代国家成立以前は領邦国家であり、神聖ローマ帝国の君主の権力が弱く小国分立という特殊な政治状態であったこと、また方言が多かった事から、国民国家成立時の言語政策または言語認識が大きな問題になったのではないかということが挙げられる。そして近代国家形成時の共通ドイツ語の認識はそれ以前の標準語への動きや認識と性格を異にし、近代国家形成にいかに言語の統一や認識が重要であったかということが分かるのではないかと仮定した。「どのように言語統一や言語認識が行われていったのか。」にフォーカスし研究をし、ドイツにおける近代国家形成の歴史と関連づけて標準語形成の歴史を研究していきたい。 だけど、長い文章だからあ