俳優の伊藤英明(48)が2日、自身のインスタグラムを更新。主演した映画「海猿」について言及した。 【写真】原作者の佐藤秀峰氏から贈られた原画(インスタから) 「海猿」は伊藤主演で映画4本が製作され、フジテレビのドラマ版も大ヒットした。一方、漫画家の佐藤秀峰氏は2日、自身のnoteに「死ぬほど嫌でした」と題した文章を投稿。昨年放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんの急死を受け、「海猿」映像化の際に自身が経験したトラブルを明かした。 佐藤氏は2012年に自身のSNSでフジテレビとの絶縁を宣言。同局スタッフが佐藤氏の事務所に“アポなし取材”に訪れたこと、「海猿」に関する書籍が契約書なしに販売されていたことなどが重なり、続編は今後、許可しないとした。 伊藤は投稿で「記事を読みました。『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでし
消息不明の大好きな漫画家を長年追い続けていたところ、Twitterをきっかけとして縁がつながり話が進み、原画展の開催、死蔵作品集の制作、さらには同人誌ながらも30年ぶりの新作を出してもらえるまでこぎつけた――ファンの努力が実を結んだ奇跡的な出来事が話題となっています。 漫画アシスタントのモンキー・アドベンチャー(@monkey_adventur)さんが長年追い続けていたのは、海外製3DダンジョンRPG『ウィザードリィ』のコミカライズ作品『漫画版ウィザードリィ』『ウィザードリィ外伝』を代表作に持ち、1980年後半~2000年前半にかけて活動していた漫画家「石垣環(いしがき・たまき)」さんです。 石垣環さんの代表作『漫画版ウィザードリィ』『ウィザードリィ外伝』の書影 ウィザードリィ関連の漫画単行本は大ヒットとなったのですが、その後はいくつかの作品の発表や、トレーディングカードゲームの原画に関わ
※勘違いをご指摘いただきまして……デビュー40周年ではなくて「エイリアン通り」連載開始40周年でした。謹んでお詫びいたします。見出しにすでに書いてありますね……。ごめんなさい……。 白泉社さんのLaLaでずっと連載されている成田美名子先生がエイリアン通り連載開始40周年!ということで原画展が開催されています。 ので見てきました。なんと写真撮り放題。現代のイベントはこうじゃないとですね。 成田先生の絵がめちゃくちゃ上手なのは直接見れば、いや見ずともわかるくらいなんですが上手すぎると何が起こるのか?っていうのを今日は出版社目線から少し。 エイリアン通りから40周年なのでデビューは1980年より前ということですね。ぼくの生まれる前か……すごい……。 今回の原画展は1980年以降のカラー原稿だけの展示になっていました。上の写真はだからデビュー数年後ということですね。 まあお上手ですというのが失礼に
頻発したアニメ放送配信の延期、デジタル化と制作進行、アニメ業界で求められる人材……TRIGGER取締役・舛本和也さんにうかがった ■アニメ業界の働き方改革は「ファイル共有」から始まった!? 前編に引き続き、アニメスタジオ「TRIGGER」の取締役・舛本和也さんをお迎えして2023年2月に生配信したインタビューを再構成してお届けします。 ◆ まつもと では、2つ目のコーナーにいきたいと思います。昨今、アニメの制作工程は変化していますし、これからも変化が必要であるという状況にあります。 舛本さんはアニメの制作進行を目指す人向けの本を星海社さんから出版されていますし、同じテーマで同人誌も精力的に発表しています。 制作進行と言われて我々がイメージするのは、アニメ『SHIROBAKO』で描かれたようなスタイルですが、それが変わってきている、あるいは変わらなきゃいけない、というようなお話もこのコーナー
漫画やアニメの原画などを集めて保存し、活用を進める新たな拠点を国が整備することになり、専門の人材を配置した収蔵施設や海外発信を行うための機能を整備するなどの方針がまとまりました。 これは文化庁の検討会議が先月から協議しているもので、30日はアニメ監督の庵野秀明さんや漫画家の里中満智子さんなどが参加しました。 この中で、新たな拠点に求められる機能として、漫画の原画やアニメのセル画などのうち、保存の緊急性の高いものを計画的に受け入れ、適切な環境で保存するための収蔵施設があげられました。 施設には専門の人材を配置したうえで、6年後をめどに国立映画アーカイブ相模原分館に設置することを検討したいとしています。 また、 ▽国内外のアーカイブ機関などと連携を進め、海外へ情報発信を行う機能について、5年後をめどに国立美術館への整備を検討するほか ▽原画を見られたり、最先端のコンテンツを展示したりする施設も
