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ブックマーク / nonbirishodo.seesaa.net (5)

  • 空間交錯: のんびりと書道の話

    書道に関する話を、肩の力を抜いてのんびりと、あれこれ思いつくままに書いています。 ついつい放置しがちですが、放棄してしまっているわけではありません。 ---------------------------------------------------------- 今回の試は黄庭堅の『李白詩巻』です。 もっと長く『李白憶旧遊詩巻』と呼ばれる事の方が多いようですが、ここでは短く『李白詩巻』としておきます。 この書、私が中国書道史上、草書で書かれたものの中では最も好きな書です。 ところが悲しい事に未だに実物は未見・・・(悲) 確か、京都の藤井斉成会有鄰館の収蔵で、もうず~~~っと長い間、「いつか必ず見たい!!」と思っているのですが、なかなかタイミングが合いません(涙) さて、今回採り上げた部分を見て下さい。 初学者の場合、草書と言っても王羲之や孫過庭などを中心に学び始める場合が多いと思うの

    satoschi
    satoschi 2011/07/05
    背筋に何かが走った。
  • 縦書きについて: のんびりと書道の話

    書道に関する話を、肩の力を抜いてのんびりと、あれこれ思いつくままに書いています。 ついつい放置しがちですが、放棄してしまっているわけではありません。 ---------------------------------------------------------- 以前このようなコメントを頂きました。 「縦書きの起源について調べたんですが、納得できる説明が見当たりません。先生は縦書きについて何か考察を持っていらっしゃいますか?」 この御質問に対し、私は極めて簡略に以下のように回答しました。 「早速ですが、物理的な問題ではないかと思います。 甲骨文字の殷代まで遡った時、亀甲や獣骨に文章(文字ではなく文章)を刻む際、卜占の内容上から左右対象に刻む事も多く行われましたが、亀甲の場合特に、見た目に左右対象とするには亀甲自体を縦向きにした方が理に適っていますし、縦にして縦書きする方が行を長く使える

  • 春の憂鬱: のんびりと書道の話

    ---------------------------------------------------------- 毎年この季節になると、少々憂になる事があります。 とは言っても花粉症の事ではありません。 それは、この4月に中学生になった生徒の中で、教室を辞めてしまう子が必ず数人いる事なんです。 今年も既に何人か辞めてしまいました。 それまで何年間も休まず頑張り続けてきたような子であっても、この「中学進学の壁」を越えられる子はほんの一部に過ぎません。 確かに中学生になると部活に入ったり塾に通ったりと、小学生の時までよりも格段に忙しくなりますから、なかなか書の教室になど通いきれなくなってしまうのが実情なのでしょうし、優先順位を考えた場合、必然的に書の教室は「落選」となってしまうのでしょう。 それは分かっています。 そもそもそれまでの数年間で、書の教室に通うという事に対して「落選」してしま

    satoschi
    satoschi 2011/05/10
    自分も『中学進学の壁』は越えられなかったクチやなぁ。勿体ないことしたと思ってるクチでもある…
  • コンピュータの出番: のんびりと書道の話

    書道に関する話を、肩の力を抜いてのんびりと、あれこれ思いつくままに書いています。 ついつい放置しがちですが、放棄してしまっているわけではありません。 ---------------------------------------------------------- 随分前になりますが、「臨書のすすめ」で智永の『真草千字文』を紹介しました。 その中で、 「真跡だと思っていたが、搨模説もあるようだ。」 というような事を書きましたが、先日部屋の片付けをしていたところ、偶然それについての非常に興味深い論考を見付けました。 ニ玄社の『PR書画船 かく!』という小雑誌に掲載されていたもので、魚住和晃氏による「コンピュータが捉えた真草千字文」という論考です。 この『かく!』は1998年6月号で、これが通巻第1号、つまり創刊号となっています。 1998年というと既に10年以上前の話になりますが、朧気な記

  • 集字聖教序: のんびりと書道の話

    書道に関する話を、肩の力を抜いてのんびりと、あれこれ思いつくままに書いています。 ついつい放置しがちですが、放棄してしまっているわけではありません。 ---------------------------------------------------------- 今回は「臨書のすすめ 行書」の1回目として、王羲之『集字聖教序』を取り上げてみましょう。 テキストは二玄社『中国法書選』で大丈夫です。 「集字」って何? という人もいるかもしれませんので、一応簡単にだけ説明しておきます。 「集字」というのは、読んで字の如く、字を集める事です。 この『集字聖教序』は碑になっているのですが、王羲之の書いた文字を集めて作った「聖教序」の碑という意味です。 この『集字聖教序』は懐仁(えにん)が集字したものと言われています。 「聖教序」って何? という人もやっぱりいるでしょうから、それも簡単に。 三蔵法

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