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ブックマーク / www.jagat.or.jp (38)

  • 日本語文字セットとフォントの新しい環境

    2006年リリース予定のマイクロソフト次期OS,Windows Vistaでは,「国語施策として示されている印刷標準字体」及び「法令に基づく施策である新人名用漢字」の双方に対応したJIS X 0213:2004規格に対応した日フォントが搭載される。 PAGE2006コンファレンス・グラフィックストラック「日語文字セットとフォントの新しい環境」では,文字セット拡張の意義と互換性等の問題,DTPにおける日フォント環境について議論をおこなった。 JIS文字コードと国語施策の歴史 1946年,文部省により当用漢字表が制定された。これは日常使う漢字を一定の範囲に制限したものである。1949年に,当用漢字字体表が制定され,字体の標準が示され,異体の統合,略体の採用,点画の整理が図られた。この時点で既に表外漢字の字体不統一が問題になっていたと言う。 1978年,通産省によりJIS X 0208

  • Windows VistaでWebはどうなる?

  • 今さら聞けない・・・フォントとRIPについて

    フォントとRIP(Raster Image Processor)の関係については、パソコンを家庭やオフィスで使うときにはあまり意識することはありません。 Windowsパソコンは、パソコンにインストールされているTrueTypeフォントを、GDIによる画面出力とプリンタの両方に使用します。出力の時にはパソコン側でプリンタの機種ごとのプリンタドライバによって出力機固有の出力データをプリンタに送り、プリンタ内蔵の専用RIPがビットマップデータを作成して出力します。 一方で印刷のためのDTPはTrueType以前からPostScript技術をベースに発展してきました。 そのためにMacを印刷用DTPで使用するときには、印刷で一般的に使用されるPostScriptフォントを画面表示するATMのために、また同じ書体のPostScriptフォントをプリンタやイメージセッタのRIPにもインストールする必

  • JAGAT:印刷人なら暗記してほしい・・・用紙の規格

    印刷用紙の種類と特性 一般に印刷用紙は、木材パルプを原料として作られます。紙と一口に言っても、和紙や化学合成樹脂を原料に用いている紙、セラミック繊維を使用したものなど、さまざまな種類の紙が用途によって使い分けられています。 ここでは、印刷用紙として使用されている代表的な紙に絞って話を進めます。印刷用紙は、洋紙と板紙に大別されますが、前者は薄い紙、後者は厚い紙です。洋紙は抄紙された層が一層なのに対して、板紙は多層にすることで厚みを出しています。 製紙原料の半分以上は古紙 古紙回収率が世界トップクラスのわが国では、製紙原料の半分以上を古紙が占めていて、残りは国産材や輸入材を主体とする木材チップから作られるパルプと、輸入パルプになります。 製紙用木材チップの多くは国産材、輸入材ともに、製材時に出る残材や製材に不向きな低質材(細い木、曲がった木、芯の腐った木)を使用しています。熱帯地方からも木材チ

  • JAGAT:ウェブトップ・パブリッシングの時代が本当に来るのだろうか?

    ■Adobe InDesign Serverとは? アドビシステムズは、2006年12月にAdobe InDesign Server CS2の国内提供を発表した。InDesign Serverは、一般ユーザー向けのパッケージ製品ではなくシステムインテグレータ向けのソフトウエアライブラリである。 通常のInDesign CS2のユーザインタフェース(UI)に相当する部分がなく、Webブラウザなどから操作するUIを開発する必要がある。組版レイアウトのエンジン部分、カラーマネジメント機能、PDF生成やプリフライト機能などUI以外の機能は、すべて通常のInDesign CS2と同等となっている。 したがって、システムインテグレータが、エンドユーザー向けにUIや自動組版およびデータベース機能などを開発し、付加したトータルシステムを構築することになる。 例えば、選択したデザインテンプレートに流し込むデ

  • 書体を踏まえないで、字形の話はできない

    小学生の子供が勝手に漢字を覚える場合、印刷物を見て書き写していると、肩の第1画を横棒にしたり、冷の右の今の下のマがコザトのようになったりなど、混乱させられるし、学校でも矯正されることになる。漢字教育に関しては小学校の行過ぎた点画主義と批判される面もあるが、小学校以外の世界で標準字形が徹底していないことが、教育現場のかたくなさを生んでいるともいえる。 学習用漢字は教科書体で表すのがしきたりであったが、学習印刷物制作の便宜のために明朝もそれに習った字形のものが提供されるようになった。これはフォントデザインとしては奇妙なことであるが、実は中国台湾もそれに似たことをしてきた経緯がある。ユニコードのCJK(ISO/IEC10646、JIS X 0221)では中国台湾・日韓国の例字があるが、中国台湾はサンプルフォントだけの問題ではなく、かなり標準字形を決めて、公用文書にも使用を義務付けている