株式会社KADOKAWA(取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛、本社:東京都千代田区、以下KADOKAWA)は、細田守監督書き下ろしの小説『時をかける少女 A Novel based on the Animated Film』を2025年8月29日(金)に刊行します。書籍発売に合わせて、映画の名シーンを切り取った複製原画の受注販売も決定しました。 2006年公開の映画「時をかける少女」以来、09年の「サマーウォーズ」、12年の「おおかみこどもの雨と雪」、15年「バケモノの子」、18年「未来のミライ」、そして21年の「竜とそばかすの姫」と、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守。 映画公開から19年の時を経て――劇場版アニメーション「時をかける少女」を、細田守監督が自ら執筆し、小説化! あの感動が小説版として蘇ります。冒頭には、映画の背景美術や場面カット
話を聞かせてくれたのはこの人 どうしたら原画展がもっと楽しめる? 忘れられない展覧会、残念だと思う鑑賞方法 「よつばと!原画展」の魅力は、“描く”の前まで知れるところ トキワ荘マンガミュージアムの展示では新コーナーに大行列 小さい会場ほどベスト盤。「B・J展」では椎茸先生も飾ります マンガの原画は本来見せないもの、だからこそ面白い 連載バックナンバー 画像ギャラリー(全11件) 話を聞かせてくれたのはこの人手塚プロダクション 鈴木美香さん手塚プロダクションで、展覧会やイベント関連の業務を担当。手塚治虫作品の展示に対し、主催者から開催権利料をもらうというライツマネジメントの仕事が中心だったが、「それだけでは自分たちの思いが伝わる展覧会ができない」と企画制作も請け負うようになった。宝塚市立手塚治虫記念館でもさまざまな展示企画を担う。また海外における原画展示にも精力的で、世界各国に足を運んでは手
レジェンド漫画家・遊人氏が原画を大量ヤフオク出品!背景に漫画界への憂い「安い原稿料で質の低い作品が溢れる」 エンタメ・アイドルFLASH編集部 記事投稿日:2022.12.03 06:00 最終更新日:2022.12.03 06:00 「僕の漫画をリアルタイムで読んでいた方たちは、今は50歳前後。趣味にたくさんお金を使える方が多い世代なので、僕の原画は今がいちばん売りどきだと思います」 そう語るのは、数々のお色気美少女漫画で一時代を築いた、レジェンド漫画家の遊人氏(63)だ。1988年に「週刊ヤングサンデー」で連載を開始した『ANGEL』は、単行本第1巻が発売されると、単巻で100万部を超える大ヒットとなった。 【関連記事:木村拓哉と共通の趣味が多い「長瀬智也」サーフィンは苦手で…】 「登場する女のコは美少女の造形として、当時最先端でした。しかも、描写が緻密で過激。漫画史に残る衝撃作です」
Published 2023/08/22 12:11 (JST) Updated 2023/08/22 12:25 (JST) 講談社など大手出版社が出資し、漫画原画の散逸を防ぐために収集・保管する一般社団法人「マンガアーカイブ機構」を設立したことが22日、同機構への取材で分かった。 漫画の原画は、過去には雑誌などへの印刷後に漫画家に返却されなかったり、近年では海外のオークションで高額で落札されたりするケースがあり、問題となっている。 同機構には講談社のほか、集英社、小学館、KADOKAWAなど15社が会員として参加。「釣りキチ三平」の矢口高雄さんや「ゴルゴ13」のさいとう・たかをさんら人気漫画家の原画を数多く収蔵する「横手市増田まんが美術館」(秋田県)を拠点に収集・保管を進める。
2022年4月1日、NEXTON(ネクストン)は新ブランド“ちょこみん党”を始動したことを発表し、『MOON. -Re:make-』を2023年春に発売することを明らかにした。なお、『MOON. -Re:make-』がエイプリルフール企画かどうかは、現時点では不明だ。ただし、2023年あたりに制作開始、2023年春発売という短すぎる開発期間の発表を見るに、エイプリルフール企画の可能性も十分に考えられる。 『MOON. -Re:make-』は、1997年11月21日にネクストンのブランド“Tactics”より発売された『MOON.』のフルリメイク作品。25年の時を経て、Nintendo Switch版およびPC版(Steam)の開発が始動した。原画は原作と同じく樋上いたる氏が担当する。 本作は30周年記念プロジェクトとなるタイトル。ティザーサイトやティザーPVの内容から、当初は『ONE 〜輝
