安岡先生の「新常用漢字表が迫るUnicode移行、「シフトJIS」では対応不可能」は、気になる点がふたつありました。ひとつは、「シフトJIS」では対応不可能としている点、もうひとつは、「𠮟」や「剝」がJIS X 0208で表現不可能であるかのように書かれている点です。 JIS X 0213:2004にはShift_JISの上位互換であるShift_JIS-2004という符号化方式がありますから、これを使えば「叱」0x8EB6に対する「𠮟」は0x9873というコード値で見事に表現可能です。『「シフトJIS」では対応不可能』という文言は、第2水準漢字までしかサポートしないShift_JISに限定すれば成り立つとしても、第3・第4水準漢字を表現可能なShift_JIS-2004という上位互換のコードを使えば(私は毎日使っています)あたりません。Shift_JIS-2004はEmacsでもサポ