  • プリンターズサークルHomePage

    ●リンク集 オススメ!! 「特殊印刷知識講座」 のWeb版 印刷に携わるすべての人へ 「印刷のツボ」 2006/3/28開設 図書の最新情報 情報発信にオススメ JAGATの最新情報がすべて集合 月刊プリンターズサークル最新号情報! ●2008年9月号● DM・メーリングビジネスの+α 商品の表現を広げる付加価値印刷 ↑ボタンをクリックすると詳細ページへジャンプします ●2008年9月号● ■特集 DM・メーリングビジネスの+α レスポンス広告の重要性が認識されるようになり、ダイレクトメール(DM)への注目がますます高くなってる。データベースを活用したマーケティングによって、格段に顧客ごとのニーズに対応したDMを制作できるようになった。しかし、内容面で効果的なDMを制作するにしても、それをいかに実現し、いかに目を留めさせて、封を切らせること

  • 外字問題は解決したのか

  • 「PAGE」の20年と近未来(その2)

    JAGAT主催の「PAGE」は、プリプレスのデジタル統合処理の啓蒙を目的に1988年2月、JAGAT20周年記念イベントとして開催された。DTPによるプリプレスの変革を経て、IT化による情報コミュニケーション再構築へと常に時代をリードし、既存の業界の枠組みを超えたあらゆる産業の方々から、大きな期待と関心をいただけるものに成長した。 20回目の開催となる「PAGE2007」は、例年と同じくサンシャインシティコンベンションセンターTOKYOで、2007年2月7~9日に行われる。そこで、PAGE20周年を記念して、この20年間のプリプレス関連の変化を振り返ってみたい。 ■前回の記事:「PAGE」の20年と近未来(その1) ■RGBの時代 郡司 今のスキャナは画像入力より、アーカイブ用の文字入力用だ。単に原稿どおりの製版をするなら、プロ用のスキャナよりデジカメのほうが適しているケースが多い。 スキ

  • 「PAGE」の20年と近未来(その1)

    JAGAT主催の「PAGE」は、プリプレスのデジタル統合処理の啓蒙を目的に1988年2月、JAGAT20周年記念イベントとして開催された。DTPによるプリプレスの変革を経て、IT化による情報コミュニケーション再構築へと常に時代をリードし、既存の業界の枠組みを超えたあらゆる産業の方々から、大きな期待と関心をいただけるものに成長した。 20回目の開催となる「PAGE2007」は、例年と同じくサンシャインシティコンベンションセンターTOKYOで、2007年2月7~9日に行われる。そこで、PAGE20周年を記念して、この20年間のプリプレス関連の変化を振り返ってみたい。 ■日のDTPスタートとともに始まった「PAGE」 小笠原 「PAGE」は1988年2月に始めたので、PAGE2007で20回目になる。1987年1月にモリサワがアドビシステムズ社と契約して日フォントを提供するという発表があり

  • 拡張する文字コード標準化と実装

    国内における電子機器での文字使用には,いろいろな問題点が存在している。文字コードを巡る周辺状況の経緯や動きに対して,WindowsMac上でUnicodeをベースとしての実装はどう進んでいるのか,Javaなどのプログラム言語の開発環境を例にとった現在の日の文字コードの混乱,また新聞業界の文字セットなどの動向はどうなっているのだろうか。 PAGE2004グラフィックトラック【B5】では,文字コードの規格開発や実装の最前線で活躍する ■ジャストシステムデジタル文化研究所 小林龍生氏(モデレータ) ■マイクロソフトプロダクトディベロップメントリミテッド 阿南康宏氏 ■Apple Computer, Inc. 木田泰夫氏 ■NTT未来ねっと研究所 風間一洋氏 ■共同通信社 山容士氏 からそれぞれお話を伺った。 ■JIS X 0213:2004の実装と標準化動向 現状の問題意識として2点考

  • JAGAT:フォントのチカラ その2

    10/23に開催された「小林 章の欧文タイプ・セミナー『フォントのチカラ』」。イントロダクションの次は、小林章氏によるセミナーと、葛西薫氏、高岡昌生氏に、祖父江慎氏、中島英樹氏を交えてのフリートークが行われました。あまり専門的にならず、むしろ欧文フォントの楽しさを伝えることに力点が置かれていました。小林氏が一貫して日のデザイナーに伝えている「ルールは大切だけれども、それに縛られず、もっと自由に欧文フォントを使ってほしい」という思いが反映されていたように思います。 肩の力を抜いて、気楽に聞いてほしいという小林氏の言葉に甘え、筆者も楽しいトークにただ引き込まれ、以下は記憶に頼る部分の多いレポートになることをご了承ください。興味のある方は、『欧文書体―その背景と使い方』など小林氏の著作で理解を深めていただければ幸いです。 セミナー ■欧文フォントの特徴 金属活字時代、文字は、1サイズ1書体であ