アニメの原画や絵コンテ、設定資料集はアニメを作る上で必要な資料ですが、アニメが完成すると使うことはありません。こうしたアニメ制作の素材はこれまで時間が経ったら廃棄されていましたが、さまざまな理由で保存するべきではないかという声も挙がっています。「キルラキル」「プロメア」で知られるアニメ制作会社のTRIGGERもこうした素材をアーカイブする事業に着手しており、その辺りをたっぷり語る「2Dアニメの素材アーカイブについて!」というトークイベントをマチ★アソビ Vol.27で開催していたので、じっくり聞いてきました。 2Dアニメの素材アーカイブについて! マチ★アソビvol.27 : イベント情報 - アニメハック https://anime.eiga.com/event/162818/ 2000年にアニメ業界に入って23年目になる舛本和也さんは、クリエイターではなくて制作進行からスタートしてアニ
伊藤はこれまで4本の映画『海猿』に主演したほか、フジテレビのドラマにも出演している。原作者である漫画家・佐藤秀峰氏が2日、自身のnoteに「死ぬほど嫌でした」と題した文章を掲載。日本テレビ系で放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんの訃報に触れつつ、『海猿』をめぐってフジテレビと“絶縁”に至った経緯を明かした。この佐藤氏のnoteの内容が多くのメディアで報じられた。 これを受け、伊藤は「記事を読みました。『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでした、と声を掛けて下さる方、手紙を下さる方、インスタグラムにメッセージを下さる方が沢山いらっしゃいます」と紹介。 「約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です」とつづり、佐藤氏のサインが入った原画の写真
1973年に劇場公開された虫プロ最後の長編アニメーション映画『哀しみのベラドンナ』の失われた美術原画を原画作者の監修のもとに復元、アート作品として甦らせます。クラファン第一弾で原画復元、第二弾で豪華画集制作を目指します。 ★ストレッチゴール挑戦中!皆様のおかげで無事目標金額の300万円を大きく超え、これを書いている現在、478万円に達しています。 正直申しますと、この企画は作品の日本国内での知名度の問題もあり、今回の原画セットをリターンとするためには300万は最低限の金額でした。これを大きく越えることができましたので、さらにプロジェクトを充実させるため、ストレッチゴールを設定し、集まった資金はリターン製作物の高品質化に使い、さらには豪華画集製作の資金に充当させたいと考えています。 ストレッチゴールは600万円です。 原画復元クラファン(このクラファン)終了後に豪華画集製作の国際クラファンを
1985年7月15日に放送を開始した「ダーティペア」は、高千穂遙のSF小説を原作とするTVアニメ。人類の繁栄に寄与すべく設立された世界福祉事業協会・WWWAに属する“ダーティペア”ことケイとユリが、困難な任務を達成すべく宇宙を翔けるさまが描かれる。TVシリーズ放送後も劇場アニメやOVAが展開され、“メカと美少女もの”の草分け的存在として知られている。 「TVアニメ『ダーティペア』40周年記念展」のキービジュアルは、アニメ「ダーティペア」でキャラクターデザインを担当した土器手司による描き下ろし。ケイとユリに加え、2人の仲間であるムギ、ナンモが、ラブリーエンゼルのコクピット内で放送40周年をお祝いしている。会場では「ダーティペア」「ダーティペアFLASH」から当時の企画書、ラフ画、設定画、原画などの貴重な制作資料を展示。さらに原作小説が1980年に受賞した星雲賞の賞状、副賞なども初公開する。ま
中国で作業した素材が届かなければ多くのアニメ制作がストップする アニメの基本原理はパラパラ漫画だ。1秒間に24フレーム(コマ)の絵が必要で、日本のテレビアニメでは3コマ打ち(3コマ分同じ絵を映すこと。つまり秒間8コマ)、2コマ打ち(秒間12コマ)の動画を用意することが多い。カメラを回せばひとまず映像が撮れる実写と違ってアニメでは膨大な数の絵を用意する必要がある。 最近のアニメの制作工程の典型的なワークフロー 「A Film Production Technique Seminar」より 国内のアニメスタジオは主に、動く絵のベースとなる「原画」(キャラの表情や動きのキーとなる絵)と、その原画と原画の間をつなぐ「動画」(その1枚1枚を中割と呼ぶ)の一部を制作するが、動画の大部分の制作や、それをスキャンしコンピューターに取り込み色をつける「仕上げ」作業を、海外、特に中国に発注してきた(上記図の右
