伐採が決まった桜の木。「小4男子」に対し、神戸市東部建設事務所からの返事2通が張られている=神戸市灘区篠原北町1 阪急六甲駅を北に向かうと桜並木が広がる。春にはお花見スポットとして親しまれるこの並木の一部が近く伐採されることになった。そんな折、近隣に住む小学生と思われる人から「桜の木を切らないで」と訴える手紙が木に張り付けられた。それをきっかけに地域の大切な桜を巡り、小学生と管理者の間で手紙のやりとりが続き-。 事の始まりは夏。桜を管理する神戸市東部建設事務所が、以前の大型台風で桜並木の一部が倒れたことから、街路樹を調査した。50年以上前からある桜54本のうち、13本が老朽化による倒木の危険性があると分かった。このため、該当する桜に「近日中に撤去します」と書いた赤いテープを巻き付けた。 数日後、桜の木に張り紙が。「小4男子」を名乗る差出人からかわいらしい字で書かれた「ぼくのだいすきな木をき