  • JAGAT:フォントのチカラ その1

    10/23に「小林 章の欧文タイプ・セミナー『フォントのチカラ』」が、東京タイプディレクターズクラブ(TDC)主催で開催されました。 現在デザイナーの間で愛読されている『欧文書体―その背景と使い方』(美術出版社)の著者であり、そしてライノタイプのタイプディレクターである小林章氏を講師に招き、ゲストには、アートディレクターの葛西薫氏、嘉瑞工房の高岡昌生氏、そして後半のフリートークでは、グラフィックデザイナーの祖父江慎氏、中島英樹氏がパネラーとして参加。フォント選びや使い方の基を押さえながらも肩肘張ることなく、終始気軽な雰囲気の中、プログラムは進められました。 イントロダクションでは、サントリー株式会社が2004年に、自社のロゴデザインをリニューアルした際の選定経過が紹介されました。このプロジェクトは葛西薫氏が推進役の一人を務め、小林章氏は、高岡昌生氏と、世界的に有名なフォントデザイナー マ

  • ローマ数字の書き方

    ■はじめに 日語の書き言葉は、平仮名、片仮名、漢字など文字の種類が多いだけではなく、数字も算用数字(いわゆるアラビア数字)と漢数字を使い分け、ローマ数字を使う場合もあります。アルファベットの世界はもう少し簡単なのではないかと想像しがちですが、数の表現方法に関しては必ずしも一筋縄ではいかないようです。 私が仕事の上で毎日接しているフランス語を例にとると、数の書き方には大きく3つの方法があり、個々のケースではどの書き方にするか迷うことも多いのです。 アラビア数字で書く これは、数値や番号を列挙したり比較したりするときに普通に使われる数の表記方法です。 綴り字で書く(例えば“21”と書かずに“vingt et un”と書く) 数を名詞として使う場合や、「半分」“demi”、「四分の一」“quart”、「正午」“midi”などの単語と組み合わせて表現する場合など、いくつかの文脈で

  • フォント千夜一夜物語 澤田善彦 著作集

    フォント千夜一夜物語 ★ ○その1 デジタルプリプレスの黎明 ○その2 写植フォントのオープン化(1) ○その3 写植フォントのオープン化(2) ○その4 写植フントのオープン化(3) ○その5 フォント戦争の幕開け(1) ○その6 フォント戦争の幕開け(2) ○その7 ポストスクリプト・クローンフォントの登場 ○その8 Macシステム7とTrueType ○その9 Mac OS漢字Talk 7.1とTrueTypeの登場 ○その10 Windows 3.0とWIFEフォントの登場 ○その11 Windows 3.1とTrueType ○その12 平成フォント誕生物語 ○その13 平成フォント誕生物語(2) ○その14 平成フォント誕生物語(3) ○その15 平成フォント誕生物語(4)─フォント千夜一夜物語(15) ○その1

  • 活字組版機械化の動き-印刷100年の変革

    文字組版とは何か、といえば「各国で使われている国語を、その文字表記と一定の組版 ルールに基づき版としてまとめ上げる」ことである。そして活字組版とは、活字という素 材を使って1ページの版に組み上げることをいう。 立体的な固定ボディの活字と、行間インテル、スペースやクワタなどの込物(こめもの)、 罫線などの諸材料を組み合わせて、立体的に版として組み上げたものが組版である。した がって写植組版、CTS組版、DTP組版などは、平面的に処理した版下であって組版とは言い がたい。むしろページメーキャップとかレイアウトの方が適切な表現であろう。 組版技術は植字技術に代表されるが、組版作業は文選と植字に分業されるのが一般的で ある。文選は原稿を読みながら活字を11拾っていく作業で、また植字は組版指定書 に基づいて文字活字と約物、諸材料を組み合わせて1ページの体裁にページメーキャップ をする作業である。

  • 欧文書体の歴史 - 欧文フォントと組版(1)

    活字を用いる活版印刷術が1445年ころグーデンベルグにより発明されたが、欧文書体は時代の変遷により新書体が生まれ、現在では数千種類も存在しているといわれる。またDTPのPostScriptやTrueType対応のフォントでも1000書体以上が市販されているが、時代とともに新書体が生まれ古い書体は淘汰されてきた。書体というものは、時代により使われる書体に流行があるのは通例である。 従来欧文書体の系統的分類として8種類に大別されてきた。最近では多様な書体が生まれ、この系統分類の範疇外の書体も数多く出現しているが、基的にはこれらの分類の派生書体といえる。その8種類の系統的分類は次のようになる。(図参照) 1.ゴシック系 グーデンベルグが活字を最初につくったときに、当時のペン書きの書体を取り入れたもので、「ジャーマン」の呼び名で使われている。和文のゴシックとは異なる。 2.ベネチアン系(ローマン

  • JAGAT(日本印刷技術協会)

    デザイン専門の展示施設 21_21 DESIGN SIGHTで9月8日まで開催中の企画展「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」は、最先端の科学技術とデザインの融合によって生み出されたプロトタイプを通して、未来の社会や暮らしの姿を想像するきっかけを提供している。

    JAGAT(日本印刷技術協会)