--「YAIBA」の原作の印象は? どんなところに魅力を感じますか。 ストレートな王道マンガだと思いました。伝説の剣と出会い、八鬼と戦い、パワーアップの玉を探して旅をする。ライバルとも共闘して未知の敵と戦って、どんどん本編は盛り上がっていく。恋愛要素、魅力的なデザインのキャラたち、剣のギミック、技など、ワクワクする少年マンガ要素が全て詰まってるすごい作品だと思いました。 --「YAIBA」のテレビアニメが制作されることを知った時の率直な感想は? 小さい頃、アニメ「剣勇伝説YAIBA」を楽しんで見ていて、「YAIBA」は知っていたので自分がその一スタッフとして参加できることにワクワクしていました。 --「真・侍伝 YAIBA」にメインアニメーターとして参加されることになった経緯は? キャラクターデザイン/総作画監督の亀田(祥倫)さんから「一緒、YAIBAどう?」という感じでLINEをいただき
子どもや平和などをテーマに作品を描いてきた画家のいわさきちひろが、子ども向けの雑誌に掲載していた絵の原画30点余りが見つかりました。 ちひろの作品を管理する美術館は「これだけまとまって原画が見つかることは奇跡に近く、当時の画風を検証するうえで非常に重要だ」としています。 【動画】原画 見つかる(21秒) また「あめふり」は、雨の中、絵の具を落として涙を浮かべる女の子の表情が印象的な作品で、枠外には「雨は少し太くする」など、編集者の指示とみられる文も確認できます。 にじみやぼかしによる淡い色彩がちひろの画風として知られていますが、ちひろ美術館によると、今回見つかった原画は輪郭や背景がはっきりと表現されているのが特徴だということです。 原画は発表後、行方がわからなくなっていましたが、去年、雑誌の出版社の倉庫から見つかったということで、美術館は「これだけまとまった数が見つかることは奇跡に近く、当
ITmedia NEWSにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia NEWS Weekly Top10」。今回は2023年4月15日から21日までの7日間について集計し、まとめた。 先週のアクセストップ記事は、LINEユーザー同士でプレゼントを贈り合える「LINEギフト」で情報漏えいがあったという内容だった。 筆者もLINEギフトを使ったことがあったため、この告知メッセージが来たのだが、初見で意味が分からなかったため、「意味が分からない」という素直な気持ちをタイトルに込めたところ、とても多くの共感を得た。 LINEは国民の半数以上が使うインフラサービスだ。問題などをユーザーに広く告知するときはぜひ、老若男女にわかりやすい表現を工夫していただきたい。 生成AIで「原画マンの3割が解雇」中国の事例 さて、ジェネレーティブAIの話題だ。ホワイトカラー約3億人分
とらのあな【公式】 @toranoana_pr 参加作家様③ ※敬称略 佐々米 @SasaG_yd Enji @enji_works 周憂 @shuu_Illust 雨音うたた @amane_utata 春海にむ @nimu_haru27 黒筆ANnA @KrohudeANnA moti犬 @moti_ken 852話 @8co28 はぶらえる @hubrael Luc @hayateluc しおしは @c_th9u ぽん豆° @ponn_mame news.toranoana.jp/227383?utm_sou… 2022-10-28 10:10:00 2022/10/28(金) 10:24:29.34 は??とらのあなとツクルノモリ何考えてんの?? あほかよ、は?? ちなみにこの企画自分はよく知ってるけど、誘われるときはクリエイターたちは他のどんな人が声かけられてるのかは知らないです
パソコン情報誌「EYE・COM」「週刊アスキー」で「カオスだもんね!/カオスだもんね!PLUS」(1991~2020)を連載していた、故・漫画家/イラストレーター【水口幸広】氏の「水口幸広 追悼原画展」が7月21日~23日の3日間、東京・BookCafeヨミヤスミにて開催されました 元週刊アスキー編集者、現フリーライター兼プラモマニアのアカザーです。週刊アスキー(以下、週アス)で連載していたレポート漫画「カオスだもんね!」の3人のうちのひとり、ガンタンク担当アカザーが「水口幸広追悼原画展」の模様をレポートします! 全国からコアなミズグチファン カオスだもんね!ファンが集結 開催場所となった京王多摩川にあるBookCafe「ヨミヤスミ」は、カオスチームの顔の長いほう担当のシャクライさんのお店。カオス本編でも何度か紹介しているのでご存じの方も多いかもしれません。 お店は1階がカフェスペース、追
横手市増田まんが美術館の収蔵作家一覧。赤塚不二夫や、モンキー・パンチなど巨匠たちがその名を連ねている。 まんが美術館の公式サイトで確認できる「収蔵作家一覧」には、『東京タラレバ娘』『海月姫』などヒット作を連発する当世の流行作家、東村アキコのような人物から『釣りキチ三平』で知られる矢口高雄のような漫画界のレジェンドまで、総勢179名のそうそうたる名前が並んでいる。 なぜ、いち地方美術館が国家プロジェクトの旗手の役割を担っているのか? なぜ漫画界の巨匠たちは、この美術館に原画を預けているのか? 疑問を抱きつつ取材依頼を兼ねて美術館に問い合わせたところ、美術館は財団と横手市によって共同で運営されており、なんと原画保存プロジェクトの最前線でリーダーシップを発揮しているのは漫画家でも学芸員でもなく、2020年3月まで横手市まちづくり推進部に籍を置いていた元市役所職員とのことだった。 横手市増田まんが
今年に入って漫画の原画やアニメのセル画の保存に関する話題が盛り上がりを見せている。5月にはマンガ原画・関連資料の保管を目指す「一般社団法人マンガアーカイブ機構」の設立が発表され、8月14日付の読売新聞は、文化庁が来年度から日本の漫画の原画やアニメのセル画の収集に乗り出すと報じた。 【画像】「あした輝く」「あすなろ坂」…里中満智子氏が世に送り出した名作の数々を表紙絵で振り返る だが、実は2000年代にも、同種の施設の整備が議論されたことがあった。日本漫画家協会理事長を務める里中満智子氏らが推進した「国立メディア芸術総合センター」である。この計画は2009年の民主党政権下で頓挫してしまった。今、漫画の原画の保存に取り組む意義はどこにあるのか。里中氏に話を聞いた。 「国立メディア芸術総合センター」の真相――里中先生が推進されていた、おもに漫画の原画の収蔵などを行う「国立メディア芸術総合センター」
がまくんとかえるくん誕生50周年記念「アーノルド・ローベル」展が、東京・立川のプレイ ミュージアムにて2021年1月9日(土)から3月28日(日)まで開催される。さらに、2021年4月3日(土)から5月23日(日)には広島に、その後は関西、東北に巡回する予定だ。 “がまくんとかえるくん”のアーノルド・ローベル、日本初の展覧会『ふたりはきょうも』(1979)表紙スケッチ Courtesy of the Estate of Arnold Lobel. © 1979 Arnold Lobel. Used by permission of HarperCollins Publishers.「アーノルド・ローベル」展では、「がまくんとかえるくん」で知られる絵本作家のアーノルド・ローベルの、絵と言葉による豊かなクリエーションにフォーカス。貴重な原画やスケッチ、アニメーションを紹介する、日本初の展覧会と
世界で人気を集める日本のマンガ。その原画を守り、後世に伝えようと奮闘した男がいた。『釣りキチ三平』の著者、矢口高雄氏だ。故郷の秋田県では、横手市増田まんが美術館の設立に尽力。これまで40万点の原画を収集してきた。『釣りキチ三平の夢 矢口高雄外伝』(世界文化社)を出した藤澤志穂子氏が解説する――。 マンガ家・矢口高雄が憂いた「原画」の行く末 私の手元には『釣りキチ三平』生みの親で、昨年11月にすい臓がんにより81歳で死去したマンガ家の矢口高雄氏から送られた絵ハガキが何枚かある。 矢口氏はスマホもパソコンも使わないアナログ人間で、イラストを印刷した何種類かの絵ハガキにメッセージを書いてよく送ってくれた。最後のメッセージは、「三平くん」が渓流で魚を釣り上げるイラストの余白にギッシリ書き込まれていた。 私は全国紙の秋田支局長として2016年に当地に赴任、秋田出身の矢口氏に関心を持ち、評伝の取材を重
アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインを担当したことで知られ、マンガ家などとして活躍する安彦良和さんが、弘前さくらまつり公式応援キャラクターの桜ミク、桜の弘前城と岩木山を描いた。
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